ヤングコーンとベビーコーンの違いは?人気のレシピもご紹介
作成日: 2021/05/18
ミニチュアのとうもろこしのような見た目が可愛らしいヤングコーン。ベビーコーンとは何が違うのでしょうか。
この記事では、ヤングコーンについて解説します。
栄養や下ごしらえの方法だけでなく人気のレシピもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ヤングコーンについて
ヤングコーンとはどのような食材なのでしょうか。
栄養や旬、下ごしらえの方法も合わせてチェックしましょう。
ヤングコーンとは
ヤングコーンとは、とうもろこしの実を若取りしたものです。
つまり、夏に多く出回るとうもろこしと同じもので、若取りしなければまだまだ育ちます。
若取りするのは、大きくて甘いとうもろこしを育てるためです。
1株にとうもろこしがたくさん実ると、栄養が分散して育ちにくくなります。
そのため、摘果という間引きの作業を行い、1株あたり1〜2個の実を残すことで、おいしいとうもろこしに育てるというわけです。
ヤングコーンは、ベビーコーンとも呼ばれます。
通年にわたって水煮のものを購入できますが、旬の時期になると、皮付きの生のものも出回りますよ。
ヤングコーンの栄養
ヤングコーンととうもろこしの栄養を比較してみましょう。
生のそれぞれの100gあたりの栄養素は下記の通りです。
《ヤングコーン》
・エネルギー…29kcal
・炭水化物…6.0g
・食物繊維…2.7g
・糖質…3.3g
・カリウム…230mg
・葉酸…110μg
・ビタミンB1…0.09mg
・ビタミンB2…0.11mg
《とうもろこし》
・エネルギー…89kcal
・炭水化物…16.8g
・食物繊維…3.0g
・糖質…13.8g
・カリウム…290mg
・葉酸…95μg
・ビタミンB1…0.15mg
・ビタミンB2…0.10mg
とうもろこしと比較すると、ヤングコーンの方がカロリーや糖質が低くなっています。
ビタミンやミネラルについては、とうもろこしの方がカリウムが少し多く含まれますが、それほど大きな違いはありません。
【出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)】
ヤングコーンの旬
ヤングコーンの旬は、5〜6月です。
夏に旬を迎えるとうもろこしを若取りしたものなので、ヤングコーンのおいしい時期は初夏となります。
旬の時期になると、スーパーなどに並ぶようになりますが、皮付きのものがおすすめです。
ヤングコーンはヒゲも食べられるので、ヒゲが茶色くなっていないものを選びましょう。
生のヤングコーンのゆで方
ヤングコーンの皮をむき、沸騰したお湯で3〜4分ゆでます。ゆで時間は目安ですので、お好みで調整してください。
ゆで上がったらざるにあげて冷まします。
ヒゲをゆでるときは、沸騰したお湯で1分が目安です。
ゆでたものは水につけて冷まし、水気を切って使用します。
ヤングコーンを使ったDELISH KITCHENのレシピ
ヤングコーンを使ったレシピをみてみましょう。
今回ご紹介するレシピには、ヤングコーンの水煮を使ったものがあります。
生のものを使う場合は、先ほどお伝えした方法でゆでたあと、同じ工程で作ることができますよ。
【おつまみ】
最初に、おつまみにぴったりなレシピをみてみましょう。
ベビーコーンのバター醤油焼き
短時間で簡単にできるので、サッとひと品プラスしたいときにおすすめのレシピです。
有塩バターのコクにしょうゆの香ばしさが食欲をそそります。
ベビーコーンとパプリカのピクルス
ベビーコーンや赤パプリカ、きゅうりの異なる食感を楽しめるピクルスです。
ピクルス液が温かいうちに食材を漬け、味を染みこませましょう。
ベビーコーンのフリッター
サクサクの衣にホクホクのベビーコーンがたまらないひと品です。
ポリ袋を使って薄力粉と片栗粉をまぶすので、手が汚れることなく作れますよ。
ヤングコーンと大葉の肉巻き
ヤングコーンを大葉と豚肉で巻いた肉巻きです。
大葉の爽やかな香りににんにくも加わって、お箸が進むおいしさです。豚肉の巻き終わりを下にして焼くのがきれいに仕上がるコツです。
【お弁当】
続いて、お弁当のおかずのレシピをご紹介します。
ヤングコーンの可愛らしい見た目がお弁当にぴったりです。
鶏むねとヤングコーンのオイスター炒め
鶏むね肉やヤングコーンといった淡白な食材にぴったりの、コクのあるオイスターソースを味付けに使用します。
鶏むね肉に片栗粉をまぶすことで、パサつきにくくなりますよ。
ヤングコーンのフラワー肉巻き
お花に見立てたヤングコーンが可愛らしい肉巻きです。
見た目がよく、子供に人気のケチャップで味付けするので、お弁当の定番のおかずになるでしょう。
サラダチキンのラップサンド
断面が可愛らしいラップサンドを作ってみましょう。
ヤングコーンのお花のような断面に、にんじんのオレンジ色がきれいです。
【おもてなし】
おもてなし料理として作りたいヤングコーンを使ったレシピもチェックしましょう。
2種類のレシピをご紹介しますが、どちらも華やかに仕上がります。
フラワーガーデンサラダ
ヤングコーンやミニトマトなどを使ったサラダに、エディブルフラワーを飾った目を引くひと品です。
レモンがきいた爽やかなドレッシングでいただきましょう。
えびのゼリー寄せ
えびやヤングコーンなどの断面が美しいゼリー寄せです。
カラフルで華やかな見た目なので、お祝いのときにぴったりですよ。
【その他】
その他にもヤングコーンを使っておいしい料理を作ってみましょう。
本格八宝菜
中華料理の定番である八宝菜のレシピです。
野菜は油を加えたお湯で下ゆですると、鮮やかな色をキープすることができます。
ヤングコーンの焼き浸し
ヤングコーンが主役のひと品です。
ヤングコーンのシャキシャキとした食感に香ばしさも加わり、いくらでも食べられます。めんつゆを使って味付けするので、失敗知らずです。
ヤングコーンのしょうゆマヨ焼き
耐熱容器にヤングコーンを並べ、マヨネーズベースのソースとチーズをかけてこんがり焼き上げます。
しょうゆの香ばしい風味がアクセントです。
ヤングコーンを料理に取り入れてみよう
この記事では、ヤングコーンについて解説しました。
ヤングコーンは、とうもろこしの実を若取りしたもので、ベビーコーンと同じものです。
水煮にしたものは年中手に入りますが、5〜6月になると生の皮付きのヤングコーンが出回ります。旬の時期になったら、店頭でヤングコーンを探してみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介したレシピを参考に、ヤングコーンを料理に取り入れてみましょう。