魚のアラとは?下処理方法や活用レシピをご紹介
作成日: 2022/02/20
スーパーなどで手頃な価格で並んでいる魚のアラを料理に使ったことはあるでしょうか。丁寧に下処理することで臭みが取れて、煮物や汁物に活用すると濃厚な旨味が楽しめます。
この記事では、アラになる部位や魚の種類、下処理方法からレシピまでご紹介します。
魚のアラについて
魚のアラについて詳しくご紹介します。
魚のアラとは
魚のアラは、魚の身を切り出したあとに残る部分です。身が少なく不要な部分というイメージがあるかもしれませんが、骨が付いているため旨味が出やすく、煮物や汁物にすることでおいしくいただけます。
魚のアラになる部分
魚のアラになる部分には、頭、エラ、かま、ヒレ、中骨、尾などです。かまは頭の下のエラからヒレにかけての部位です。また、骨だけでなく皮もアラに含まれます。
アラの表面には汚れや血がついている場合が多いので、しっかり下処理をして調理に使いましょう。
魚のアラをとれる種類
アラがとれる魚の種類には、サケ、ブリ、タイ、マグロなどがあります。どの魚でもアラは切り身より手頃な価格で手に入ります。それぞれ味わいが異なるので、さまざまなアラを食べ比べてみるのもよいでしょう。
魚のアラの下処理方法
魚のアラの下処理方法をご紹介します。正しく下処理をすると臭みが和らぎ、料理がおいしく仕上がります。味わいを左右する重要な工程なので、丁寧に行うようにしましょう。
下処理方法
全体に塩をまぶして10分ほどおき、熱湯をまわしかけます。そのあと、水の中でひとつずつ汚れを取り水気を切りましょう。
詳しい方法はこちらをご覧ください。
霜降り方法
霜降りとは魚のぬめりや汚れなどを取り除くことで、臭みを和らげる下処理方法のひとつです。臭みを抜くためにも塩を全体にまぶすのがポイントです。熱湯をまわしかける方法とゆでる方法があります。
詳しくはこちらでご紹介しています。
DELISH KITCHENの魚のアラを使ったレシピ
魚のアラを使ったレシピをご紹介します。
【煮物】
甘辛い味付けがおいしい魚のアラで作る煮物です。
ブリのあら煮
和食の定番おかずであるブリのあら煮です。大根とアラを下ゆでするのがおいしく仕上げるコツです。弱火でしっくり煮つめることで大根がやわらかくなるだけでなく、しっかりとした味わいになります。
ブリのあら炊き
ふっくらとして旨味たっぷりのブリのアラ炊きです。下ゆでしたアラは汚れを丁寧に取り除きましょう。煮込んでいる途中にアラの上下を返すと、味が均一に染み込みやすくなります。
鯛のアラ炊き
甘辛い味付けがたまらない鯛のアラ炊きです。スーパーなどで手頃な価格で手に入る鯛のアラが、ごはんにぴったりなおかずに仕上がります。薄切りにしたしょうがを加えると臭みが和らぎますよ。
アラを使ったブリ大根
圧力鍋で作るブリ大根です。圧力鍋を使うことで短時間でもアラや大根にしっかり味が染み込みます。仕上げに煮汁を煮つめることで、アラから溶け出した旨味がギュッと凝縮します。
【汁物】
魚のアラからしっかり旨味が出るので、シンプルな味付けでも味わい深く仕上がります。
ぶりのあら汁
ブリのアラの旨味に、根菜の優しい甘味を楽しめるあら汁です。ブリだけでなくほかの魚のアラでも作れますよ。お好みで七味唐辛子をふっていただきましょう。
鮭のあら汁
鮭のアラで作る具だくさんの汁物です。具材の旨味とみその優しい風味が堪能できる一品です。鮭のアラからだしが出るので、少量の和風顆粒だしでも味わい深く仕上がります。
鯛の潮汁
鯛のアラを使った潮汁です。潮汁とは魚介類から溶け出すだしを活かし、塩で味付けしたシンプルな汁物のことです。アラを丁寧に下処理すると澄んだだしになり、上品な味わいに仕上がります。
丁寧に下処理して旨味たっぷりの魚のアラを味わおう
魚のアラとは、魚の身を切り出したあとに残る部分です。いろいろな部位がアラとして販売されており、切り身よりも手頃な価格で購入できます。
骨が付いていることから料理に使うと旨味が出るため、煮物や汁物にするのがおすすめです。おいしく仕上げるためにも、丁寧に下処理して臭みを取り除くようにしましょう。