チーズのカロリーや栄養を種類ごとに解説します!
作成日: 2021/04/14
みなさんはチーズのカロリーがどれくらいあるかご存知でしょうか?
チーズと一口に言っても、スライスチーズ、粉チーズ、クリームチーズなど種類もさまざまあり、個別に把握するのもなかなか大変なものです。
そこで、今回は主だったチーズを15種類ピックアップし、それぞれ100g当たりに含まれる栄養素とカロリーを一挙に解説していきます。記事後半では、家庭でも簡単にできる手作りチーズのレシピもご紹介!
チーズの栄養
チーズに含まれる栄養には、代表的なものとしてタンパク質、ビタミンA、ビタミンBが挙げられます。
三大栄養素の1つであるタンパク質は、エネルギーの源となる栄養素です。
以下の記事では、タンパク質について詳しく解説しています。どのような食品に含まれているのか、合わせてチェックしておきましょう。
皮膚や粘膜、および体の機能維持に働きかけるビタミンAについては、以下の記事で詳しく解説しています。
種類ごとのチーズのカロリーと栄養
チーズと一口に言っても、実にさまざまな種類があり、カロリーや栄養素の数値も異なります。
ここでは代表的なチーズを15種類ピックアップしました。それぞれのカロリーと栄養素についてみていきましょう。
チーズの種類やおすすめの食べ方については、以下の記事をご参照ください。
クリームチーズ
クリームチーズとは、生クリームや、生クリームと生乳の混合物を原料として作られたチーズのことで、なめらかでクリーミーな口どけが特徴です。
100g当たりのカロリーは313kcalで、栄養素は糖質が2.3g、タンパク質が8.2g、脂質が33g含まれています。
カマンベールチーズ
カマンベールチーズは表面に白カビを塗って熟成させたチーズです。
表面はしっかり硬めですが、中はとろりと柔らかく、濃厚な味わいです。
100g当たりのカロリーは291kcalで、栄養素は糖質が0.9g、タンパク質が19.1g、脂質が24.7g含まれています。
モッツァレラチーズ
モッツァレラチーズはイタリア語で「引きちぎる」という意味をもつチーズで、凝固した生乳に熱湯を注いで練り上げ、引きちぎって作られます。
弾力のある食感と、ほのかに感じる甘味や酸味が特徴。
100g当たりのカロリーは269kcalで、栄養素は糖質が4.2g、タンパク質が18.4g、脂質が19.9g含まれています。
マスカルポーネチーズ
マスカルポーネチーズは水分を取り除き、脂肪分を高めて作ったチーズです。
ティラミスに使うチーズとして有名で、牛乳のコクや風味が強く、クリーミーな食感が特徴。
100g当たりのカロリーは273kcalで、栄養素は糖質が4.3g、タンパク質が4.4g、脂質が28.2g含まれています。
チェダーチーズ
チェダーチーズはイギリスが原産のハードチーズで、世界で最も生産量が多いことでも知られています。
熟成期間が長くなるとコクが増し、風味が強くなるのが特徴です。
100g当たりのカロリーは390kcalで、栄養素は糖質が1.4g、タンパク質が25.7g、脂質が33.8g含まれています。
パルメザンチーズ
パルメザンチーズとは、イタリアの「パルミジャーノ・レッジャーノ」風に作られたハードチーズのこと。
一般的にはいわゆる「粉チーズ」として出回っているものを指します。
100g当たりのカロリーは445kcalで、栄養素は糖質が1.9g、タンパク質 が44g、脂質が30.8g含まれています。
カッテージチーズ
カッテージチーズは脂肪分を取り除いて作られるチーズです。
もろっとした形状で、淡泊な味とわずかな酸味が特徴。
100g当たりのカロリーは99kcalで、栄養素は糖質が1.9g、タンパク質が13.3g、脂質が4.5g含まれています。
リコッタチーズ
リコッタチーズはチーズ製造時に出てきた水分(ホエイ)を再加熱して固めたもの。
なめらかな食感と、牛乳由来の自然な甘みが特徴です。
100g当たりのカロリーは159calで、栄養素は糖質が6.7g、タンパク質が7.1g、脂質が11.5g含まれています。
ブルーチーズ
ブルーチーズは内側に青カビを繁殖、熟成させたチーズで、独特の強い香りと塩味が特徴です。
100g当たりのカロリーは326kcalで、栄養素は糖質が1g、タンパク質が18.8g、脂質が29g含まれています。
ゴーダチーズ
ゴーダチーズはオランダ原産のセミハードタイプのチーズです。
クセが少なく、マイルドな風味が特徴。
100g当たりのカロリーは356kcalで、栄養素は糖質が1.4g、タンパク質が25.8g、脂質が29g含まれています。
エダムチーズ
エダムチーズはゴーダに次いで生産量が多いオランダ原産のハードチーズです。
マイルドな味わいながら、後味に酸味も感じるのが特徴。
100g当たりのカロリーは321kcalで、栄養素は糖質が1.4g、タンパク質が28.9g、脂質が25g含まれています。
エメンタールチーズ
エメンタールチーズはスイスを代表するハードチーズで、チーズフォンデュなどにも良く使われています。
木の実のような風味があり、表面に丸い穴がいくつもあいているのが特徴的です。
100g当たりのカロリーは398kcalで、栄養素は糖質が1.6g、タンパク質が27.3g、脂質が33.6g含まれています。
プロセスチーズ
プロセスチーズとは、セミハードのナチュラルチーズに乳化剤などを加えて加熱し、再び固めて作ったものを指します。
保存中に熟成が進まないため、ナチュラルチーズに比べて日持ちするのが特徴。
100g当たりのカロリーは313kcalで、栄養素は糖質が1.3g、タンパク質が22.7g、脂質が26g含まれています。
やぎチーズ
その名の通り、山羊の乳から作られたチーズのことで、牛乳から作られたチーズよりも歴史が古く、チーズの元祖といわれています。
さわやかな酸味と、山羊特有の個性的な風味が特徴。
100g当たりのカロリーは280kcalで、栄養素は糖質が2.7g、タンパク質が20.6g、脂質が21.7g含まれています。
チーズスプレッド
チーズスプレッドとは、クリームチーズなどをベースに、パンやクラッカーに塗りやすいように加工されたものです。
100g当たりのカロリーは284kcalで、栄養素は糖質が0.6g、タンパク質が15.9g、脂質が25.7g含まれています。
【出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)】
おうちでできるチーズの作り方
ここからは、ご家庭で簡単にできるチーズの作り方をご紹介します。
手作りカッテージチーズ
温めた牛乳にレモン汁を加えて分離させ、その後、濾して塩を加えれば完成!
そのままパンやクラッカーにのせて食べるほか、はちみつをかけ、フルーツと一緒にデザートとして食べるのもおすすめです。
自家製リコッタチーズ
牛乳に生クリームを加えて加熱し、酢を加えて作るリコッタチーズです。
レシピでは酢を使いますが、レモン汁でも代用できます。パスタやサラダと相性が良いことはもちろん、パンケーキに加えてもおいしい♪
シーンに合わせてチーズを使いこなしてみよう!
メインになるおかずはもちろん、おつまみやサラダ、スイーツなどさまざまなシーンで活躍するチーズ。
今回は、1000種類以上にものぼるチーズの中から代表的な15種類をピックアップし、簡単な特徴とカロリーや栄養素について解説してきました。
記事後半でご紹介した、家庭でできるチーズのレシピなども参考にしながら、ぜひさまざまなチーズを調理に役立ててみてはいかがでしょうか。