アジの開き方を解説!おいしい焼き方やレシピ10選ご紹介
作成日: 2021/08/05
更新日: 2024/03/15
日頃からよく食べられているアジですが、ご家庭でアジを開きにしたことはあるでしょうか。
やり方が分からなかったり、難しいイメージがあるかもしれません。しかし、コツをつかめばお家でもアジを開きにすることができますよ。
この記事では、アジの開き方について解説します。
また、干物のおいしい焼き方やアレンジレシピ、アジの開きの献立にぴったりなおすすめレシピなどもご紹介します。
アジの開き方
まずはじめに、アジの開き方を簡単にご紹介します。
あらかじめ頭やハラわた、鱗などを落として下処理を済ませておきましょう。
アジの身の表面の、尾の近くにあるトゲ状の鱗であるぜいごを、包丁でこそげ取るように切り落とします。
次に腹部から切り込みを入れて、包丁の刃先が中骨に沿うようにして、背まで切り込みを入れ片側を開きます。
開いた裏側の方も同様に、中骨に沿って切り込みを入れましょう。
この時、背中まで突き破らないように注意します。
アジを腹側から開いた状態にすると、中心に中骨が残っているので、尾のあたりで中骨を切り落とします。
最後に、両側の細かな骨が固まっている腹骨の部分を、包丁を使って薄く削ぎとればできあがりです。
中骨に沿って切り込みを入れる際に、なるべく中骨にアジの身が残らないようにするのがポイントです。
アジの開きのおいしい焼き方
ここでは、アジの開きの干物の焼き方について、フライパンを使う方法と、魚焼きグリルを使う方法をみていきましょう。
丁寧に焼き上げたアジの干物は、身がふんわりしていて絶品です。
なお、アジの開きの栄養についても簡単にご紹介します。
アジの開きの干物1枚(120g)あたりのカロリーは180kcal、糖質は約0.1gです。
こちらの動画では、干物の焼き方について詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
【出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)】
フライパン
まずはじめにフライパンを中火で熱し、クッキングシートを敷きましょう。
アジの開きの干物を皮が下になるようにおき、身が白っぽくなり皮に焼き目がついてきたら裏返します。
身に焼き色がつく程度まで火を通せばできあがりです。
クッキングシートは、焦げつきや身がフライパンにくっついてしまうのを防いでくれますが、高温になりすぎりと燃えたりすることがあるので、注意して加熱してください。
魚焼きグリル
魚焼きグリルには、片面から加熱するものと両面で加熱する2つの種類があります。
片面(上火)魚焼きグリルの場合は、グリルを中火で熱し、あたたまったら干物の皮を下にして入れます。
皮に焼き目がつき、身が白っぽくなり火が通るまで弱火で焼きましょう。
両面魚焼きグリルの場合は、上面を中火、下面は中弱火で熱しておきます。
グリルがあたたまったら、皮面を下にして焼きます。
お使いのグリルによって火加減が違うこともあるので、様子を見ながら加熱してください。
アジの開きを使ったアレンジレシピ
そのまま焼くだけでもおいしく食べられるアジの開きですが、いつも同じ食べ方だと少し飽きてしまうかもしれません。
ここでは、おすすめのアレンジレシピをご紹介します。
【開き】
アジのみりん漬け焼き
生のアジの開きをみりんとしょうゆで漬け込み、ふっくらと焼き上げた一品です。
漬け込むことで、魚独特の匂いが苦手という方でも食べやすく仕上がります。アジは皮面から弱火で焼きましょう。しっかりとした味付けなので、お弁当やおつまみとしてもおすすめです。
こちらのレシピでは、アジの開き方についても解説しているので参考にしてください。
【干物】
干しアジの黒酢炒め
アジの干物を、玉ねぎや赤パプリカと合わせて作る炒め物です。
そのまま焼く以外の調理方法が考えにくい干物ですが、旨味が凝縮されているので炒め物にしてもおいしいですよ。野菜とアジを、黒酢の酸味がきいた合わせ調味料と炒めるだけで作れます。
冷や汁
ご飯の上に味噌の汁をかけていただく冷や汁ですが、アジの干物を加えると干物独特の旨味が加わり絶品です。
シャキシャキとしたきゅうりの食感とみょうがの風味がよく、暑い時期にもおすすめです。大葉の香りや白いりごまの香ばしさがアクセントになった一品です。
アジの開きに合わせる献立アイデア
アジの開きをメインとした日におすすめの、副菜や汁物のレシピをまとめてご紹介します。
献立に悩んだ際などは参考にしてくださいね。
【副菜】
色々きのこの和風マリネ
しめじ、まいたけ、エリンギと3種類のきのこを使うマリネです。
マリネ液には砂糖や酢のほかに、しょうゆと和風顆粒だしを合わせることで酸味がマイルドになります。にんにくの風味がよい一品です。
もずくとトマトのごまポン酢あえ
もずくとトマトに、食感のよいきゅうりを合わせた、さっぱりとしていて食べやすい一品です。
きゅうりはあらかじめ塩もみしておくことで、味なじみがよくなります。ポン酢しょうゆの爽やかな酸味と白すりごま、ごま油の香ばしさは相性ぴったりです。
シンプルポテトサラダ
ハム、じゃがいも、きゅうり、にんじんを具材とした定番のポテトサラダです。
じゃがいもやにんじんはレンジで簡単に火を通します。味付けにコンソメを加えることでコクがでますよ。
ちくわとじゃがいもの甘辛煮
ちくわ、こんにゃく、じゃがいもを使った簡単に作れる煮物です。
こんにゃくは薄切りにし、中央に切り込みを入れてくぐらせるようにしてねじったら、ゆでておきましょう。サラダ油で炒めた食材を調味料と煮込めば完成です。
【汁物】
しいたけたっぷり具沢山みそ汁
具材がたっぷりと入った大満足のみそ汁です。
豚こま切れ肉、しいたけ、にんじんを炒め、和風顆粒だしと水を加えて煮たたせます。煮たったらみそをとき入れ、ニラを加えればできあがりです。
長芋と鶏ひき肉のふんわり肉団子スープ
長芋、しいたけ、チンゲン菜、肉団子を具材としたしょうが風味のスープです。
肉団子はポリ袋に材料を入れて作るので手軽に作れます。長芋が入った肉団子はふんわりと柔らかな食感で、優しい味わいのスープと相性抜群です。
キャベツと豚肉の味噌ミルクスープ
みそに牛乳を加えた、まろやかな味わいのスープです。
豚こま切れ肉、キャベツ、にんじんを使って食べごたえも抜群な一品です。みその風味が優しく香る汁物は寒い時期もおすすめです。
開き方のコツをつかんでアジを調理してみよう
この記事では、アジの開き方や、アジの干物の焼き方、アレンジレシピに加えて、アジの開きにぴったりな献立レシピまでまとめてご紹介しました。
アジを開きにするのは難しいと思われるかもしれませんが、コツをつかめばご家庭でもさばくことができ、アジ以外の魚でも活用できますよ。
また、アジなどの干物は魚焼きグリルだけでなく、フライパンでも焼くことができます。
そのまま焼くだけでもおいしく食べられますが、漬け込んでから焼いたり炒め物などにすると、いつもとひと味違った味わいを楽しめるでしょう。