DELISH KITCHEN

芽が出たにんにくは食べられる?にんにくの芽についても解説

作成日: 2022/02/14

にんにくを一株で購入して使いきれずに置いておいたときに、青い芽が出てきたことはありませんか。この発芽した部分はそのまま食べられるのか、よく分からないこともあるでしょう。

この記事では、にんにくから出た芽について詳しく解説します。あわせて、一般的に販売されているにんにんくの芽や保存方法、レシピもご紹介します。

目次

  1. にんにくから出た芽とは
  2. にんにくから出た芽は食べられるのか
  3. にんにくから出た芽の取り方
  4. にんにくの保存方法
    1. 冷蔵保存
    2. 冷凍保存
  5. 一般的なにんにくの芽とは
  6. にんにく・にんにくの芽のカロリーと栄養
  7. にんにくの芽の保存方法
    1. 冷蔵保存
    2. 冷凍保存
  8. DELISH KITCHENのにんにくの芽を使ったレシピ
    1. にんにくの芽の納豆あえ
    2. にんにくの芽の海苔ナムル
    3. 豚肉とにんにくの芽のオイスター炒め
    4. 鶏肉とにんにくの芽のピリ辛炒め
    5. にんにくの芽のこってり肉巻き
    6. 牛塩カルビチャーハン
  9. にんにくから出た芽は食べられる

にんにくから出た芽とは

普段、にんにくとして食べている部分は鱗茎(りんけい)であり、地下茎が肥大したものを指します。一方、にんにくから出た青い芽は「発芽葉」と呼ばれています。また一般的に、にんにくの芽としてなじみのある野菜は、芽ではなく茎の部分にあたります。

にんにくは栽培中、鱗茎の部分に養分を残すために花茎を切り取っており、さらにその花茎からつぼみを取ったものがにんにくの芽として販売されています。

にんにくから出た芽は食べられるのか

にんにくから出た芽に、毒となる成分は含まれていないので食べることができます。ただ、強いにおいや辛味があったり、火を通すと焦げやすいので調理する際は取り除いた方が使いやすいでしょう。

にんにくから出た芽の取り方

にんにくから出た芽を取り除くには、包丁を使う方法と爪楊枝を使う方法があります。

包丁を使う場合は外の皮を取ったあと、お尻の部分を2mmほどカットして縦半分に切ります。包丁の刃の角を使って、芯先から押し上げるようにして取り除きましょう。

爪楊枝で取る際は、房から外したにんにくの上下をそれぞれ2mmほど切り落として外皮をむきます。切った上の部分の中央に爪楊枝を差し込み、押し出すようにすると根元の方から芯が出てきます。

にんにくの保存方法

にんにくは、時間が経つと芽が出やすくなるので早めに使うのがおすすめですが、使いきれない場合は適切に保存しましょう。

冷蔵保存

にんにくは、1かけずつはがしておくと使いやすいのでおすすめです。冷蔵での保存期間の目安は1週間ほどです。

詳しくはこちらをご覧ください。

冷凍保存

冷凍する場合は1かけずつ保存するほか、切ったりすりおろしてから保存することもできます。保存期間の目安は3〜4週間ほどです。

詳しい方法はこちらでご紹介しています。

一般的なにんにくの芽とは

一般的に、にんにくの芽といわれているのは花茎の部分で、やわらかな食感とマイルドな香りが特徴です。にんにくは淡色野菜に分類されますが、花茎であるにんにくの芽は緑黄色野菜に分類されます。

中国産が大半を占めていますが国産もあります。にんにくの産地である青森県や香川県では、旬を迎える5月頃になると、その時期にだけ刈り取られたにんにくの芽を見かけることがあります。

にんにく・にんにくの芽のカロリーと栄養

にんにく(鱗茎)、にんにくの芽(花茎)のカロリーや栄養についてご紹介します。それぞれ生の可食部100gあたりの数値は以下の通りです。

《にんにく》
・カロリー…129kcal
・炭水化物…27.5g
・たんぱく質…6.4g
・βカロテン…2μg
・ビタミンC…12mg

《にんにくの芽》
・カロリー…44kcal
・炭水化物…10.6g
・たんぱく質…1.9g
・βカロテン…710μg
・ビタミンC…45mg

カロリー、炭水化物、たんぱく質はにんにくの方が多く、βカロテンやビタミンCはにんにくの芽に多く含まれていることが分かります。

βカロテンは強い抗酸化作用があり、ビタミンCは水溶性ビタミンのひとつで体内のコラーゲン生成に関与するほか、抗酸化ビタミンとしても知られています。

にんにくの栄養については、こちらもあわせてご覧ください。

※βカロテンの数値は、βカロテン当量を記載しています

にんにくの芽の保存方法

にんにくの芽の保存方法をご紹介します。

冷蔵保存

冷蔵保存するときは、乾燥を防ぐためにぴったりとラップで包むのがポイントです。保存期間の目安は2〜3日ほどです。

詳しくはこちらをご覧ください。

冷凍保存

冷凍する場合は下処理してから保存します。使いやすい大きさに切ってから、かためにゆでて冷まし、冷凍用保存袋に入れます。薄く平らにして空気を抜いてから冷凍しましょう。保存期間の目安は2〜3週間ほどです。調理するときは凍ったまま使うことができます。

DELISH KITCHENのにんにくの芽を使ったレシピ

ここからは、にんにくの芽を使ったレシピをご紹介します。

にんにくの芽の納豆あえ

レンジで加熱したにんにくの芽と納豆を使った簡単な和え物です。納豆に加えたにんにくの芽の食感がアクセントになっています。ご飯にもお酒にも合いますよ。

にんにくの芽の海苔ナムル

にんにくの芽のシャキシャキとした食感が楽しめるナムルです。韓国のりを使うことで磯の香りが加わり風味のよい一品です。レンジだけで手軽に作れるのも魅力です。

豚肉とにんにくの芽のオイスター炒め

豚バラ肉とにんにくの芽をさっと炒めるだけで、ご飯がすすむボリュームのある一品ができあがります。オイスターソースを使った甘辛い味付けに、しょうがの風味がアクセントになっています。

鶏肉とにんにくの芽のピリ辛炒め

ジューシーな鶏もも肉とにんにくの芽がおいしい、さっと作れる炒め物です。にんにくやしょうがの香りと、コチュジャンを加えた甘辛い味わいがご飯にもお酒にもぴったりです。

にんにくの芽のこってり肉巻き

まっすぐなにんにくの芽は、切りそろえやすく巻きやすいので肉巻きにぴったりです。食べごたえのある豚肉とシャキシャキ食感のにんにくの芽は相性のよい組み合わせです。

牛塩カルビチャーハン

牛肉とにんにくの芽、卵を使ったボリュームのあるチャーハンです。牛肉の旨味やごま油の香り、にんにくの芽の食感が楽しめますよ。彩りもよく、食べごたえのある一品です。

にんにくから出た芽は食べられる

にんにくから出た芽は発芽葉と呼び、毒性はないため食べることができますが、においが強かったり辛味がある場合もあります。また、加熱すると焦げやすいので調理するときは取り除いた方が使いやすいですよ。なお、一般的に販売されているにんにくの芽は茎の部分にあたります。

にんにくは常温でそのまま置いておくと芽が出やすいので、使いきれない場合は適切に保存するようにしましょう。

【出典】
・日本食品標準成分表 2020年版(八訂)
【参考】
・厚生労働省 e-ヘルスネット カロテノイド
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-007.html)
・厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』ビタミンC
(https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/overseas/c03/09.html)(2022/02/14)

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