納豆の賞味期限はいつまで?見分け方やアレンジレシピもご紹介
作成日: 2021/07/19
ごはんのお供として定番の納豆には、賞味期限が定められています。
しかし、賞味期限内のものでも、開けてみると白いつぶつぶやフワフワとしたものがあり、食べられるか不安に思ったことがある人もいるのではないでしょうか。
この記事では、納豆の賞味期限について詳しく解説します。
食べられない納豆との見分け方や、いつもとひと味違った納豆が楽しめるアレンジレシピもご紹介するので、せひ参考にしてください。
納豆の賞味期限
納豆の賞味期限は1週間程度ですが、冷蔵庫(10℃以下)で保存した場合を想定し、期限が設定されています。
10℃以上の場所で保管しておくと、発酵が進み品質が低下するため、常温下に置かずに必ず冷蔵庫で保存しましょう。
また、納豆はチルド室や冷凍庫での保管も可能です。
チルド室は、0~2℃に設定されているため、冷蔵庫よりも発酵のスピードを抑えることができます。
保存方法も簡単で、パックのままチルド室に入れるだけです。
開封後は、表記されている賞味期限に関わらず、早めに食べきりましょう。
納豆を冷凍保存する場合は、約1ヶ月間保存することができます。
未開封のパックを冷凍用保存袋に入れて冷凍します。
冷凍保存をする際は、なるべく保存袋内の空気を抜くようにするのがポイントです。
納豆が乾燥したり味が落ちたりするのを防ぐためにも、袋を密閉しておきましょう。
解凍は、冷蔵庫で行うのがおすすめです。
食べる前日に冷蔵庫に移し、ゆっくりと自然解凍をすることで、納豆のおいしさを損なうことなく食感を戻すことができます。
賞味期限については、製品に表示されている内容も合わせて確認しましょう。
発酵と腐敗の違い
発酵も腐敗も微生物による分解作用ですが、人間に有益な場合は「発酵」、有害な場合を「腐敗」と呼んでいます。
このことから、納豆は発酵食品ということになります。
「最初から腐っているから賞味期限は関係ない」と言われることもある納豆ですが、腐敗しているわけではありません。
納豆は、納豆菌による発酵によって作られます。
そこから時間が経って納豆菌以外の雑菌が繁殖すると、腐敗して食べられなくなってしまうため、保存する際は注意が必要です。
再発酵
納豆は、時間が経つと納豆菌が再び活発化します。
「再発酵」という発酵が進みすぎてしまう現象が起こり、特に常温で保存した場合は急激に進みます。
再発酵した納豆は、多少であれば食べられないことはありませんが、再発酵前と比べてアンモニア臭を感じたり、シャリシャリとした食感になったりと、おいしくなくなってしまいます。
再発酵を防ぐためにも、納豆は賞味期限に関わらず早めに食べましょう。
食べられる・食べられない納豆の見分け方
納豆を温度が高い場所に放置するなど、保存状態が悪い場合は雑菌が繁殖し腐敗してしまいます。
ここでは、食べられる納豆と食べられない納豆の特徴をまとめたので、いつもと違うと感じたら一度確認してください。
納豆の危険サイン
納豆からアンモニア臭がする、水っぽくなっている、糸をまったく引かなくなる、などの状態が見られる場合には、食べることはできません。
賞味期限に関わらず処分するようにしましょう。
白いフワフワがある
納豆の白くフワフワとした部分は「被り」と呼ばれるものです。
粘りの上にのった納豆菌の菌層であるため、食べても問題はありません。
開封したときに表面が全体的に白くなっている納豆もあれば、まばらに白いもの、 若干茶色くなっている納豆もあります。
これらは全て被りであり、異常ではないので食べることができます。
白いつぶつぶがある
白い粒は体に害はないものであり「チロシン」という白くつぶつぶとしたアミノ酸の結晶です。
チロシンの結晶化は、時間が経つにつれてゆっくりと進んでいきます。
納豆を10℃を超える場所で保管しておくと、急激に発酵が進みチロシンの結晶化も早くなるため注意が必要です。
これは、どんな納豆でも起こる現象ですが、特にひきわり納豆はチロシンが結晶化しやすい性質を持っています。
食べても問題ない白いつぶつぶですが、ジャリジャリとしていて納豆の食感を損なうため、加熱して食べるのがおすすめです。
DELISH KITCHENの納豆の消費レシピ
納豆をいつもと違ったアレンジにすることで、飽きずに食べられます。
1人分で1パックの納豆を消費できるレシピをご紹介します
【焼く】
納豆焼き
カリカリとした食感と香ばしい風味が楽しめる納豆焼きです。
粉チーズを加えることで、まろやかな味わいに仕上がります。手軽につまみやすく、おつまみや子供のおやつにもおすすめです。
甘酢ねぎだれの納豆チーズ焼き
マヨネーズやピザ用チーズを混ぜ込んだ濃厚な味わいの納豆焼きと、さっぱりした甘酸っぱいねぎだれがよく合います。
納豆に付属している、からしやたれも有効活用できるレシピです。
油あげの納豆チーズ包み焼き
納豆を油揚げで包んだ食べやすい一品です。
油揚げに材料をつめて焼くだけなので簡単に作れます。大葉の爽やかな香りや風味がアクセントになっていて、おつまみにもぴったりです。
【炒める】
もやしと納豆のピリ辛炒め
切らずにそのまま使えるもやしや、めんつゆを使用した手早く作れる炒めものです。
一味唐辛子の辛味やごま油の風味がきいた一品です。
もやしと卵の納豆キムチ炒め
納豆とキムチの組み合わせは相性抜群です。
もやしや卵も一緒に炒めることで食べごたえが増します。卵を半熟に仕上げれば、まろやかな味わいになりますよ。
豚と納豆のピリ辛炒め
納豆に豚肉とニラを合わせることで、食べごたえのあるおかずが作れます。
豆板醤がきいたしっかりした味付けで、ごはんが進みます。丼にして食べるのもおすすめです。
【パスタ】
ツナと納豆のパスタ
ゆでたパスタを、ほかの食材と合わせるだけで簡単に作れるパスタです。
あっさりしためんつゆと、コクのあるバターの風味が納豆によく合います。ツナを加えることで旨味がプラスされます。
納豆とねぎの和風パスタ
わさびの辛味がきいた、あっさりとした味わいの和風パスタです。
ねぎや大葉、のりなどの薬味がたっぷりで、納豆によく合います。パスタによくからめていただきましょう。
納豆と豆苗のガーリックパスタ
シャキシャキとした豆苗と、つぶつぶの納豆の食感が楽しめます。
パスタや具材をさっと炒め、豆苗の緑色が鮮やかな一品に仕上げましょう。にんにくやしょうゆの風味がよいパスタです。
【ご飯】
しそ納豆チャーハン
納豆は加熱をすることで粘り気が少なくなり、そのまま食べる場合とは違った味わいが楽しめます。
納豆と卵液をよく混ぜ合わせ、しっかりと炒めることでパラパラとしたチャーハンに仕上がります。
納豆とアボカドのユッケ丼
粘りある納豆と、クリーミーなアボカドを組み合せた、まろやかな一品です。
おろしにんにくやコチュジャンの辛味がきいて、飽きのこないおいしさです。
がっつりそぼろ納豆丼
納豆に鶏そぼろを加えることで、ボリュームのある納豆ご飯が楽しめます。
鶏そぼろはレンジで加熱するので簡単に作れます。納豆のタレも活用して味付けする手軽な一品です。
DELISH KITCHENの納豆のアレンジレシピ
納豆はそのほかにも、さまざまな料理に活用できる食材です。
いつもとはひと味違った食べ方で、おいしくいただきましょう。
こちらの記事では、簡単に作れる納豆のアレンジレシピをまとめています。
ぜひ合わせてご覧ください。
納豆の賞味期限や見分け方を覚えておこう
日頃からよく食べられている納豆には、賞味期限が定められています。
おいしさを保つために、冷蔵庫をはじめとした10℃以下の場所で保存しましょう。多く購入した場合などは、冷凍して保存することができます。
また、食べられる納豆と、食べられない状態の納豆の見分け方もご紹介しました。
製品に表示されている賞味期限も参考に、適切に保存しておいしくいただきましょう。