デリッシュキッチン

スリランカカレーとは?特徴や食べ方・付け合わせのレシピもご紹介

作成日: 2021/03/14

更新日: 2025/07/16

スリランカカレーを召し上がったことはあるでしょうか。ココナッツが香り、日本やインドのカレーとは違う味わいです。

この記事では、スリランカカレーについて解説します。
スリランカカレーの作り方だけでなく、ご飯の炊き方や付け合わせのレシピもご紹介しますので、参考にしてみてください。

目次

  1. スリランカカレーとは
    1. スリランカカレーの特徴
    2. インドカレーとの違いは?
  2. スリランカカレーの食べ方
    1. プレートの構成
    2. 混ぜて食べるのが基本
      1. 1.少しずつ混ぜる

      2. 2.味の変化を楽しむ

    3. 手で食べるのが伝統的
    4. 付け合わせの活用
  3. スリランカカレーの作り方
    1. 鶏肉で作る!スリランカカレー
    2. スリランカ風レンズ豆カレー
  4. スリランカカレーに合うお米
    1. バスマティライスの炊き方
    2. ジャスミンライスの炊き方(鍋)
  5. スリランカカレーの付け合わせ
    1. スリランカ風コロッケ
    2. スリランカ風ポテトのスパイス炒め
    3. ポルサンボル
    4. スリランカ風トマトのあえもの
  6. ココナッツが香るスパイシーなスリランカカレーを作ってみよう

スリランカカレーとは

スリランカカレーの特徴

スリランカは、インドの南部に浮かぶ島国です。暖かい気候で、ココナッツの実がよく収穫されます。
そのため、スリランカカレーにはココナッツミルクが入っています。

油分が少なく、インドカレーよりもサラサラしていて、さっぱりとしているのが特徴です。
スリランカカレーに用いるミックススパイスは「トゥナパハ」と呼ばれ、コリアンダーやクミン、フェンネルなどが入っています。

インドカレーとの違いは?

スリランカカレーとインドカレーは、それぞれ異なる風味と調理法を持つ料理です。主な違いとして、まずスパイスの使い方が挙げられます。インドカレーでは、マスタードシードやクミンなどのホールスパイス(原型を留めたスパイス)をそのまま使うことが多い一方で、スリランカカレーでは、多くのスパイスを粉状に挽いて用いるのが特徴です。

次に、調理における油の活用法にも大きな差があります。インドカレーは、スパイスを油で炒めることでその香りを引き出し、コク深い味わいを生み出しますが、スリランカカレーは、油の使用を抑え、ココナッツミルクをベースにしてスパイスの香りを立たせるのが一般的です。
この違いが、それぞれのカレーの食感や後味に独自の個性をもたらしています。スリランカカレーは、油分が少なく、よりさらりとした口当たりが特徴で、素材本来の風味とココナッツミルクのまろやかさが際立つヘルシーな味わいです。

スリランカカレーの食べ方

スリランカカレーは、その多様な副菜とカレーを混ぜ合わせながら食べるのが特徴です。以下に一般的な食べ方をご紹介します。

プレートの構成

スリランカカレーは、通常、ご飯を中心に数種類のカレー(肉、魚、豆、野菜など)や、サンボル(ココナッツや野菜の和え物)、パパダム(豆粉の薄揚げせんべい)、ピクルスなどがワンプレートに盛り付けられて提供されます。

混ぜて食べるのが基本

1.少しずつ混ぜる

スリランカカレーの最大の醍醐味は、一口ごとに異なる味のハーモニーを楽しむことです。一度にすべてを混ぜるのではなく、ご飯と隣り合うカレーや副菜を少しずつ混ぜながら食べ進めるのが一般的です。これにより、辛さ、酸味、甘味、旨味など、様々な味の組み合わせが楽しめます。

2.味の変化を楽しむ

混ぜる割合や組み合わせを変えることで、食べるたびに新しい味を発見できます。

手で食べるのが伝統的

現地スリランカでは、右手を使って手で食べるのが伝統的なスタイルです。ご飯とカレー、副菜を指先で混ぜ合わせ、親指で口に運びます。手で食べることで、より五感を使って料理を味わうことができ、味がまろやかになるとも言われています。もちろん、日本ではスプーンで食べても全く問題ありません。

付け合わせの活用

サンボルやピクルスは、カレーの味に変化を与えたり、口の中をリフレッシュしたりする役割があります。辛いカレーの箸休めにしたり、酸味を加えたいときに混ぜたりと、自由に組み合わせてみましょう。

スリランカカレーは、様々な味と食感の組み合わせを自由に楽しむことができる、奥深い料理です。ぜひ、自分好みの食べ方を見つけてみてください。

スリランカカレーの作り方

最初に、スリランカカレーのレシピを2種類ご紹介します。
スリランカカレーでも、食材が異なると、ガラッと印象が変わりますよ。
入手しやすい食材でアレンジすることで、日本にいながら本場の味に近いカレーを楽しむことができます。

鶏肉で作る!スリランカカレー

さまざまなスパイスを加えた、複雑かつ奥深い味のカレーです。
一見こってりしているように見えますが、青唐辛子やチリパウダーのキリッとした辛味が効いていて、さっぱりしています。

スリランカ風レンズ豆カレー

日本で入手しやすい食材でアレンジしたレンズ豆のカレーです。
本場では「モルディブフィッシュ」と呼ばれるかつおを燻製し、天日乾燥したものを使用しますが、かつお節で代用しています。

スリランカカレーに合うお米

スリランカカレーに合うお米の炊き方です。
カレーと一緒に食べるお米は、バスマティライスやジャスミンライスなどのインディカ米を用います。
日本で主流のジャポニカ米とは炊き方が異なるので、ここでしっかり押さえておきましょう。

バスマティライスの炊き方

インディカ米の中でも、特に高級米と言われているのがバスマティライスです。
非常によい香りがすることから「香りの女王」とも呼ばれています。
「湯取り法」という、沸騰したお湯に米を入れて煮る方法で、バスマティライスを炊きます。

ジャスミンライスの炊き方(鍋)

ジャスミンライスは、タイで作られる高品質なインディカ米です。
香りがよく、ジャスミンのように白いため、ジャスミンライスと呼ばれるようになりました。甘くて香ばしい香りが特徴です。
炊くときのポイントは、香りを生かすために洗いすぎないようにすることです。

スリランカカレーの付け合わせ

最後に、カレーと一緒に食べて美味しい付け合わせを4つご紹介します。

スリランカ風コロッケ

サバ缶を使用したスリランカ風のコロッケです。
スパイシーな一口サイズのコロッケにサバが入っていて、食べ応えのあるひと品です。

スリランカ風ポテトのスパイス炒め

ゴロゴロとしたジャガイモが主役の炒め物です。
スパイスやにんにくが効いているので、食欲が湧きます。おつまみにもおすすめです。

ポルサンボル

カレーやご飯と一緒に食べるココナッツのふりかけです。
馴染みのない材料の組み合わせですが、かつお節の旨味を感じられ、ご飯によく合います。

スリランカ風トマトのあえもの

トマトや紫たまねぎなどの材料を和えるだけで、すぐにできる料理です。
さっぱりとしていて、スリランカカレーとの相性は抜群です。

ココナッツが香るスパイシーなスリランカカレーを作ってみよう

この記事では、スリランカカレーについてご紹介しました。
ココナッツが香り、日本やインドのカレーとは異なる美味しさがあるスリランカカレー。2種類のインディカ米の炊き方や、付け合わせにぴったりの料理もご紹介しましたので、ぜひ組み合わせてみてください。

今回ご紹介したレシピを参考に、スリランカカレーを楽しみましょう。

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