赤唐辛子とは?鷹の爪との違いやレシピをご紹介
作成日: 2021/12/12
中華料理や韓国料理、タイ料理など世界中の料理で使われている赤唐辛子。唐辛子には青唐辛子や、同じように赤い見た目の鷹の爪などもありますが、これらとの違いはどのようなものでしょうか。
この記事では、赤唐辛子について鷹の爪や青唐辛子との違いから、赤唐辛子の使い方、レシピなどをご紹介します。
赤唐辛子とは
唐辛子はナス科トウガラシ属の植物で、赤唐辛子は唐辛子が熟して赤くなったものです。唐辛子には世界的に広く知られている「ハバネロ」や、メキシコの代表的な唐辛子「ハラペーニョ」、沖縄県の「島とうがらし」など、さまざまな種類があります。
赤唐辛子と鷹の爪の違い
鷹の爪もナス科トウガラシ属の植物です。鷹の爪というのは品種名であり、数多くある唐辛子のなかの一種です。
日本で一般的に販売されている唐辛子で、乾燥したものを輪切りや粉末状にして、香辛料として使われています。
赤唐辛子と青唐辛子の違い
赤唐辛子と青唐辛子は、もともと同じ植物です。青唐辛子は未熟な状態で収穫されたもので、完熟して赤くなったものが赤唐辛子です。唐辛子は熟すにつれて緑色から黄色、オレンジ色、赤色に変化します。
青唐辛子というと辛いイメージがありますが、ピーマンやししとう、万願寺とうがらしなど辛くない品種もあります。
赤唐辛子の使い方
ここからは、赤唐辛子の使い方をご紹介します。赤唐辛子は切り方によって辛さが変わるので、好みや料理に合わせて使い分けてください。
まずはへたを切り落とし、種とわたを取り出します。風味づけに使用するときは、そのまま油や煮込み料理に入れて、香りが立ってきたら取り出しましょう。
ペペロンチーノやきんぴらなど、辛味を強く出したいときはハサミや包丁で輪切りにします。
本格的な中華料理やタイ料理など、より辛味を引き出したいときには、ハサミや包丁で粗みじん切りにして使うのがおすすめです。
詳しい使い方については、こちらの動画をご覧ください。
赤唐辛子を使ったDELISH KITCHENのレシピ
ここからは、赤唐辛子を使ったレシピをご紹介します。
【調味料】
赤唐辛子を使って自家製の調味料を作りましょう。
自家製ラー油
餃子や中華料理に使えるラー油を手作りしてみましょう。長ねぎやしょうが、にんにくなどの香味野菜を加えることで、中華料理店にあるような本格的な味に仕上がります。花椒の香りと唐辛子のピリッとした辛さがたまらないおいしさです。
食べるラー油
ごはんのお供にぴったりの食べるラー油がご家庭でも作れます。桜えびやコチュジャン、玉ねぎなどを使っているので、辛いだけではなく旨味もあります。辛さは唐辛子の量で調整できますよ。
お手軽コーレーグース風
島唐辛子を泡盛に漬けた沖縄の調味料、コーレーグースを手に入りやすい材料でアレンジしました。島唐辛子の代わりに赤唐辛子を使います。沖縄そばだけでなく、ゴーヤチャンプルーや味噌汁に入れてもおいしいですよ。
【おかず】
赤唐辛子の辛味がくせになるおかずのレシピです。
枝豆のペペロンチーノ風炒め
枝豆とたっぷりのにんにく、唐辛子を合わせた炒め物です。にんにくの香りと唐辛子のピリッとした辛味がたまりません。ペペロンチーノ風の枝豆は、お酒によく合う最高のおつまみです。
ブロッコリーとえびのアヒージョ
ピリッと辛い、ブロッコリーとえびのアヒージョのレシピです。オリーブオイルとにんにくの香りが食欲をそそります。唐辛子とにんにくがきいていて、お酒のおつまみにぴったりです。
赤い麻婆豆腐
辛いもの好きにはたまらない、激辛の麻婆豆腐です。辛いだけでなく旨味もたっぷり。ヒリヒリする辛味がくせになる、ごはんが止まらないおいしさです。あつあつのうちにいただきましょう。
【麺類】
赤唐辛子を使った麺料理のレシピをご紹介します。
簡単に作れる基本のペペロンチーノ
にんにくと唐辛子がきいたパスタの定番メニュー、ペペロンチーノのレシピです。にんにくの香りとピリッとした辛さが相性抜群。やみつきになること間違いなしの一品です。辛さは唐辛子の量で加減しましょう。
台湾ラーメン風
しょうゆラーメンにひき肉とニラ、にんにく、唐辛子などが入った名古屋のグルメ、台湾ラーメンをご家庭で再現してみましょう。くせになる辛さで、辛いもの好きにはたまらない一品です。
唐辛子の種類について
唐辛子には赤唐辛子や青唐辛子があり、それぞれたくさんの種類があります。
こちらの記事では、日本のものから世界の唐辛子まで詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
赤唐辛子は熟して赤くなった唐辛子
赤唐辛子はナス科トウガラシ属の植物で、青唐辛子が完熟したものです。さまざまな品種があり鷹の爪もそのひとつです。
切り方や使い方によって引き出される辛味が変わってくるため、料理に使う際は調整するようにしましょう。ご紹介したレシピも参考に、赤唐辛子を活用してください。