香りと食感がクセになる行者にんにくの食べ方は?レシピもご紹介
作成日: 2021/03/15
行者にんにくをご存知でしょうか。にんにくとは異なる見た目をしている山菜で、北海道の特産となっています。香りと食感がクセになる初夏の味覚です。
この記事では、行者にんにくについて解説します。
代表的な食べ方や保存方法だけでなく、おすすめのレシピもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
行者にんにくとは
行者にんにくとはどのような食材なのか、どのように食べるのかについてみていきましょう。
行者にんにくとは
行者にんにくは、ネギ科の多年草です。
行者にんにくという名前の由来として、高山に生えることから山にこもる修験道の行者が食べたという説と、食べると滋養がつきすぎて修行にならないため、食べることを禁じられたという説があります。
北海道では、「アイヌネギ」とも呼ばれ、5月上旬から中旬頃に流通する特産の山菜となっています。
葉茎を食べるため、にんにくのようにふっくらとしておらず、菜っ葉のような見た目で販売されています。根に近い部分はにんにくで、葉に近づくにつれてニラのような香りがします。シャキシャキとした食感も特徴です。
行者にんにくの代表的な食べ方
醤油漬けや漬物、天ぷらなどにして食べることが多いです。
行者にんにくは、風味がしっかりとしているので、シンプルな味付けで美味しく食べることができます。
醤油漬けや漬物は、旨味を含んだ塩味に独特な風味が相まってご飯が進みます。
天ぷらにすると、サクッとした衣と行者にんにくの歯切れの良いシャキシャキとした食感が楽しいです。香りがよいので、塩で食べてみましょう。
行者にんにくの保存方法
購入した行者にんにくを一度で使い切らない場合は、冷蔵庫の野菜室で保存します。
適切に保存することで、風味や食感を良い状態で保つことができます。このひと手間が料理の美味しさにも関わるので、しっかりチェックしておきましょう。
行者にんにくを使ったDELISH KITCHENのレシピ
行者にんにくを使った主菜と副菜、パスタのレシピをご紹介します。初夏の味覚を存分に楽しめる7つのレシピをみていきましょう。
【主菜】
行者にんにくの甘辛肉巻き
甘辛いしょうゆだれがよく絡み、ご飯がすすむひと品です。
豚バラ肉のこってりとした味に、行者にんにくと唐辛子のキリッとした風味がよく合います。
行者にんにく餃子
行者ニンニクの香りが効いた餃子です。
皮をパリッと仕上げた餃子を噛むと、ジューシーな豚ひき肉の風味とともに行者にんにくの香りが口いっぱいに広がります。食べ始めたら止まらなくなりそうですね。
行者にんにくと豚肉のオイスター炒め
行者にんにくとオイスターソースが香る豚肉の炒め物です。
下味をつけた豚バラ肉に片栗粉をまぶすことで、旨味をギュッと閉じ込めます。
行者にんにくと鶏肉の塩炒め
彩りが良く、食べ応えもバッチリな炒め物です。シンプルな味付けで、飽きのこないおいしさです。
がっつり食べたいときの夕食にいかがでしょうか。
【副菜】
行者にんにくのごま和え
ごまの香りが効いた行者にんにくが主役のひと品です。
行者にんにくとごまの風味が合わさって、香り高い仕上がりになります。行者にんにくをさっと茹でたら、ごまだれと和えるだけで簡単にできますよ。
行者にんにくときのこのナムル
食感のよい行者にんにくとエリンギを組み合わせたナムルです。
短時間で作ることができるので、おかずをひと品プラスしたいときにもおすすめです。
【パスタ】
行者にんにくのペペロンチーノ
にんにくが香るパスタといえば、ペペロンチーノですよね。行者にんにくを使うことで、一味違った香りと、にんにくにはない食感を楽しむことができますよ。
パセリを振りかけなくても行者にんにくなら、彩りよく仕上がります。
香り高くシャキッとした食感の行者にんにくを楽しもう
この記事では、行者にんにくについてご紹介しました。
行者にんにくは、にんにくやニラのような風味で、シャキシャキとした食感が特徴の山菜です。5月上旬から中旬頃に流通する期間限定の味覚ですので、見かけた際は購入して味わってみましょう。
今回ご紹介したレシピを参考に、行者にんにくを楽しみましょう。