牛ロースとは?カロリーや栄養・レシピをご紹介
作成日: 2022/01/17
ステーキや焼き肉、すき焼きなどさまざまな料理で楽しめる牛肉。その中でも牛ロースはあっさりとしていて食べやすい部位です。そんな牛ロースは大きく分けて2種類あるのをご存じでしょうか。
この記事では、牛ロースの種類やそれぞれの特徴とともに、カロリーや栄養、レシピなどをご紹介します。
牛ロースとは
牛ロースとは牛の背肉の部位のことを指し、肩から腰にかけてついている肉です。
ロースという名前は、英語で「焼く」という意味の「ロースト(roast)」からきており、焼くことに適した部位といわれています。
牛ロースの種類
牛ロースは大きく分けて、肩ロースとリブロースの2種類があります。それぞれの特徴をみていきましょう。
肩ロース
肩ロースは、牛の肩から背中にかけての肉のことをいいます。適度な脂肪がついており、やわらかくきめの細かい肉質が特徴です。
薄切りにした肩ロースは、炒め物やすき焼きなどの料理に適しています。
リブロース
リブロースとは、背中の筋肉部分の肉のことをいいます。バランスよく脂肪がついており、きめ細やかでやわらかい肉質と霜降りが特徴の上質な部位です。
薄切りのものはしゃぶしゃぶやすき焼きなどの料理に使われ、ブロックのものはローストビーフにも使用されています。
牛ロースのカロリーと栄養
牛ロースのカロリーや栄養についてご紹介します。生の肩ロースとリブロース、可食部100gあたりの数値は以下の通りです。
《牛肩ロース(脂身つき)》
・カロリー…380kcal
・炭水化物…0.2g
・たんぱく質…13.8g
・脂質…37.4g
・カリウム…210mg
《牛肩ロース(赤肉)》
・カロリー…293kcal
・炭水化物…0.2g
・たんぱく質…16.5g
・脂質…26.1g
・カリウム…240mg
《牛リブロース(脂身つき)》
・カロリー…514kcal
・炭水化物…0.1g
・たんぱく質…9.7g
・脂質…56.5g
・カリウム…150mg
《牛リブロース(赤肉)》
・カロリー…395kcal
・炭水化物…0.2g
・たんぱく質…14.0g
・脂質…40g
・カリウム…210mg
牛肩ロースと牛リブロースのカロリーを比較すると、脂身つきと赤肉のどちらも大きな差があります。牛リブロースよりも牛肩ロースの方が低い数値になっています。
DELISH KITCHENの牛ロースを使ったレシピ
牛ロースを使ったおすすめレシピをご紹介します。
【主菜】
牛ロース肉を使ってご飯の進むおかずを作りましょう。
洋食屋さん風の厚切りステーキ
牛肩ロースのステーキは余熱でじんわりと火を通すことで、店で食べるようなステーキに仕上げることができます。レモンとパセリバターでいただきましょう。
すき焼き
牛ロース薄切り肉を使って、定番のすき焼きを作りましょう。わりしたはご家庭にある調味料で簡単に作ることができます。甘辛く煮た牛肉と野菜は絶品です。
牛じゃがピーマンの青椒肉絲
甘辛い味付けがやみつきになる、牛ロース薄切り肉を使った青椒肉絲のレシピです。じゃがいもを加えることで食べごたえのあるおかずに仕上がります。
パクッと牛すきロール
牛ロース薄切り肉ですき焼きの具材をくるくると巻き、甘辛い味付けに仕上げた一品です。そのまま食べるのはもちろん、溶き卵にくぐらせてもおいしくいただけます。
【主食】
簡単に作れる牛ロースを使った主食のレシピです。
牛ステーキのガリバタチャーハン
ごろっと入った牛肉が食べごたえのある、牛肩ロースを使った贅沢なチャーハンです。にんにくとバター、しょうゆの風味が食欲をそそる一品です。
牛肉の部位について
牛肉にはほかにもさまざまな部位があります。こちらの記事ではそれぞれ詳しくご紹介しているので、あわせてご覧ください。
牛ロースには肩ロースとリブロースがある
牛ロースは牛の背肉の部位を指し、肩ロースとリブロースの2種類に分けられています。どちらもきめが細かくやわらかい肉質が特徴です。
薄切りにしたものは使いやすく、定番のすき焼きやしゃぶしゃぶのほか、炒め物などさまざまな料理に活用できます。ご紹介したレシピを参考にご家庭で牛ロースを楽しみましょう。
【出典】
日本食品標準成分表 2020年版(八訂)