DELISH KITCHEN

ひやむぎ・そうめん・うどん・にゅうめんの違いとは?レシピもご紹介

作成日: 2021/09/01

つるりとした喉ごしの「ひやむぎ」は、暑い時期にもさっぱりと食べられる麺類のひとつです。
麺類にはさまざまな種類がありますが、そうめんやうどんなど、ひやむぎと似ている麺もあります。これらには、どのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、ひやむぎについてや、そうめん、うどん、にゅうめんとの違い、バリエーション豊富なひやむぎのレシピなどをご紹介します。

目次

  1. ひやむぎについて
    1. ひやむぎとは
    2. そうめん・うどん・にゅうめんとの違い
    3. ひやむぎ・そうめん・うどんのカロリー
  2. DELISH KITCHENのひやむぎレシピ
    1. 釜玉ひやむぎ
    2. オクラとろろとなすのひやむぎ
    3. しそ納豆ひやむぎ
    4. 夏野菜と豚しゃぶのゴマだれひやむぎ
    5. レモンひやむぎ
    6. 麻婆茄子ひやむぎ
    7. 天津ひやむぎ
    8. 豚バラ坦々風ひやむぎ
    9. 豚バラの台湾風ぶっかけひやむぎ
    10. ひやむぎのピリ辛香味つけ汁
  3. DELISH KITCHENのひやむぎのアレンジレシピ
    1. ひやむぎのあんかけ堅焼きそば
    2. ひやむぎの海鮮炒め
  4. ひやむぎとほかの麺はおもに麺の太さで分類されていた!

ひやむぎについて

どのようなものを、ひやむぎと呼ぶのでしょうか。
似ている麺との違いやカロリーなどをみていきましょう。

ひやむぎとは

ひやむぎは、小麦粉に水と塩を加えて作られる麺類のひとつです。
一般的に出回っているものは、生地を裁断して作られている、機械麺に分類されるものが多くなっています。
麺を細くする際に生地を裁断するのではなく、引き伸ばして作るものは「手延べひやむぎ」と呼ばれています。

日本農林規格(JAS規格)では、直径1.3mm以上1.7mm未満のものを、ひやむぎと分類しています。
また、製麺所では、ひやむぎとそうめんを区別しやすいように、ひやむぎに色付きの麺を混ぜていたそうですが、今ではそうめんにも色付きの麺を入れることがあります。

ひやむぎはもともと、うどんより細く切って作られた「きりむぎ(切麦)」を冷やして食べるときの呼び方です。
きりむぎをゆでて、熱いままで食べるものは「あつむぎ(熱麦)」、冷やしたものは「ひやむぎ(冷麦)」と呼ばれていました。

そうめん・うどん・にゅうめんとの違い

ひやむぎ、そうめん、うどんは、麺の太さと製法で分類されています。
麺の太さについて、そうめんは直径1.3mm未満、ひやむぎは直径1.3mm以上1.7mm未満、うどんは直径1.7mm以上が基準となっています。

そうめんは、小麦粉を練った生地の表面に油を塗り、切るのではなく引き伸ばすことで麺を細くしていくため、ひやむぎなどとは製法で区別することもあります。
しかし、工程の機械化などによって製法では区別しにくくなったため、麺の太さを基準とすることが一般的です。

また、にゅうめんとの違いは食べ方にあります。
にゅうめんとは、そうめんを温かい状態で食べるときの呼び方です。

ひやむぎ・そうめん・うどんのカロリー

ひやむぎ、そうめん、うどんのそれぞれのカロリーをご紹介します。
それぞれ、ゆでた状態の1人分(約250g)あたりの数値になります。

《ひやむぎ・そうめん》
・カロリー…285kcal

《手延べひやむぎ・手延べそうめん》
・カロリー…約298kcal

《うどん》
・カロリー…約238kcal

麺を細くするために表面に油を塗る手延べ製法の方が、機械麺よりカロリーは少し高い値になっています。
3つの中では、麺が太いうどんが一番カロリーが低いのは意外かもしれません。

【出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)】

DELISH KITCHENのひやむぎレシピ

ひやむぎを使った、バリエーション豊かな人気レシピをご紹介します。

釜玉ひやむぎ

ひやむぎに温泉卵、細ねぎ、白いりごまをトッピングした簡単に作れる一品です。
鶏ガラスープの素とごま油の風味がきいています。

オクラとろろとなすのひやむぎ

たっぷりのオクラとなすを使った、野菜もしっかりとれるひやむぎです。
味付けはめんつゆがベースで、さっぱりと食べられます。

しそ納豆ひやむぎ

大葉の風味としば漬けの酸味がきいたひやむぎです。
ネバネバの納豆が麺によくからみ、つるりと食べられますよ。

夏野菜と豚しゃぶのゴマだれひやむぎ

豚しゃぶと夏野菜をたっぷり乗せたひやむぎです。
すりごまで作るたれは、まったりとしたごまの風味で食材との相性抜群です。

レモンひやむぎ

レモンのさわやかな酸味で、ひやむぎをさっぱりといただきましょう。
ツナを加えて旨味をプラスします。

麻婆茄子ひやむぎ

豚ひき肉となすを使ったあんをかける、食べごたえも抜群のひやむぎです。
あん作りには包丁を使わず、加熱もレンジを使用するので簡単に仕上がります。

天津ひやむぎ

鶏もも肉、しいたけ、ねぎを卵でとじて、ひやむぎにトッピングしました。
ふわふわの卵とひやむぎを一緒にいただきましょう。

豚バラ坦々風ひやむぎ

冷たい豆乳スープをかけて食べる坦々風のひやむぎです。
スープは無調整豆乳、めんつゆ、おろししょうがを混ぜるだけで簡単に作れますよ。

豚バラの台湾風ぶっかけひやむぎ

ひやむぎに豚バラ肉、半熟ゆで卵、小松菜を合わせたボリュームのある一品です。
台湾風の甘辛い味付けが、ひやむぎにぴったりです。

ひやむぎのピリ辛香味つけ汁

つけだれにひと工夫を加えれば、いつものひやむぎも違った味わいが楽しめます。
しょうが、酢、豆板醤などをプラスして、ピリッと辛味がきいた仕上がりです。

DELISH KITCHENのひやむぎのアレンジレシピ

ひやむぎを使った、おすすめのアレンジレシピをご紹介します。

ひやむぎのあんかけ堅焼きそば

ひやむぎをごま油でこんがりと焼き、具だくさんのあんをかけていただきましょう。
あんにはシーフードミックスを使い、魚介の旨味をプラスします。

ひやむぎの海鮮炒め

炒め物にひやむぎを使った一品です。
たっぷりの野菜とシーフードミックスを使い、オイスターソースなどで風味豊かに仕上げます。

ひやむぎとほかの麺はおもに麺の太さで分類されていた!

ひやむぎ、そうめん、うどんは、それぞれ麺の太さに基準があり、太さの違いによって分類されています。
また、にゅうめんとは、そうめんを温かくして食べるときの呼び名です。

ひやむぎはいろいろな食材と相性がよいので、トッピングを変えたり、つゆをアレンジしたりすると、いつもと違った味わいに仕上がりますよ。
ご紹介したレシピを参考に、さまざまなバリエーションでひやむぎを楽しみましょう。

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