使い方いろいろ!モッツァレラチーズのレシピをご紹介
作成日: 2020/11/10
種類が豊富なチーズのなかでも独特なモチモチ食感がたまらないモッツァレラチーズ。そのまま食べたり定番のカプレーゼにして食べたりする方が多いのではないでしょうか。実は、モッツァレラチーズはほかの食材と混ぜたり焼いたりしてさまざまなアレンジを楽しむことができます。
今回は、正しい保存方法も含めてモッツァレラチーズのおすすめレシピを紹介していきます。
モッツァレラチーズとは
モッツァレラチーズはイタリア南西部に位置するカンパニア州で生まれたフレッシュチーズです。凝固した生乳に熱湯を注いで練り上げ、引きちぎる「パスタ・フィラータ」という製法で作られることでモチモチな食感になります。
モッツァレラとはイタリア語で引きちぎるという意味で、引きちぎって作ることが名前の由来です。出来上がった生地を団子のように丸めて引きちぎるので丸くて可愛らしい形に仕上がります。
モッツァレラチーズの特徴は弾力のある食感とほのかな甘みや酸味ですが、厳密にいうと2つの種類があります。
1つ目は水牛の生乳で作られた「モッツァレラ・ディ・ブーファラ」、もう1つは牛の生乳で作られた「モッツァレラ・ディ・ヴァッカ」「フィオル・ディ・ラッテ」です。
本来は水牛の生乳で作るのですが、水牛の生乳は生産量が少なく、牛の生乳で代用することが多いのでこの呼び方で区別をしています。
ちなみに、モッツァレラチーズを熟成させ燻製にした「スカモルツァ・アッフミカータ」や、モッツァレラの生地でモッツァレラとクリームを伸ばしたものを包んだ「ブッラータ」もモッツァレラチーズの仲間です。デンマークにはモッツァレラチーズをもとに作られたセミハードタイプの「ダニッシュ・モッツァレラ」というチーズもあります。
モッツァレラチーズの保存方法
フレッシュチーズでたっぷりな水分を含んでいるモッツァレラチーズは鮮度が命。購入してきた日に食べるのが理想ですが、いつもすぐに食べきれるとは限りません。一度で食べきれなかった場合、少しでもおいしい状態を保てるよう、正しい保存方法をチェックしておきましょう。
開封後に保存するとなると、気になるのはパックの中の水は捨てるのかそのままにするのかではないでしょうか。
パックの中の水は乳清(ホエー)という水で、カップのヨーグルトを開けたときに入っている水と同じ種類です。牛乳から乳脂肪やたんぱく質の1種を除いた液体で、チーズやヨーグルトを作る過程で出てきます。
保存する際は、モッツァレラチーズの鮮度を保ち型崩れを防ぐためにも乳清は捨てません。チーズと乳清を保存袋に入れたら形が崩れないようにボウルに入れて冷蔵庫に入れてください。
ただし、長期保存はできないので翌日中に食べきりましょう。また、同じフレッシュタイプのチーズであるクリームチーズやマスカルポーネなども時間が経つと味が落ちてくるため早めに食べきらなければいけません。
モッツァレラチーズを使ったDELISH KITCHENのレシピ
ここからは、モッツァレラチーズを使ったDELISH KITCHENのおすすめレシピを紹介していきます。
トマトとチーズのマリネ
相性抜群のトマトとチーズのマリネです。マリネ液を作ったら漬け込むだけと手間がかからないので、食卓にいろどりをプラスしたいときにもサッと作れます。
また、ワインなどお酒にも合うのでおつまみとして出すのも良いでしょう。枝豆とバシルを入れるのがポイントです。
モッツァレラと水菜のサラダ
モッツァレラのモチモチ食感と水菜のシャキシャキ食感が一度に楽しめるサラダ。モッツァレラというと洋風のイメージですが、こちらは味付けに醤油を入れてほんのり和風の味に仕上げています。和と洋の組み合わせがマッチして箸が止まらなくなるはずです。
焼きカプレーゼ
サラダ感覚で食べるのが定番のカプレーゼを焼くという斬新なレシピです。冷やして食べるカプレーゼとは一味違ったふんわりとろけるモッツァレラチーズがたまりません。お好みでアンチョビなどをトッピングするのもおすすめです。
アボカドカプレーゼボート
カフェで出てきそうなおしゃれカプレーゼボートです。普段はそのまま捨ててしまうアボカドの皮も、きれいにくり抜けば立派な器に変身します。お客様が来たときや特別な日にもぴったりです。
わさびソースの挟みカプレーゼ
ピリ辛のわさびソースでカプレーゼをちょっと大人の味に仕上げてみました。モッツァレラチーズとトマト、アボカドとわさびソースという相性ピッタリ同士を組み合わせているので、合わないわけがありません。
モッツァレラチーズを挟んだコロンとした見た目も可愛らしく、サラダとしてもおつまみとしても喜ばれるでしょう。
キウイモッツァレラ
名前を見てキウイとモッツァレラチーズは合うのかしらと不思議に感じた方もいるのではないでしょうか。
一見、正反対の食材な感じがしますが、実はモッツァレラチーズのまろやかさとキウイの甘酸っぱさがマッチするのです。デザート感覚でも食べられるので試してみてください。
アリゴスティック
じゃがいもにモッツァレラチーズを加えたアリゴで作るスティックは、パリッとした皮とクリーミーな舌触りで病みつきになります。のびるポテトは子供から大人まで楽しみながら食べられるでしょう。
のびるマッシュポテト
見た目は普通のマッシュポテトなのに、スプーンですくうとのびる不思議なマッシュポテトです。
じゃがいもだけで作るマッシュポテトも良いですが、たまにはモッツァレラチーズをプラスしてユニークな食感を体験してみてください。
生ハムトマトのバラピンチョス
どこかのパーティーで提供されそうな見た目も素敵なピンチョスはバルサミコ酢が絶妙なアクセントになっています。バラに見立てた生ハムは巻くだけなのでお子様と一緒に作るのも楽しいのではないでしょうか。
モッツァレラロールキャベツ
お肉のうまみがたっぷりにじみ出るロールキャベツにもっちりとしたモッツァレラチーズを加え、ボリューム満点に仕上がります。おいしいのはもちろん、とろけたチーズで体の芯から温まりそうなレシピです。
モッツァレラの肉巻きカツ
丸くて可愛らしい見た目、実は薄切り肉で作ったとんかつです。中身はモッツァレラチーズだったりミニトマトだったりするので、どちらが入っているのかワクワクしながら食べられます。
マルゲリータピザ
ピザ生地は手間がかかると思っている方が多いのですが、発酵させなくても簡単にできます。モッツァレラチーズを使った定番のマルゲリータピザも、生地から作れば一層おいしく感じられそう。
パニーニ
ホットドッグパンでパニーニが作れるので、手軽に作りたい朝食やランチにもぴったり。モッツァレラチーズとバジルを挟めばおしゃれでおいしい軽食の完成です。
なすのモッツァレラトマトパスタ
なすのトマトパスタというだけでもおいしいのですが、モッツァレラチーズをプラスして食べ応えもアップしましょう。お好みで唐辛子を入れるとピリ辛パスタに変身です。
牛肉とトマトのモッツァレラパスタ
牛肉のうまみとモッツァレラチーズのまろやさな風味の組み合わせにトマトのほど良い酸味が加わり、上品な味に出来上がります。
ちょっと贅沢したい日にぴったりな本格イタリアン風パスタはいかがでしょうか。お友達が遊びに来た日のランチに作っておうちカフェ気分を味わうのも良いかもしれません。
のびーるシェパーズパイ
マッシュポテトとミートソースで作る、子供からの人気も高いシェパーズパイ。本場のシェパーズパイはラム肉を使用しますが、こちらは合いびき肉を使用するので材料も簡単に手に入ります。
モッツァレラチーズを使うことでマッシュポテトがよく伸びるようになるのがポイントです。
伸びるマカロニグラタン
マカロニは茹でないといけないから時間がかかるというイメージがあるかもしれませんが、レンジでも作れるので試してみてください。一口大に切ったモッツァレラチーズが溶けてのび~る!食べながら楽しめる一品です。
レンジにかけている間、ほかの料理を作れば時短にもなります。
のびるスイートポテト
デザートにはしっとり感が魅力のスイートポテトにモッツァレラチーズを入れた、もっちり新食感のスイートポテトがおすすめです。
さつまいもはレンジを使えば茹でる手間もなくなります。おもちのような食感でやみつきになりそうです。
いろいろなレシピでモチモチ食感を楽しもう!
モッツァレラチーズは独特な製法で作られることで、あのモチモチ食感が生れることが分かりました。おいしいのはもちろん、定番のカプレーゼやマルゲリータ以外にも食感や温めると伸びるという個性を活かしていろいろな料理に使えるのは嬉しいポイントです。
フレッシュチーズであるモッツァレラチーズはなるべく早いうちに食べきるよう意識しながら、今回紹介したレシピに挑戦してみてください。