DELISH KITCHEN

ビーフ シチューに適した肉の部位を紹介!簡単レシピも

作成日: 2020/11/08

柔らかく、じっくり煮込んだビーフシチューは寒い時期の人気レシピですよね。思い通りの美味しさに仕上げるには、牛肉の部位を使い分けるのがおすすめです。
この記事では、ビーフシチューに適した肉の部位とその特徴や、煮込み方について解説します。ビーフシチューのおすすめレシピや時短レシピも紹介するので参考にしてください。

目次

  1. ビーフシチューに適した肉の部位
    1. すね肉
    2. バラ肉
    3. もも肉
    4. 肩ロース
    5. タン
    6. テール肉
    7. すじ肉
  2. お肉を柔らかくするポイント
    1. 時間をかけてゆっくり煮込む
    2. 圧力鍋を使う
    3. 炊飯器を使う
  3. その他のビーフシチューおすすめレシピ
    1. 牛すじビーフシチュー
    2. 牛バラ肉のビーフシチュー
    3. タンシチュー
    4. 牛肉を丸めて作る!ビーフシチュー
    5. 愛情時短ビーフシチュー
  4. 牛肉の部位を使い分けてビーフシチューをいっそう美味しく!

ビーフシチューに適した肉の部位

ビーフシチューによく使われる牛肉の部位とその特徴を解説します。

すね肉

すね肉は牛のふくらはぎ部分の肉で、運動量が多いため脂肪が少ない部位です。
すじが多いので短い煮込み時間では硬く感じますが、じっくり煮込むとすじのコラーゲンがゼラチン化し、トロトロに柔らかくなります。

バラ肉

バラ肉は牛の胸部から腹部付近にある肉で、肉と脂肪が層になっていることが特徴です。
シチュー全体の味わいがアップするほどの強い旨みがあり、じっくり煮込むことで柔らかくなります。

もも肉

もも肉は後ろ脚のつけ根から膝までの部分で、脂質が少ないため脂控えめのビーフシチューを好む人におすすめです。
じっくり煮込むと「トロトロ」というより「ホロホロ」とした柔らかさです。

肩ロース

肩ロースは頭付近の背中側にある部位で、適度な霜降りが特徴です。じっくり煮込むと肉のすじや脂が柔らかく溶け、トロトロになります。
脂の塊は苦手でも、適度なコクは欲しいという人におすすめです。

タン

タンは牛の舌の部分で、独特の食感や濃厚な旨みで人気があります。根元部分の「タン元」は柔らかく、舌先の「タン先」は硬いことが特徴です。
しかし、タン先は煮込むと柔らかくなるためビーフシチュー向きの部位といえます。

テール肉

テールは牛のしっぽの部位で、コラーゲンが多く含まれ、じっくり煮込むとトロトロに柔らかくなります。
また、牛テールは大きいサイズのまま煮込むため、肉の存在感があるビーフシチューに仕上がります。

牛テールはあらかじめゆでこぼして臭みをとりましょう。詳しい下処理の方法は以下の動画を参考にしてください。

すじ肉

すじ肉とは牛肉のアキレス腱やネックなどから出るすじの多い部分の総称です。じっくり煮込むとすじのコラーゲンがトロトロになります。
ほかの部位よりもすじの割合が多いため、トロトロ感をより楽しみたい人におすすめです。

すじ肉は軽くゆでて洗い、余分な脂やアクを取り除いてから調理しましょう。下処理の方法は以下の動画で詳しく解説しています。

お肉を柔らかくするポイント

時間をかけてゆっくり煮込む

肉に含まれるコラーゲンは一定温度で長時間加熱すると、分子がほぐれて柔らかくなる性質があります。
そのため、ゆっくり煮込むと肉はトロトロ、ホロホロの食感になるのです。

牛肉をコトコト煮込んだ基本のビーフシチューです。時間をかけて弱火でゆっくり煮ると、牛肉が柔らかくなります。仕上げに生クリームをかけるとまろやかな味わいになりますよ。

圧力鍋を使う

圧力鍋で圧力をかけると、通常は100℃で沸騰する水の沸点が高くなります。
そのため、普通の鍋で煮込むより高温での調理となり、早く柔らかくなるので時短したいときに便利です。

煮込み時間がたったの15分なのに、お肉が柔らかく仕上がる時短ビーフシチューです。バター風味のマッシュポテトとの相性も抜群ですよ。

炊飯器を使う

炊飯器の煮込み機能などは、調理に適した温度でゆっくり加熱するため「時間をかけてゆっくり煮込む」ことと同じ効果が得られます。
しかし、炊飯機能で炊飯以外の調理をすることは危険な場合もあります。必ず、煮込み料理が可能か炊飯器の説明書をチェックしましょう。

炒めた具材と調味料を入れてスイッチを押すだけ!鍋と違って側につきっきりになる必要がなく、忙しいときでも作れますね。

その他のビーフシチューおすすめレシピ

牛すじビーフシチュー

トロトロ感を存分に楽しめる牛すじのビーフシチューです。牛すじはねぎの青い部分などと一緒に下ゆでするのが風味よく仕上げるポイント!
トマトの程よい酸味があり、上品な味わいです。

牛バラ肉のビーフシチュー

食べごたえのある牛バラ肉のビーフシチューです。牛バラ肉の脂や旨みがルーに溶けだし、シチュー全体のコクをアップしてくれます。
牛肉に焼き色をつけてから赤ワインでじっくり煮込むと、旨みがアップし、柔らかいお肉になりますよ。

タンシチュー

家庭でも本格的なタンシチューが作れるレシピです。牛タンはブロック肉を購入して厚切りにすると食べごたえが出ますよ。
また、煮込みの前に牛タンの両面を香ばしく焼くと全体の旨みがアップします。

牛肉を丸めて作る!ビーフシチュー

比較的安価な牛切り落とし肉を使い、食べごたえのあるビーフシチューを作りました。
切り落とし肉は短い煮込み時間で柔らかくなるので、塊肉より時短できます。

愛情時短ビーフシチュー

こちらも丸めた牛こま切れ肉を活用し、煮込み時間を短縮したレシピです。
こま切れ肉を使って手早くできる分、ごはんをハート型にするなど、盛りつけに凝ってみるのも楽しいですね!

牛肉の部位を使い分けてビーフシチューをいっそう美味しく!

牛肉は部位によって煮込んだときの美味しさが変わるため、特徴をよく知って使いましょう。あっさり派ならもも肉や肩ロース、こってり派ならバラ肉など、トロトロ派ならテール肉やすじ肉がおすすめです。
また、薄切り肉を丸めてアレンジすると費用や煮込み時間を抑えられますよ。
手軽にできるレシピも活用して、美味しいビーフシチューを作りましょう。

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