DELISH KITCHEN

【カレーの種類】11カ国23種・味や特徴をご紹介します!

作成日: 2024/08/06

更新日: 2024/08/19

カレーは世界中で愛される料理ですが、その種類や特徴は国ごとに異なります。この記事では、インド、タイ、スリランカ、ネパール、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、ミャンマー、イギリス、日本の11カ国の代表的なカレー23種類を紹介します。各国のカレーの風味や食材、調理方法を詳しく解説し、一部自宅で楽しめるレシピもご紹介します。

目次

  1. カレーとは?
  2. インド
    1. バターチキンカレー
    2. キーマカレー
    3. パラクパニール
    4. サンバル
  3. タイ
    1. グリーンカレー
    2. マッサマンカレー
    3. レッドカレー
    4. イエローカレー
  4. スリランカ
    1. パリップ
    2. ワンバトゥ・モージュ
  5. ネパール
    1. ダルカレー
    2. アル・べンタ・タルカリ
  6. インドネシア
    1. ナシカリ
  7. シンガポール
    1. フィッシュヘッドカレー
  8. マレーシア
    1. イカンマサラマ
    2. ケタムマサラマ
  9. カンボジア
    1. ソムロー・カリー・サラマン
    2. クメールカレー
  10. ミャンマー
    1. ウエッターヒン
  11. イギリス
    1. チキンティッカマサラ
  12. 日本
    1. カレー
    2. ドライカレー
    3. スープカレー
  13. 味や特徴もそれぞれ!各国のカレーを楽しもう♪

カレーとは?

カレーとは、様々な香辛料を使用して食材に味付けをした、インド料理の特徴的な調理法を用いた料理のこと。一般的には汁気があったりソース状のカレーを指しますが、汁気が少ないドライカレーもあります。「スープ」を意味する「カリ」や、「スパイスで味付けされた野菜」という意味の「カリル」が語源となっている説が有力視されていますが、その語源は明確ではありません。

ちなみに本場のインドでは「カレー」という料理名はなく、それぞれ「サーグ」「サンバール」「コルマ」「ダール」などの固有名詞で呼ばれています。イギリスが香辛料で味付けしたインド料理を「カレー」として総称したことで、カレーという言葉が広まったそうです。

ここからは、そんなカレーを国別にご紹介します。国ごとのカレーの特徴も合わせてご覧ください♪

インド

インドカレーは北部と南部で特徴が大きく異なります。

北部インドカレーは、濃厚でクリーミーなソースが特徴です。バター、クリーム、ヨーグルト、トマト、ナッツを多用し、肉(特にチキンやラム)を使うことが多いです。ナンやチャパティと一緒に食べるのが一般的で、代表的なカレーにはバターチキンカレーやキーマカレーがあります。

南部インドカレーは、辛味が強く、酸味のあるカレーが多いのが特徴です。ココナッツ、タマリンド、魚介類、豆類がよく使われ、ご飯と一緒に食べるのが一般的です。代表的なカレーにはサンバルやパラクパニールがあります。

このように、北部は濃厚でクリーミーな味わい、南部は辛くて酸味のある味わいが特徴となっています。

バターチキンカレー

チキンが入ったカレーでトマトベースです。マイルドでクリーミーな味わいが特徴です。

キーマカレー

ひき肉とスパイスがたっぷり使われたカレーです。ピリッとした辛さと香ばしさが魅力です。

パラクパニール

ほうれん草のペーストにインドのチーズを加えたカレーです。ヘルシーでクリーミー。ここではチーズを使用していないレシピのご紹介になります。

サンバル

レンズ豆と野菜を煮込んだスープのようなカレーです。酸味と辛味が絶妙に調和した味わいです。

タイ

タイカレーはココナッツミルクをベースにした濃厚でクリーミーな味わいや、タマリンドであっさりした味わいにするなどバリエーションが豊富なことが特徴です。代表的なカレーをご紹介します。

グリーンカレー

ココナッツミルクと青唐辛子で作られるカレーです。スパイシーでクリーミーな味わいです。

マッサマンカレー

世界で一番美味しい料理に選ばれたこともあるカレーです。濃厚で複雑な風味が特徴です。

レッドカレー

ココナッツミルクと赤唐辛子で作られるカレーです。鮮やかな色と辛味が特徴です。

イエローカレー

ターメリックとココナッツミルクを使ったマイルドなカレーです。優しい風味が特徴です。

スリランカ

とろみがなく、さらっとした口当たりのカレーが多いです。最大の特徴としては、「カレーに使うメイン食材は1つ」という点です。トゥナパハと呼ばれるミックススパイスやココナッツミルクが使われることが多いそうです。

パリップ

レンズ豆を使ったスパイシーなカレーです。クリーミーでポタージュのような口当たりが特徴です。

ワンバトゥ・モージュ

油で揚げたナスを使ったカレーです。マイルドで風味豊か。

ネパール

ネパールのカレーはスパイスが控えめなことが特徴です。全体的にあっさりしたカレーが多いと言われています。

ダルカレー

レンズ豆のスープカレーです。お肉がなくても満足感のあるカレーに仕上がります。

アル・べンタ・タルカリ

じゃがいもとなすを使ったカレーです。野菜の旨味が引き立った味わいです。

インドネシア

インドネシアのカレーは油を使用しないので、あっさりしたカレーが多いです。スープもサラッとした口当たりのものが多いです。

ナシカリ

インドネシア語で「ナシ」とは米を表します。お米と食べるカレーで、チキンや卵などが具材になることが多いです。

シンガポール

海の幸がふんだんに使われる特徴があります。魚やえびなどの旨みが凝縮した出汁も使われます。

フィッシュヘッドカレー

魚の頭を使ったスパイシーなカレーです。見た目が豪華で豊かな旨味が特徴です。

マレーシア

マレーシア料理はスパイシーさと酸味、まろやかさのバランスが取れた味わいが特徴です。暑い気候の中でも、スパイスの香りが食欲を引き立ててくれます。

イカンマサラマ

魚を使ったスパイシーなカレーです。酸味と辛味のバランスが良いのが特徴です。ご飯やパンとも相性がよいです。

ケタムマサラマ

カニを使ったココナッツミルクカレーです。カニの出汁が濃厚で風味豊かな味わいです。

カンボジア

スパイスは使用されますが、辛さは控えめなマイルドな辛さのカレーが特徴です。ライスだけでなく、パンと一緒にカレーを食べることもあります。

ソムロー・カリー・サラマン

いくつかのハーブをすり潰し、ペースト状にして作るカレーです。具材は鶏肉や牛肉などのお肉がメインで、正月などのお祝いの日に食べることが多いです。

クメールカレー

ココナッツミルクや砂糖を使ったマイルドなカレーです。甘みが特徴で日本人も食べやすいと言われています。

ミャンマー

インドやバングラデシュなどの影響を受けた食文化で、カレーはこってりとした味わいが特徴です。比較的、油も多めに使用します。しかし、辛さはマイルドです。

ウエッターヒン

豚肉がメインの食材のカレーです。酸味と辛味が調和してまろやかな味わいです。

イギリス

イギリスのカレーはフルーツを使用したものが多いです。フルーツのフレッシュな味わいに、スパイスが加わった味わいで、とろっとしたカレーが多いです。

チキンティッカマサラ

ヨーグルトとトマトベースのソースでチキンを煮込んだカレーです。クリーミーで濃厚な味わいです。

日本

日本のカレーは欧風カレーがベースで日本風にアレンジされたもの。ですが、バリエーションは豊かです。

カレー

カレールーを使用して、玉ねぎ、じゃがいも、にんじん、お肉がメインの具材となります。ここでは、基本のポークカレーのレシピをご紹介します。

ドライカレー

ひき肉と野菜を炒めて作るカレーです。スパイシーな味わいとひき肉の旨みが特徴です。

スープカレー

野菜や肉がたっぷり入ったスープ状のカレーです。野菜がゴロゴロと入っているのが特徴で、北海道が有名です。

味や特徴もそれぞれ!各国のカレーを楽しもう♪

カレーはその国の文化や風土に影響を受け、多様な種類が存在します。自分好みのカレーを見つけて、ぜひその多彩な味わいを楽しんでくださいね♪

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