DELISH KITCHEN

ピーマンとパプリカの違いとは?人気レシピもご紹介!

作成日: 2021/11/08

ピーマンとパプリカ、このふたつは見た目がそっくりですね。なんとなく色や大きさで区別していて、具体的にどのような違いがあるのか、分からない方もいるのではないでしょうか。

この記事では、ピーマンとパプリカの違いや栄養について解説します。それぞれの食材を使ったレシピもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次

  1. ピーマンとパプリカについて
  2. ピーマンとパプリカの特徴
    1. ピーマン
    2. パプリカ
  3. ピーマンとパプリカの栄養
  4. ピーマンとパプリカの保存方法
    1. ピーマン
    2. パプリカ
  5. ピーマンを使ったDELISH KITCHENのレシピ
    1. ハムとピーマンのマリネ
    2. 無限ピーマン
    3. ピーマンと人参のおかかきんぴら
    4. 卵とピーマンのおかか和え
    5. 豚こまとピーマンのガリバタ炒め
  6. パプリカを使ったDELISH KITCHENのレシピ
    1. 2色のパプリカとツナのマリネ
    2. パプリカの塩きんぴら
    3. パプリカと豆もやしのみそマヨ炒め
    4. パプリカの青椒肉絲
    5. ソーセージとパプリカのカラフル炒め
  7. ピーマンとパプリカを使ってカラフルな料理を楽しもう!

ピーマンとパプリカについて

ピーマンとパプリカは同じナス科トウガラシ属の品種で、辛味のない唐辛子の一種です。ピーマンとパプリカの違いに、はっきりとした定義はありませが、原産地や収穫の時期、それぞれの栄養などが異なります。

ピーマンは主に「シン型」「ベル型」「シシトウ」と3つの形状の分類に分けられます。ピーマンはシン型でパプリカはベル型、獅子唐がらし(ししとう)はシシトウです。

日本では名前の違う3種類の野菜ですが、英語だと全て「sweet pepper」と呼ばれています。

ピーマンとパプリカの特徴

ピーマンとパプリカのそれぞれの特徴や、どのような経緯で日本で親しまれる野菜になったのかも合わせてご紹介します。

ピーマン

ピーマンの実はパプリカに比べると小さめで細長く、皮は薄めで濃い緑色をしています。味は、青臭さと苦味を感じられるのが特徴です。

普段よく食べられている緑色のピーマンは、未熟な状態で収穫されたもので、ピーマンは熟していく段階で、黄色や赤色に色が変化していきます。

色が変わる前は緑ピーマン、色が変わった後は黄ピーマンや赤ピーマンと呼ばれています。完熟したピーマンは赤色のピーマンになり、青臭さが軽減するため、ピーマンが苦手な方も食べやすく感じるでしょう。

ピーマンの原産地は中南米の熱帯地方です。明治時代にアメリカから日本に伝わり、日本で親しまれるようになったのは昭和30年代以降とされています。日本の主な生産地は茨城県、宮崎県、高知県などです。

ピーマンは加熱調理に適していて、揚げ物や高温調理をすることで苦味が和らぎます。ピーマンをパプリカで代用することもできますが、パプリカは甘いためピーマンの苦味を活かした料理には不向きです。

パプリカ

パプリカの実は、ピーマンに比べると大きく肉厚で甘味があり、生でもおいしく食べられるのが特徴です。
形はピーマンよりもふっくらとしています。

パプリカは完熟してから収穫され、ピーマンと同様に熟していく段階で黄色やオレンジ、赤色へと変色します。

原産地はハンガリーで、1990年代にオランダから輸入が始まったことで、日本でも親しまれるようになりました。韓国やオランダ、ニュージーランドからの輸入品もありますが、国内でも宮崎県、茨城県、熊本県などで生産されています。

パプリカもピーマンと同様に、加熱調理に適しています。また、甘味があり生のままでも食べられるため、サラダやピクルスにしてもよいでしょう。

パプリカの代用でピーマンを使用することもできますが、苦味があるため、調理や味付けを工夫して、苦味を抑えるとよいでしょう。

ピーマンとパプリカの栄養

ピーマンとパプリカの栄養を詳しくみていきましょう。それぞれ、生の可食部100gあたりの数値は以下の通りです。

《緑ピーマン》
・カロリー…20kcal
・炭水化物…5.1g
・たんぱく質…0.9g
・食物繊維…2.3g
・脂質…0.2g
・ビタミンA…33μg
・ビタミンC…76mg
・ビタミンE…0.8mg
・ビタミンK…20μg
・葉酸…26μg

《パプリカ》
・カロリー…28kcal
・炭水化物…7.2g
・たんぱく質…1.0g
・食物繊維…1.6g
・脂質…0.2g
・ビタミンA…88μg
・ビタミンC…170mg
・ビタミンE…4.3mg
・ビタミンK…7μg
・葉酸…68μg

生のピーマンとパプリカのカロリーの差は100gあたり8kcalとそれほど差はありません。

ビタミンの含有量はそれぞれ異なり、ピーマンに対してパプリカは、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、葉酸が2倍以上も含まれています。
また、ピーマンには、パプリカに含まれるビタミンKの量の約3倍近くが含まれています。

それぞれ見た目は似ていて、カロリーなどに大差はありませんが、含まれるビタミンの量は大きく異なっています。

※ビタミンAの数値は、レチノール当量を記載しています
※パプリカは赤ピーマンの成分値を記載しています
【出典:日本食品標準成分表 2020年版(八訂)】

ピーマンとパプリカの保存方法

ピーマンとパプリカに適した保存方法をご紹介します。

ピーマン

・冷蔵保存
ピーマンはキッチンペーパーで水気をよくふき取ったあと、新しいキッチンペーパーで2個ずつ包みます。保存袋に入れて野菜室で保存しましょう。保存期間の目安は4~5日ほどです。

詳しい保存方法は、こちらの動画を参考にしてください。

・冷凍保存
ピーマンは丸ごと冷凍保存が可能です。水で洗って水気をふき取り、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。カットしてから冷凍する場合は、ヘタと種を取り除いて、使いやすい大きさに切ってから冷凍保存しましょう。

保存期間の目安は3~4週間ほどです。調理に使う際は凍ったまま使用し、手早く調理することで水っぽくなるのを防ぎます。

詳しい保存方法は、こちらでご紹介しています。

パプリカ

・冷蔵保存
パプリカを丸ごと保存する場合は、ヘタの先を切り落とします。水気をしっかりふき取ったら、新聞紙で包み保存袋に入れて野菜室で保存します。

使いかけのパプリカは、ヘタと種を取り除くようにしましょう。くぼみの方までしっかりとラップをして、保存袋に入れて野菜室で保存します。

保存期間の目安は1週間~10日ほどです。また冷凍保存することも可能で、その際は3~4週間ほどを目安に保存ができます。

詳しい保存方法は、こちらの動画を参考にしてください。

ピーマンを使ったDELISH KITCHENのレシピ

最初に、ピーマンを使ったレシピをご紹介します。

ハムとピーマンのマリネ

酢を加えることでさっぱりと食べられる、ピーマンとハムの彩りがきれいなマリネです。お弁当に入れると、見た目も華やかになりますよ。あと一品なにか欲しいときにもぴったりなレシピです。

無限ピーマン

ピーマンをたっぷり食べられる、人気の無限ピーマンです。レンジで加熱するだけで、簡単においしいおかずができます。ピーマンがたくさんあるときに作りたくなるレシピです。

ピーマンと人参のおかかきんぴら

味付けはめんつゆだけで、かつお節の風味がアクセントの手軽なきんぴらです。すぐに作れて彩りもきれいなので、お弁当の具材にもおすすめのレシピです。

卵とピーマンのおかか和え

レンジで簡単に作れるので、火を使わずに調理したいときにおすすめです。卵とおかかの相性がよく、歯ごたえのあるピーマンの食感も楽しめる一品です。

豚こまとピーマンのガリバタ炒め

豚肉とピーマンをガーリックバターで炒めた、がっつりとご飯を食べたいときにおすすめのおかずです。ピーマンの食感を残すように、さっと炒めるのがポイントです。

パプリカを使ったDELISH KITCHENのレシピ

ここからは、パプリカを使ったレシピをご紹介します。

2色のパプリカとツナのマリネ

カラフルな2色のパプリカを使って作るマリネです。パプリカがたくさんあるときにおすすめですよ。彩りがきれいなので、色味が欲しい献立のときにもぴったりな一品です。

パプリカの塩きんぴら

パプリカとピーマンを使って、3色の彩り豊かなきんぴらです。ごま油の風味や七味唐辛子の辛味がアクセントになり、お箸のすすむ一品になります。見た目もきれなので、おつまみやお弁当にもおすすめです。

パプリカと豆もやしのみそマヨ炒め

みそマヨだれで炒めることで、コクと旨味が増してご飯の進むおかずになります。豆もやしの食感を活かすために、さっと炒めることがポイントです。

パプリカの青椒肉絲

ピーマンの代わりにパプリカと牛肉を使って作る青椒肉絲です。赤と黄色のパプリカを使うので、見た目も鮮やかになりますよ。がっつり食べたいときに、ぜひお試しください。

ソーセージとパプリカのカラフル炒め

パプリカとピーマンを使ったカラフルな一品です。塩こしょうとコンソメのシンプルな味付けですが、ソーセージも一緒に炒めることで旨味が加わりおいしくいただけます。

ピーマンとパプリカを使ってカラフルな料理を楽しもう!

ピーマンとパプリカは分類としては同じもので、どちらも辛味のない唐辛子の一種であるということが分かりました。ふたつとも見た目は似ていますが、食感や味、含まれている栄養などは異なっています。

どちらも料理に使うと、カラフルな色味が食卓を華やかにしてくれます。ご紹介したレシピを参考に、それぞれの特徴を活かした一品を作ってみましょう。

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