生ハムとハムはどこが違う!?生ハムレシピも多数紹介
作成日: 2020/12/03
しっとりとした食感と濃厚なうまみがたまらない生ハムは、生肉のままだから生ハムと呼ばれているわけではありません。見た目や食感は生といわれても不思議ではありませんが、あの独特な食感はどのように作られているのでしょうか。
また、生肉ではないのなら通常のハムとは何が違うのかも気になりますよね。
今回は、生ハムと通常のハムの違いや、生ハムを使ったDELISH KITCHENのおすすめレシピを多数紹介していきます。
生ハムとは?通常のハムとの違い
生ハムの歴史は古く古代ローマ時代がはじまりといわれています。豚肉の後ろ足を骨付きのまま長期間塩漬けにして低温でいぶしたり、塩漬けにして乾燥させたりして作ることで長期間保存が可能になり、保存食として作られていました。
ただし、スーパーなどで販売されているスライスされた生ハムは要冷蔵品として作られているため、賞味期限はしっかり守りましょう。
ちなみに骨付きのままの生ハムを「原木」といい、生ハムの本場スペインでは原木のまま売っているお店も少なくありません。日本のスーパーなどで購入できる生ハムはほとんどがスライスされていますが、インターネットでは原木を購入することもできます。
スライスされた状態でも十分おいしいものの、原木の生ハムはさらに風味が増し一味違ったおいしさなので興味のある人は試してみてください。
ところで、生ハムは通常のハムと何が違うのでしょうか。実は生ハムとハムは作り方と使われている塩の量が違います。
生ハムは低温でいぶしたり乾燥させたりして作るのに対し、ハムは湯煮などで加熱をして作るのです。また、生ハムは塩抜きをするものの、通常のハムよりも多くの塩を使って作ります。
ハムとは違うしっとりとした独特の食感と、ほど良い塩味を活かしたレシピで生ハムを味わいましょう。
【生ハムを使ったサラダのレシピ】
いつものサラダも生ハムを使うだけで、ちょっと贅沢なサラダになります。
生ハムとルッコラのサラダ
材料もドレッシングもシンプルだからこそ生ハムのうまみが引き立つサラダです。ドレッシングにレモンを使うことで後味がさっぱりして、いくらでも食べられます。生ハムの味を存分に味わいましょう。
パリパリじゃがいもと生ハムのサラダ
じゃがいもを油でパリパリになるまで揚げたものを乗せた華やかな見た目が食欲をそそります。生野菜のシャキシャキ感、じゃがいものパリパリ感、そして生ハムのしっとり感という3つの異なる食感を1度で楽しめるサラダです。
デリ風ポテトサラダ
ポテトサラダはいつも同じになりがちですが、生ハムを加えるだけで一気にデリ風サラダに変身です。もちろん、通常のハムのポテトサラダもおいしいのですが、たまには生ハムでワンランク上のポテトサラダを作ってみるのも良いのではないでしょうか。
キャベツと生ハムのマリネサラダ
酢と粒マスタードの酸味がきいた味付けは、サッと茹でたキャベツに良く合います。キャベツも柔らかくなっているのでたくさん食べられそうです。お店で提供されるようなおしゃれなサラダができますよ。
菜の花と生ハムのにんにくレモンサラダ
春の訪れを感じる菜の花と生ハムのサラダです。にんにくとレモンで菜の花のクセは感じなくなるので、子供でも食べやすくなります。菜の花の季節には、このサラダで春の食を楽しんでみてください。
生ハムと水菜のオレンジサラダ
生ハムのほかに水菜とオレンジを使ったジューシーなサラダは、レモン汁で作るドレッシングを加えてさっぱり食べられます。カラフルな見た目もポイントで、おもてなし料理にもおすすめです。
【生ハムを使ったパスタのレシピ】
うまみたっぷりの生ハムはパスタとの相性も抜群!
豆苗と生ハムのトマトパスタ
緑の豆苗と赤いトマトのコントラストが目を引くパスタ。豆苗もトマトもたっぷり使っているのでサラダ感覚で食べられます。野菜とシンプルなドレッシングで薄味のイメージかもしれませんが、生ハムのコクが加わり満足感も得られますよ。
セロリと生ハムの冷製パスタ
セロリが好きな人におすすめの冷製パスタです。食べるたびにシャキシャキの食感を感じつつ、セロリの風味が口いっぱいに広がります。セロリに負けない存在感のある生ハムが良いアクセントになるでしょう。
生ハムとルッコラの冷製ペペロンチーノ
にんにくがきいたペペロンチーノは、暑くて食欲がない日でもペロッと食べられます。にんにくの香りと唐辛子のピリッとした辛みが生ハムのうまみを引き立てて止まらなくなるおいしさです。
ルッコラのレモンクリームパスタ
クリームパスタは好きだけどいつも味がワンパターンになってしまう、という人にも作ってみてほしいパスタです。濃厚になりがちなクリームパスタもレモンを加えることでさわやかな後味になります。生ハムとレモンクリームの組み合わせもクセになりますよ。
【生ハムを使ったおつまみのレシピ】
生ハムのしっかりした味はおつまみにも向いています。
生ハムユッケ
熱烈なファンが少なくないおつまみ、ユッケを生ハムで作ってみましょう。しっかりした味付けでお酒もお箸も止まらなくなること間違いなしです。生肉のユッケが苦手な人も安心して食べられます。
アボカドと生ハムのレモンマリネ
あえるだけの簡単マリネは、濃厚なアボカドと生ハムにレモンの酸味でさっぱりしたおつまみになります。見た目もおしゃれなのでテーブルに置くだけでお店に来た気分になれそうです。
生ハムメロンのカナッペ
生ハムといえば生ハムメロンを思い浮かべる人も多いはず。クラッカーとチーズを組み合わせると一味違った食べ方ができます。見栄えもいいのでパーティーのメニューにもうってつけです。
クリームチーズとアボカドの生ハム巻き
彩りが良く華やかなおつまみは、ワインやシャンパンと一緒にいただきたいですね。ちょっといい生ハムを使って記念日にテーブルに並べるのも良いかもしれません。
牛こま肉でサルティンボッカ風
牛肉と生ハムという贅沢な組み合わせのおつまみは、セージの香りがより高級感を漂わせます。お酒はもちろん、バケットといただくのもおすすめです。
きゅうりと生ハムのマリネ
野菜がたっぷり入った生ハムのマリネです。生ハムの味をしっかり感じるシンプルドレッシングに、マリネにはセロリも入っているので後味はさわやか。おつまみ以外にも食事で1品プラスしたいときにササっと作れます。
生ハムカルパッチョ
パーティー料理にもなる生ハムカルパッチョ。そのまま食べてもおいしい生ハムをカルパッチョにして、よりおいしいおつまみに変身させましょう。ピリッとした辛みのあるラディッシュがカルパッチョの味を引き締めます。
生ハム桃モッツァレラ
生ハムでかたどったバラが食べるのがもったいないくらい上品なおつまみです。桃は缶詰でも十分おいしく仕上がるので手軽に作れます。見た目もきれいでフルーティーな生ハム桃モッツアレラは、食べるだけで気持ちまで楽しくしてくれそうですね。
クリームチーズといちじくの生ハム巻き
口の中でじゅわっと広がるジューシーないちじくと、噛めば噛むほどうまみを感じる生ハムを一口で味わえます。パーティーのオードブルとして出しても喜ばれそうです。
柿と生ハムのマリネ
生ハムと相性の良いフルーツはメロンだけではありません。秋の味覚の柿とも相性抜群で、柿の甘みと生ハムの塩味がクセになります。オリーブオイルが香るドレッシングでサッとあえたサラダ風おつまみです。
【生ハムを使ったその他のレシピ】
生ハムはパスタだけでなく、ごはんやピザなど主食のレシピにも幅広く使えます。
生ハム丼
火を使わずに作れるお手軽どんぶりです。そのまま食べても良いですが、焼き肉のたれをかけてガッツリご飯としていただきましょう。お家でまったり過ごす時のお手軽ランチにもおすすめです。
生ハムとルッコラの手作りピザ
イタリアンのお店に行かなくても、お家で本格的なピザが作れます。モチモチ生地に具材をたっぷり乗せて、生ハムの味を存分に味わってください。子供と一緒に作るのも楽しそうですね。
実は幅広い食材と合う!いろいろなレシピで生ハムを味わおう!
塩漬けにして作られた生ハムは、ほど良い塩味としっとりとした独特の食感が魅力です。
サラダやパスタはもちろん、お酒との相性も良くおつまみとしても楽しめるため、幅広いレシピに対応しています。果物との組み合わせもおすすめなので、今回紹介した生ハムメロンをアレンジしたり季節の果物と合わせたりするレシピにも挑戦してみてください。
いろいろなレシピで、おいしい生ハムをよりおいしく味わいましょう。