かぶってどんな野菜?旬の時期と選び方、保存方法もご紹介
作成日: 2022/10/20
煮込むとトロッととろける食感が楽しめるかぶは、煮物や炒め物だけでなくサラダにしても美味しく食べられる野菜です。スーパーなどでは白色だけでなく赤や黄色など、さまざまな色の
かぶが並んでいるのを見る機会も多いのではないでしょうか。
この記事では、かぶがどのような野菜なのか、旬の時期やカロリーなど栄養素、保存方法の解説だけでなく、おすすめレシピもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
かぶとは
かぶは、アブラナ科アブラナ属の野菜です。
別名「すずな」とも呼ばれ春の七草のひとつとしても知られているだけでなく、「かぶら」や「かぶな」とも呼ばれます。
白いかぶが一般的に知られていますが、他にも赤色や黄色、紫色など、さまざまな色や形、大きさの品種があることが特徴です。土に隠れている根の部分だけでなく、葉も食べられます。
かぶの産地と旬
かぶは主に千葉県や埼玉県、青森県、京都府で作られており、この4府県で全体の50%の生産量を占めます。
かぶは年間を通して店頭に並んでいますが、特に美味しくなるのは11月から1月頃の寒い時期です。
かぶのカロリーと主な栄養素
ここからは、かぶのカロリーと栄養素を、根と葉に分けてご紹介します。
かぶの根のカロリーと主な栄養素
まずはかぶの根部分のカロリーと主な栄養素をご紹介します。かぶの根はかぶの白い部分を指します。記載しているのは、可食部100gあたりの数値です。
《かぶ 根 皮付き(生) 》
・カロリー:18kcal
・ビタミンC:19mg
・カリウム:280mg
・食物繊維:1.5g
かぶの葉のカロリーと主な栄養素
次にかぶの葉のカロリーと主な栄養素をご紹介します。記載されているのは、可食部100gあたりの数値です。
《かぶ 葉(生) 》
・カロリー:20kcal
・βーカロテン:2800μg
・ビタミンC:82mg
・カルシウム:250mg
かぶの葉の栄養素については、下記の記事で詳しくご紹介しています。気になる方は、ぜひご覧ください。
おいしいかぶの選び方
次に、かぶの購入時に役立つ、おいしいものの選び方をご紹介します。
おいしいかぶを選ぶなら、根の色が真っ白、または赤カブなら鮮やかな紅色をしていて、艶があるものを選びましょう。根っこから出ているヒゲ根は少ない方がおすすめです。球型品種のものなら、きれいな丸い形をしているものが美味しいかぶと言えます。
手に持ったときに、ずっしりと重みがあるものが、水分がしっかりと詰まっているのでおすすめです。
葉は、緑が鮮やかでみずみずしいものを選びましょう。
かぶの保存方法
美味しいかぶを手に入れたら、なるべく美味しさをキープしたまま長持ちさせたいのではないでしょうか。
以下でご紹介する記事では、かぶの上手な保存方法を記載しています。ぜひ参照してみてください。
かぶの保存期間の目安は、大体3〜4日です。より長く保存したい場合には、食感は柔らかくなってしまいますが、冷凍保存もできます。
かぶを使ったDELISH KITCHENのレシピ
ここからは、かぶを美味しく味わうおすすめレシピをご紹介します。この機会に、ぜひ作ってみてください。
丸ごとカブサラダ
新鮮なかぶが手に入ったらぜひ試して欲しい、かぶを丸ごと味わえるサラダのご紹介です。かぶは皮ごと、葉っぱも一緒に切ってドレッシングで和えるだけと簡単に作れます。ニンニクの風味が食欲をそそる一品です。
かぶと油揚げの煮物
やわらかいかぶと油揚げをさっと煮るだけで作れる、やさしい味わいの煮物です。かぶは根だけでなく葉も一緒に使うことで、彩りがよい一品に仕上がります。献立にあと一品欲しいというときにもおすすめです。
豚肉とかぶの旨塩煮
今晩のおかずに、トロッととろける食感のかぶと豚肉の煮物はいかがですか。豚肉の旨味がなじんだかぶはほんのり甘く、思わずクセになるおいしさです。鶏ガラスープのあっさりとした味わいがよく合います。
かぶとわかめの味噌汁
シンプルだけど味わい深い、かぶとわかめの味噌汁です。出汁の風味と味噌のコク、柔らかく煮たかぶの味わいが相性ぴったりで、ついついお代わりしてしまうおいしさです。葉や茎も一緒に加えて、彩りよく仕上げましょう。
下記のページでも、かぶを使ったレシピをご紹介しています。もっと知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
寒くなると美味しくなるかぶを、存分に味わおう!
年間を通して作られているかぶですが、美味しくなるのは寒くなる秋から冬にかけてと言われています。保存するときには根と茎の部分を切り離すこと、水分を保つことがポイントです。
料理に使うときには、茎や葉も一緒に使って、かぶのおいしさを余すところなく味わいましょう。
【出典】
日本食品標準成分表2020年版(八訂)