フライパンで魚を焼くコツやおすすめレシピをご紹介!
作成日: 2021/05/10
魚のうまみをそのまま楽しめる焼き魚は、おかずにもお酒のお供にもぴったりですよね。
魚を焼くには一般的に魚焼きグリルを使いますが、手間がかかるので焼き魚は避けていたという人もいるのではないでしょうか。しかし実は、フライパンでも魚を美味しく焼くことができるのです。
この記事では、フライパンで魚を焼くコツや、魚の種類ごとのおすすめの焼き方レシピをご紹介します。
フライパンで魚を焼くメリット
魚を焼くには専用の魚焼きグリルがあるのにフライパンで焼くの?と疑問に感じる人がいるかもしれません。
確かに、魚焼きグリルなら準備をしてグリルのセットをすれば、後は自動でちょうどよい焼き具合に仕上げてくれます。しかし、フライパンで魚を焼くと3つのメリットがあるのです。
ひとつ目は後片付けが楽なこと。
魚焼きグリルは油や網に付いた魚の皮をきれいに洗ってから乾かさなければいけません。忙しい人は食器洗いだけでも大変なのに、魚焼きグリルも洗って乾かすとなると手間が増えてしまいますよね。
フライパンはほとんどがフッ素加工されているためそもそも焦げ付きにくく、汚れても簡単に洗い流せます。
ふたつ目のメリットは皮がパリッと香ばしく焼き上がることです。
フライパンは火加減や焼きたい面を自分で調節できます。そのため、焼き方のポイントさえおさえれば、皮はパリッと身はふっくらと焼き上げることができるのです。
そして、みっつ目のメリットが、グリルで焼くときに比べて煙が少ないこと。
フライパンに乗せて焼くことで、火が脂に直接当たらないため煙があまり出ません。
フライパンは後片付けが簡単で手軽に挑戦しやすいため、今日から魚はぜひともフライパンで焼いてみてください。
フライパンで魚を焼くときのコツ
フライパンで魚を焼くときにはコツがあります。
まず、魚に下味を付けつつ独特な魚臭さをとるために、魚に塩をふってしばらく置いておきましょう。
塩をふっておくことで余分な水分も抜けるため、焼いている最中に身が崩れにくくなるというメリットもあります。
ある程度時間が経ったらクッキングペーパーなどで魚の水気をとれば下準備は完了です。
なお、クッキングシートやアルミホイルを敷いてから魚を乗せて焼くと、フライパンに魚がくっつかなくなります。
ただし、クッキングシートはフライパンからはみ出たまま焼いてしまうと直火に当たり燃えてしまう可能性も。クッキングシートを使用する際は、フライパンからはみ出ないように気を付けましょう。
フライパンを使ったDELISH KITCHENの焼き魚レシピ
ここからは、魚の種類別の塩焼きレシピと、西京焼きのレシピをご紹介します。
【塩焼き】
シンプルに魚を楽しむなら塩焼きがぴったり。
基本の塩焼きのコツをチェックしておきましょう。
フライパンで鮭の塩焼き
鮭の塩焼きは、盛り付けるときに表にする面から焼き始めます。
フライパンの上に直接乗せる場合は油をしいて、アルミホイルやクッキングシートを敷く場合はそのまま乗せて焼きましょう。裏返したら蓋をして蒸し焼きにすることでしっとりとした焼き上がりになります。
鮭カマの塩焼き
鮭は身のほうよりも脂の乗ったジューシーな鮭カマが好きという人も多いのではないでしょうか。
皮目から焼いたら裏返し、蓋をしてじっくり焼くと美味しく焼き上がります。
鯖の塩焼き
鯖ははじめに切れ目を入れてから塩をふって下ごしらえします。
身が厚い鯖も切れ目を入れることで火が通りやすくなるうえに、身が縮むのを防げますよ。皮をパリッとさせるためにも、皮目から焼き始めるのがポイントです。
さんまの塩焼き
フライパンにさんまを一本丸ごと入れるのは難しいため、半分に切ってから焼きましょう。
塩をふる際は、少し高い位置からふると全体にまんべんなくかけられます。弱めの中火でじっくり焼いて皮がパリパリになったさんまの塩焼きをお楽しみください。
ブリの塩焼き
ブリといえば照り焼きが定番ですよね。しかし、脂の乗ったブリを塩焼きにすると、ブリのうまみが満喫できる絶品おかずになりますよ。
ブリは傷みやすいため、塩をふったら冷蔵庫に入れてしばらく置きます。
アジの塩焼き
アジは頭を切り落としたら、下処理をしてそのまま塩焼きにしていただきましょう。
身の厚い部分に切れ目を入れておけば、しっかり火が通ります。途中で裏返したくなってしまいますが、少し我慢して裏返すのは一度だけにするのがきれいに焼き上げるコツです。
イワシの塩焼き
イワシは塩をふってそのまま焼くこともできますが、下処理をすれば子供でも食べやすくなるので挑戦してみてください。
下処理の方法は動画を確認すると分かりやすいですよ。大根おろしとすだちを添えてさっぱりいただきましょう。
フライパンでふっくらかますの塩焼き
「かますの焼き食い一升飯」という言葉があるほど絶品なかますの塩焼き。
せっかく食べるならコツをおさえて最高の状態でいただきましょう。かますは水分が多い魚なので、塩をふる前に一度水分をふき取ります。
焼く際はフライパンに酒を加えて蒸し焼きにするのがおすすめです。
【西京焼き】
コクとうまみがたまらない西京焼きは、ごはんを何杯でも食べられそうな美味しさですよね。
最後に、西京焼きのレシピをご紹介します。
さわらの西京焼き
たんぱくな味わいのさわらは西京焼きにぴったりの魚です。
白味噌やみりんなどの調味料で作った味噌ダレを塗ったら、一晩冷蔵庫で寝かせて味を染み込ませましょう。じっくり弱火で焼けば焦げ付きません。
赤魚の西京焼き
赤魚もクセがなくたんぱくなので西京焼きに向いています。
ふわふわの柔らかい身に味噌ダレが染み込んで、食べ始めたら箸が止まらなくなってしまうこと間違いなしです。
焼き魚はひと手間加えてより美味しくいただこう!
魚のうまみを楽しめる調理法の焼き魚。後片付けが楽なフライパンでも簡単に焼けるので、ぜひ挑戦してみてください。
塩をふって下ごしらえしたりその魚に合った調理のコツを意識したりするだけで、より美味しい焼き魚に仕上がります。
また、たんぱくな魚には西京焼きがぴったり。じっくり弱火で焼けば焦げ付きません。今回ご紹介した方法を参考に、さまざまな焼き魚を楽しみましょう。