DELISH KITCHEN

飛竜頭とは?煮物や変わり種アレンジなどのおすすめレシピをご紹介

作成日: 2022/06/14

「飛竜頭」とは一体どんな食べ物か知っていますか?この記事では、煮物やおでんに大活躍、ふわふわ食感とギュッと詰まったうま味が魅力の「飛竜頭」について、歴史や名前の由来をはじめ、おすすめのレシピや献立などをご紹介します。

目次

  1. 飛竜頭の意味
  2. 飛竜頭の作り方
    1. 自家製がんもどき
    2. キャベツとにんじんのがんもどき
  3. 【煮物】飛竜頭を使ったDELISH KITCHENのレシピ
    1. がんもどきと野菜の煮物
    2. がんもどきの白だし煮
    3. 小松菜とがんもどきのさっと煮
    4. がんもどきと豚バラの煮物
    5. がんもどきとしめじのみぞれ煮
    6. 肉詰めがんものおでん
    7. がんもどきのえびあんかけ
  4. 【その他】飛竜頭を使ったDELISH KITCHENのレシピ
    1. がんもと小松菜の味噌汁
    2. がんもどきピザ
  5. 飛竜頭に合う献立
    1. 飛竜頭がメインの献立
    2. 飛竜頭が副菜の献立
  6. 飛竜頭をもっと美味しく♪

飛竜頭の意味

飛竜頭は「ひりゅうず」「ひろうす」「ひりうす」などと読みます。名前の語源は諸説ありますが、ポルトガル語で「フィリョース(filhos)」と言う、小麦粉に卵を合わせたものを油で揚げたお菓子を表す言葉に漢字をあてた、というのが有力な説です。

飛竜頭は、現在では関東地方における「がんもどき」と同じ物ですが、由来は全く別の食べ物です。飛竜頭は、戦国時代にお菓子の一種として日本に伝わったものの、後に現在のがんもどきと似た豆腐料理が、製法が似ていることから「ひりゅうず」と呼ばれるようになったと言われています。

一方、江戸時代に考案されたがんもどき(雁擬き)は、元の材料は豆腐ではなくこんにゃくでした。後に、味が鳥の「ガン(雁)」の肉に似ていることから、その名が付いたという説があります。

この「飛竜頭」と「がんもどき」がなぜ同じ食べ物を指すようになったのかについては、明確には知られていません。

飛竜頭の作り方

飛竜頭のおすすめレシピをご紹介します。飛竜頭は、関東では「がんもどき」と呼ばれているものと同様です。

自家製がんもどき

自家製がんもどきの魅力は、揚げたてでしか味わえない、外側のカリッとした食感と中のジューシーさの両方を楽しめるところ。人参やいんげんの甘みと芽ひじきの風味が口に広がり、絶品です。

キャベツとにんじんのがんもどき

色々な具材と相性が良いがんもどきは、手作りすることでアレンジも楽しめます。キャベツの歯ごたえがアクセントになり、飽きのこない美味しさです。お好みでしょうが醤油に付けて食べるのもおすすめです。

【煮物】飛竜頭を使ったDELISH KITCHENのレシピ

飛竜頭は、揚げたてはもちろん、トースターなどで温めても美味しく食べられます。何も付けずにそのままでも絶品ですが、しょうがや柚子胡椒などとも良く合います。

飛竜頭を料理に使う場合は煮物が定番で、おでんの具材としても人気があります。野菜や肉、魚など幅広い食材と相性が良いのも魅力の1つです。

がんもどきと野菜の煮物

がんもどきと野菜にしっかりだしが染み込んだ、優しい味わいの煮物です。おろししょうががアクセントになり、具材の美味しさを引き立ててくれます。いんげんや小松菜などの緑の食材をプラスすると、より彩り良く仕上がります。

がんもどきの白だし煮

白だしのみの味付けで作る、シンプルな煮物のレシピです。がんもどきの中までだしがしっかりと染み込み、口の中にジュワッと広がります。調味料の難しい計量もなく手軽に作れるので、あと一品欲しいときにもおすすめです。

小松菜とがんもどきのさっと煮

和食献立の副菜にぴったりの一品。がんもどきで適度にボリュームがあり、小松菜の緑も食卓に映えます。手間のかかる工程がなく手軽に作れるので、時間がないときにもおすすめのレシピです。

がんもどきと豚バラの煮物

和風だしベースの優しい味わいでありながらも、豚バラのうま味が大根やがんもどきに染み込み絶品。弱火でじっくりと煮込むのがコツです。しょうゆは最後に加えることで、風味を損なわずにより美味しく仕上がります。

がんもどきとしめじのみぞれ煮

大葉やみょうがのアクセントが効いた、がんもどきとしめじのみぞれ煮のレシピです。味付けはポン酢しょうゆで、さっぱりとした爽やかな風味。がんもどきを、だしベースの和風の煮物以外で楽しみたいときにおすすめのレシピです。

肉詰めがんものおでん

市販のがんもどきに一手間加えて、よりボリュームと食べごたえがアップしたレシピです。鶏ひき肉をがんもどきに詰めることで、鶏肉のだしが煮汁に溶け出し、うま味たっぷりの煮汁になります。

がんもどきのえびあんかけ

むきえびが入ることで、基本的な調味料の煮物でも簡単にワンランク上の仕上がりに。具材を1cm角に着ることで、見た目もコロコロと可愛らしく、おもてなしにもぴったりな一品になります。

【その他】飛竜頭を使ったDELISH KITCHENのレシピ

飛竜頭は、しょうゆやだし以外にも、味噌風味や洋風のアレンジも楽しむことができます。

がんもと小松菜の味噌汁

がんもどきを味噌汁に入れることで、ボリュームがアップし食べごたえも増します。がんもどきのうま味やコクが汁に溶け出し、味わい深い仕上がりに。小松菜は煮込み過ぎず、シャキシャキとした食感を残すのがおすすめです。

がんもどきピザ

がんもどきをピザ風に楽しむ、変わり種アレンジレシピです。ひと口サイズで食べやすく、彩りも豊かで、一気にテーブルが華やかに。イタリアン風の味付けなので、ワインのお供にもぴったりな一品です。

飛竜頭に合う献立

飛竜頭を使ったメニューに合う、おすすめの組み合わせをご紹介します。

飛竜頭がメインの献立

飛竜頭は、和風の献立と良く合います。揚げることでジューシーに仕上がった飛竜頭は、食べ応えがあり、炊き込みご飯や混ぜご飯などと合わせるとそれだけで満足感のある献立になります。

おでんのような具沢山なメニューをメインにする場合、副菜にはごま和えや酢の物、焼き物などのシンプルなメニューでも、十分見栄えする献立が完成します。

飛竜頭が副菜の献立

飛竜頭はそのままおつまみとしても美味しく食べられ、また味がシンプルなので副菜としても色々なアレンジが楽しめます。煮物やだしで煮る場合は、優しい風味に仕上がることが多いので、メインには焼き物や揚げ物などの味付けがしっかりとしたものを選ぶのがおすすめです。

飛竜頭をもっと美味しく♪

ふわふわ食感とギュッと詰まったうま味が魅力の「飛竜頭」。元々の由来や歴史は全く違うものの、現在では主に関西地方で用いられている「がんもどき」の別称です。

煮物やおでんの具材として使われることが多いですが、実は味噌汁やイタリアンなどのアレンジとも好相性。ぜひ、色々な味付けで飛竜頭を楽しんでみてくださいね♪

このページの情報をLINEでシェアできます。
このページの情報をTwitterでシェアできます。
このページの情報をFacebookでシェアできます。
このページの情報をPinterestでシェアできます。