
カレーにおすすめの隠し味は?13種の材料とコツ、レシピなどをご紹介!
作成日: 2020/04/30
更新日: 2025/03/28
いつものカレーをちょっとアレンジしたいけれど、何を隠し味に使えば良いのか迷ってしまう…そんな方も多いのではないでしょうか?
せっかく作るなら、隠し味を加えて、いつものカレーをもっとおいしく仕上げたいですよね。
この記事ではカレーに隠し味を入れるコツや隠し味におすすめの材料、デリッシュキッチンのレシピなどをご紹介するので、ぜひ最後までお読みください♪
隠し味とは何か
「隠し味」とは、料理の中であまり目立たないようにそっと加える調味料や食材のことです。主役の味を引き立てながら、全体にコクや深みをプラスして、味のバランスを整える大切な役割を担っています。
カレーに隠し味を加えれば、その家庭ならではの“わが家の味”として楽しめることも魅力です。
カレーの隠し味を入れるコツは?
カレーに隠し味を入れたいけれど、本来の味を損なってしまうかもしれないという心配があるかもしれません。ここでは、そんな不安がある方に向けてカレーの隠し味を入れるコツをご紹介します。
使用量とタイミングに注意
隠し味を入れるうえで特に重要なのは、加える「量」と「タイミング」です。基本的には、カレーがほぼ完成した段階で少量ずつ加え、味見をしながら調整すると良いでしょう。
たとえば、小さじ1杯程度を目安に、少しずつ様子を見ながら加えていきます。隠し味の量が多すぎると、かえってその素材の風味が際立ってしまい、本来のカレーの味わいが損なわれる可能性があります。
味の変化は急に現れることもあるため、加えるたびに丁寧に味見を行い、慎重に見極めることが大切です。
目的に応じた隠し味の選び方
隠し味を選ぶ際には、求めるカレーの味の方向性に合わせた調味料や食材を選ぶことが大切です。例えば、コクを深めたいならヨーグルト、甘みをプラスしたいならチョコレートなどの素材を選びましょう(詳しくは記事内の「隠し味におすすめの材料」をご参考ください)。
どの材料を隠し味として選ぶかによって、カレーの印象が大きく変わるため、事前に仕上がりのイメージを描きながら選ぶことをおすすめします。
味のバランスを整える工夫も忘れずに
カレーのルー自体に十分な塩味や旨みが含まれているため、塩分のある調味料を隠し味として加える際には注意が必要です。
ルーの量を通常より少なめにして塩分が少ない場合は後から塩を足したり、味見をしながら調味料を加えたりする工夫をすると、全体の味のバランスが保ちやすくなります。
また、隠し味のテクニックと併せて、複数種類のカレールーやスパイスを組み合わせる方法も有効です。単一のルーを使うよりも複雑で奥深い味に仕上がります。
隠し味におすすめの材料
ここでは、カレー味のタイプ別におすすめの隠し味の材料をご紹介します。
コク・旨みをプラスしたいときに
カレーに深みを加えて、ちょっと大人の味を楽しみたい方におすすめの材料です。
チョコレート
カカオのコクとほどよい甘みが加わり、カレーに深みが生まれます。苦味が欲しい場合にはビターチョコレート、マイルドな味を好む場合にはミルクチョコレートがおすすめです。
インスタントコーヒー
少量加えるだけで、コクと香ばしさがアップし、カレーを大人の味に格上げできます。入れすぎると苦味が強く出るので、様子を見ながら調整してください。
味噌
まろやかさと旨みを引き出す味噌を加えれば和風のカレーが出来上がります。赤味噌を使えばコクがより深くなるなど味噌によって味わいが変わるので、お好みの味噌を選んでみても楽しめます。塩分があるので味を確認しながら入れてみてください。
オイスターソース
牡蠣の旨みが凝縮された調味料で、特にシーフードカレーにおすすめです。煮込みの終盤で加えると、味がまろやかにまとまります。塩気が強いので味を確認しながら入れてみてください。
甘み・まろやかさを加えたいときに
カレーに甘みを加え、子どもでも食べやすい味わいにできるおすすめの具材です。
はちみつ
はちみつを入れることで、自然な甘さとまろやかさが加わり、辛さを緩和したい場合にもおすすめです。仕上げに入れるととろみがなくなる可能性があるため、加えるタイミングには注意が必要です。
※乳児ボツリヌス症を引き起こす可能性がありますので、1歳未満のお子様には食べさせないようにしてください。
すりおろしりんご
やさしい甘さでカレー全体がマイルドな印象になります。特にポークカレーとの相性が抜群です。
バナナ
甘みとともに、とろみやコクが増す食材です。潰して煮込むとやさしい味に仕上がりますが、入れすぎるとバナナの風味が強くなるため注意してください。
酸味・さっぱり感を足したいときに
カレーに爽やかな味わいを求める方におすすめの具材です。
ヨーグルト
スパイス感を残しつつ、酸味とまろやかさを加えてくれます。インドカレーに使われるだけあり、スパイシーな味わいとの相性は抜群です。
レモン汁
後味に爽やかさをプラスしたいときにぴったりです。仕上げに加えることで、酸味がアクセントとなり味が引き締まります。
トマトケチャップ
トマト由来の甘みと酸味がバランスよく加わり、まろやかで食べやすい味わいになります。カットした生のトマトやトマト缶でも代用可能です。
辛味・香りを強調したいときに
より強い刺激や香りが欲しい場合にはこちらの材料がおすすめです。
にんにく
炒めるときに入れることで香りが立ち、コクと奥行きが出ます。すりおろし・みじん切り・スライスなどの入れ方がありますが、にんにくの風味をより強めたい場合には、すりおろしがおすすめです。
ブラックペッパー
さっと振りかけるだけでカレーの辛味にさらにスパイシーな刺激が加わり、食欲をそそる一皿に仕上がります。
豆板醤
ピリッとした辛味と旨みを加えたい方にぴったりです。ペースト状なので溶けやすく、麻婆カレー風の仕上がりにもなります。
デリッシュキッチンのカレーレシピ
隠し味を使ったカレーレシピを知りたい方に向けて、デリッシュキッチンの厳選レシピをご紹介します。
コーヒーが隠し味!豚バラ肉のカレーライス
シンプルなカレーライスのレシピです。隠し味にインスタントコーヒーを入れることで味に深みが出ます。弱火で煮込むことで具材の旨みが溶け出す絶品です。
ひと手間で本格的!大人のチキンカレー
日本酒やヨーグルトを使って煮込んだチキンカレーです。 鶏肉は漬け込むことで、柔らかい食感を楽しめます。
材料もシンプル!カレールウで簡単バターチキン
ヨーグルトやにんにく、トマト缶などを使った簡単バターチキンカレーです。ご飯にもパンにも合うのでおすすめです。
ボリューム満点!マーボーカレーライス
豆板醤と豆腐を使った、麻婆とカレーのバランスが絶妙な一品です。
カレーの保存方法
カレーを作った後の保存方法について知りたい方はこちらをご参考ください。
①カレーが温かいうちにじゃがいも、にんじんを取り出す。ボウルに入れ、お玉でなめらかにつぶし、カレーに戻し入れて混ぜる。
【ポイント】
じゃがいも、にんじんは冷凍すると食感が悪くなるため、つぶしてから冷凍するのがおすすめです。お玉はマッシャーやフォークでも代用していただけます。
②バットに移し、保冷剤を敷いたバットの上にのせて冷ます。
【ポイント】
粘度のある料理は冷めにくいため、バットに移し、保冷剤を使うことで素早く冷ますことができます。
③冷凍用保存袋にカレーを入れ、空気を抜いて口を閉じる。バットの上にのせて平らにととのえ、冷凍室で保存する。
【ポイント】
計量カップなどに保存袋をかぶせてカレーを入れると作業が楽です。カレーは1食分ずつ小分けにして冷凍すると、解凍する際に使いやすく便利です。保存袋は耐冷温度を確認して下さい。金属製のバットにのせることで素早く冷凍できます。
④【解凍方法】冷凍用保存袋をバットに入れ、表面がやわらかくなるまで1〜2分ほど流水にあてる。
⑤耐熱容器にカレーをうつし、ふんわりとラップをして600Wのレンジで1分加熱する。全体を混ぜ、再びラップをして温まるまで加熱する。混ぜる。
【ポイント】
途中で混ぜることで加熱ムラを防ぎます。加熱が足りない場合は、様子をみながら追加で加熱をしてください。
動画で詳しく確認したい方はこちら!
隠し味でカレーを美味しくアレンジしてみよう!
カレーに隠し味を加えることで、深みや甘み、酸味などが増し、いつものカレーと一味違う美味しさを楽しめます。
記事内でご紹介した隠し味を入れるコツやおすすめの材料、レシピを参考に、新しいカレーをぜひ食卓に取り入れてみてください。
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