DELISH KITCHEN

節分とは?どんな日なのかに加えて、豆を使ったレシピもご紹介

作成日: 2021/10/21

更新日: 2021/10/22

豆をまいて、鬼を追い払い、福を招き入れる年中行事のひとつである節分。この記事では節分について、時期や由来、豆をまく理由などについてご紹介していきます。

節分で使用する豆を活用したレシピも合わせてご紹介しているので、豆まきの豆を多く用意し過ぎてしまったなんて時にも参考にしてみて下さいね。

目次

  1. 節分について
  2. 豆まきについて
    1. 豆まきをする意味・由来
    2. どんな豆を使うか
    3. 豆まきのやり方
  3. 節分の豆を使ったDELISH KITCHENのレシピ
    1. 【料理】
    2. イワシと福豆の炊き込みご飯
    3. たっぷり大豆のドライカレー
    4. 大豆とさつまいもの甘だれあえ
    5. 【お菓子】
    6. 大豆チョコ
    7. 福豆の砂糖菓子
    8. 【その他】
    9. 福茶
    10. 大豆で豆みそ
    11. 大豆ののり塩バター炒め
  4. 節分で余った豆は美味しくいただこう

節分について

節分とは元々、春夏秋冬の各季節の始まりである立春、立夏、立秋、立冬の前日の日のことを言います。その中でも、豆まきをする行事として一般的に認識されているのが、立春の前日である節分です。

節分の日は2月3日のイメージが強いかもしれませんが、日付は毎年固定ではなく、数年のうち1度は変わることがあります。日付が年によって変わるのは、暦の上で春が始まる日である立春の日付が変わることがあり、それに伴い節分の日付もずれるためです。

節分は新しい季節が始まる区切りの日となるため、邪気や悪いものを落とし、福や幸運を招くためにさまざまな行事が執り行われるようになりました。その中でも有名なのが炒った豆をまく「豆まき」です。

豆まきの歴史は室町時代ごろ迄にさかのぼり、当時は米や麦などその他のものも使われていました。豆まきの以外では、厄除けのために、柊の小枝を鰯の頭に突き刺したものを玄関先に飾る方法もあります。

その他にも節分の日の夜に、その年の恵方を向いて、しゃべらずに願い事を考えながら恵方巻を食べることで、願い事が叶うという習慣も関西から始まり、現在では全国で親しまれています。

恵方巻については下記の記事にて、より詳しくご紹介しています。

豆まきについて

節分の行事の中でも一般的な豆まきについて、掛け声の由来や、使用する豆の種類についてご紹介していきます。

豆まきをする意味・由来

豆まきは邪気や厄といった悪いものは追い払い、福を招き入れるために行います。豆をまく際に、「鬼は外福は内」という掛け声をすることが一般的ですが、鬼は邪気や災害、病などを表す「陰(おん)」に由来しています。

悪いものを家の外に追い出し、代わりに幸福である福を呼び込むために掛け声が使われます。

どんな豆を使うか

豆まきに豆を使用するのは魔(ま)を滅(め)するから来ているとも言われ、豆まきに使用する豆のことを「福豆」と呼びます。一般的によく使われるのは、炒った大豆です。

大豆が使われるようになったのは、大豆は栄養が豊富な豆とされていたことが理由です。

炒って火を通したものを使用するのは加熱しない生のままでは芽が出て育つ可能性があり、邪気などが育たないようにするためという理由があります。

地域によっては大豆の代わりに落花生を使用することもあります。乾燥した大豆をオーブンで加熱するだけで簡単に炒り豆が作れますよ。

詳しくは下記のレシピをご参考にしてみて下さいね。

豆まきのやり方

豆まきは基本的に夜に行います。元々豆をまくのは一家の主人の役割でしたが、現在は家族全員で行うイベントとして、全員が豆をまくことも珍しくありません。

豆の準備ができたら、玄関や窓を開け、「鬼は外」と掛け声をしながら豆をまき、鬼などが戻ってこないようにすぐに戸や窓を閉めたら、家の奥の部屋から玄関に向かって「福は内」と掛け声をしながら、さらに豆をまきます。

豆まきが終わったら、最後に自分の年齢よりも1つ多くまめを食べます。年齢より1つ多いのは、新しい年を迎えるにあたり、新しい年の分を付け加えるためと言われています。

年齢が高く、歳の数の豆を食べるのが大変な場合は福茶を飲むという方法もあります。

節分の豆を使ったDELISH KITCHENのレシピ

節分の際に余った豆を有効活用するおすすめのレシピをご紹介します。

【料理】

イワシと福豆の炊き込みご飯

節分に縁がある食材である、イワシと大豆を使った炊き込みご飯です。イワシ缶を使うため、材料を炊飯器に入れるだけで簡単に作れますよ。しょうがの香りが良い風味です。

たっぷり大豆のドライカレー

大豆をたっぷりと使った豆カレーです。合いびき肉、大豆、玉ねぎ、にんじんなど具材たっぷりなのも嬉しいポイントです。味付けには和風顆粒だしやしょうゆを使った、少し和風な味わいです。

大豆とさつまいもの甘だれあえ

食材は大豆とさつまいもの2つだけの料理です。角切りしたさつまいもと大豆を、みりん、砂糖、しょうゆなどと絡めながら炒めれば出来上がりますよ。大豆の食感もよく食べやすい一品です。

【お菓子】

大豆チョコ

大豆、マシュマロ、ミルクチョコレートを使った、節分にぴったりのお菓子です。マシュマとのふわふわとした食感と大豆のザクザクとした食感が楽しめます。電子レンジで簡単に作れますよ。

福豆の砂糖菓子

福豆に砂糖衣をかけた、シンプルなお菓子です。砂糖、塩、水を鍋で弱火にかけ、砂糖が溶けたら大豆を加えて混ぜるだけなので、思い立った際にすぐに作れますよ。

【その他】

福茶

福茶とは正月や節分などに飲まれるお茶のことで、大豆、塩昆布、梅干しなどに熱湯を注いで作られます。一杯に使う大豆は3という縁起が良いとされる数字の個数になっているのがポイントです。

大豆で豆みそ

大豆を大量消費したい時にぴったりの豆みそです。炒った大豆に、みりん、砂糖、みそを加えて作ります。甘辛い味わいでご飯のお供にぴったりです。

大豆ののり塩バター炒め

大豆を使ったおつまみにおすすめの一品です。有塩バターで大豆を香りが出るまで加熱し、塩こしょうと青のりを加えましょう。ついつい箸が進んでしまう美味しさです。

節分で余った豆は美味しくいただこう

今回は節分について、なぜ豆まきをするのかといった理由から、豆まきの方法などについてご紹介しました。豆まきの後には自分の歳にプラス1した豆を食べると良いとされていますので、色々な料理で美味しく豆を召し上がってみて下さいね。

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