ウインナーのカロリーはどのくらい?糖質やレシピもご紹介
作成日: 2021/10/06
普段の食事やお弁当のおかずとしても使いやすいウインナーは、子供から大人まで人気の食材です。
さまざまな料理に活用できる便利なウインナーですが、カロリーや糖質がどのくらいあるのか気になりませんか。
この記事では、ウインナーのカロリーや糖質をはじめ、ソーセージとの違いやカロリーを抑える方法などを解説します。
また、ご家庭で手作りできるウインナーのレシピや、ウインナーを使ったレシピもご紹介しますので、参考にしてみてくだい。
ウインナーについて
まずは、ウインナーについて確認してみましょう。
ウインナーとは
日本の食品や農林水産品の取扱を定めたJAS規格によると、ウインナーは羊の腸を使ったケージングにミンチ肉をつめたもので、太さは直径が20mm未満のものと決められています。
ケージングとは、ミンチ肉をつめる皮のことをいいます。
昔は塩漬けにした動物の腸を使っていましたが、現在はそれ以外に人工的に作られるケージングもあります。
また、ウインナーの正式な名称は「ウインナーソーセージ」とされています。
ウインナーとソーセージの違い
ソーセージは日本農林規格(JAS規格)によると、ミンチ状の肉をケージングにつめて加熱し、場合によってはスモークをかけたものの総称をさします。
このことから、ウインナーはソーセージの一種に含まれるということになります。
ソーセージにはウインナーのほかにもいろいろな種類があり、フランクフルトやボロニアソーセージも広く知られています。
フランクフルトの正式名称は「フランクフルトソーセージ」です。
フランクフルトは、太さが20mm以上、36mm未満とされており、豚の腸をケージングとしてつめたものと定義されています。ケージングは人工的に作られたものも含みます。
ボロニアソーセージは、太さが36mm以上であり、ケージングに牛の腸を使ったものとされています。こちらも、人工的に作られたケージングも含んでいます。
これらのことから、ウインナー、フランクフルト、ボロニアソーセージの順に太さが太くなり、名称が変わっていくことが分かります。
また、太さが太くなるにつれてケージングの種類も変わりますが、中につめる材料はどれも同じになります。
日本で作られるソーセージは豚肉が主流ですが、世界に目を向けると牛や鶏など、ほかの肉でつくられるものもあります。
ウインナーのカロリーと糖質
ウインナーの分類について分かったところで、次はそれぞれのカロリーと含まれる糖質について確認してみましょう。
カロリーと糖質
ソーセージは数本ずつ袋に入って売られているのをよく目にします。
これは、一度で使いやすいとされる量を1袋としており、ウインナーソーセージは1本が約17gで作られているものが一般的です。覚えていると買い物のときに便利ですね。
豚肉のウインナー1本(17g)あたりのカロリーと糖質は以下の通りです。
《生のウインナーソーセージ》
・カロリー…54kcal
・糖質…0.6g
《ゆでたウインナーソーセージ》
・カロリー…56kcal
・糖質…0.2g
《焼いたウインナーソーセージ》
・カロリー…59kcal
・糖質…0.4g
このように焼いた場合より、ゆでた方が若干カロリーと糖質が抑えられることが分かります。調理の際に参考にしてみてください。
ほかのソーセージ・ハム・ベーコンとの比較
ソーセージと同じように、肉の加工品として知られるハムやベーコンについてもみていきましょう。
それぞれ、生の100gあたりのカロリーと糖質は以下の通りです。
《ウインナーソーセージ》
・カロリー…319kcal
・糖質…3.3g
《フランクフルトソーセージ》
・カロリー…295kcal
・糖質…6.2g
《ボロニアソーセージ》
・カロリー…242kcal
・糖質…2.9g
《ロースハム》
・カロリー…211kcal
・糖質…2.0g
《ベーコン(ばら)》
・カロリー…400kcal
・糖質…0.3g
ベーコンは脂身が多いことから、ハムやソーセージと比べるとカロリーが高いことが分かります。
ウインナーの中では、ボロニアソーセージがカロリー、糖質共に低い数値になっています。
【出典:日本食品標準成分表 2020年版(八訂)】
ウインナーのカロリーカット方法
ウインナーは、フライパンで焼く際に油を使うことも多いため、カロリーを抑えたいときは焼くよりもゆでる方がおすすめです。
また、焼く場合はトースターやオーブンを使うと、油をひかずに焼くことができます。
天板にアルミホイルを敷いておくと、片付けも簡単にすみますよ。
詳しくは、こちらでご紹介しています。
トースターを使ったソーセージの焼き方
DELISH KITCHENの自家製ソーセージのレシピ
ここからは、ご家庭でも作れるソーセージのレシピをご紹介します。
できたての自家製ソーセージの味は格別です。
自家製ソーセージ
自家製ソーセージは皮にパンと張りがあり、一度食べると忘れられないおいしさです。
肉だねは粘りは出るまでこねましょう。羊腸も通販サイトなどで手に入りますので、ぜひ試してみてください。
自家製カレーチーズソーセージ
カレー粉と粉チーズを混ぜ込んだ、カレーチーズソーセージもおすすめです。
辛さもお好みで調整でき、ビールとの相性もばっちりです。お気に入りのスパイスをプラスするのもいいでしょう。
自家製パクチーレモンソーセージ
パクチーの緑が鮮やかな、エスニックな味わいのソーセージです。
このまま焼いて食べてもおいしいですが、玉ねぎの入ったレモンだれをかけると、さらにおいしくいただけます。
DELISH KITCHENのウインナー・ソーセージを使ったレシピ
ウインナーやソーセージを使ったレシピをご紹介します。
野菜をたっぷり使って、ウインナーやソーセージを油で炒めずに作れるものをまとめました。
なお、レシピごとのカロリーは、それぞれのページで確認できます。
【おかず】
ウインナーやソーセージは重宝するため、冷蔵庫にあるご家庭も多いでしょう。手軽に作れるおかずのレシピをご紹介します。
白菜とウインナーのチーズ焼き
ウインナーと白菜を一緒に加熱することで、ウインナーの旨味が白菜に染み込みます。
とろとろのチーズが具材にからんで、食べごたえがあります。ご家庭によくある材料で手軽に作れます。
厚揚げのピザ風
ピザ生地のかわりに厚揚げを使ったピザ風の一品です。
とろっと溶けたチーズが厚揚げとよく合います。ソーセージをプラスすることで食べごたえがアップし、子供のおやつにもよいでしょう。
玉ねぎとソーセージのレンジ煮
大きめに切ったソーセージや玉ねぎがごろっと入ったレンジ煮です。
あっさりした味わいで、レンジで手軽に作れる一品です。ソーセージの旨味とパリッとした食感が楽しめます。
ソーセージの韓国風ロール白菜
焼肉のたれやコチュジャンで韓国風に味付けしたロール白菜です。
ソーセージを具材にしたロール白菜に甘辛いたれがからんで、ごはんが進みます。火を使わずにレンジで調理するので手軽に作れます。
【ポトフ・スープ】
ごろっと切った大きめの野菜と、ウインナーのパリッとした食感を楽しめるポトフは食材の旨味を存分に味わえます。
スープにもウインナーを加えることでボリュームがアップします。
たっぷり野菜のポトフ
野菜の甘味とソーセージの旨味が広がったポトフは、おかわりしたくなるおいしさです。
たっぷりの野菜も、煮込むことで柔らかくなり食べやすくなります。パリッと皮が弾けるソーセージも絶品です。
ソーセージとトマトのポトフ
食卓が華やぐこと間違いなしのトマトのポトフは、トマトをカットせず丸ごと煮込みました。
爽やかな酸味のトマトとコンソメスープの相性がよく、何度も食べたくなる味わいです。ソーセージのパリッとした食感もアクセントになっています。
キャベツのピリッとカレーポトフ
大きく切ったキャベツの存在感が際立つ、カレー味に仕上げたポトフです。
ソーセージは斜めに切り込みを入れることで、スープに旨味が広がります。カレーのスパイシーな風味が食欲をそそります。
雑穀入りミネストローネ
雑穀を入れることで、ボリュームと満足感がアップするミネストローネです。
コンソメやトマト缶で雑穀を煮込み、旨味をたっぷりと吸わせています。ウインナーも加えて具だくさんなスープは食べごたえがありますよ。
ゆでたりトースターなどを活用してウインナーのカロリーを抑えよう!
ウインナーはソーセージの一種で、太さや調理法によってカロリーが変わることが分かりました。
焼くよりもゆでる方がカロリーを抑えることができますが、焼く場合はトースターやオーブンを使うと、皮に焼き目ができおいしく仕上がるうえに、余分な油を使わずに済みます。またレンジで加熱調理するのもよいでしょう。
最近では糖質がカットされた製品もありますので、気になる方はそのような商品を選ぶのもよかもしれません。
さまざまな料理に活用できるウインナーを上手に取り入れていきましょう。