マガレイ(真鰈)とは?産地や人気レシピもご紹介
作成日: 2022/05/12
マガレイ(真鰈)はカレイの中でも代表的な種類で、店頭でも手に入りやすいです。この記事では、マガレイについてみてみましょう。簡単に作れる人気レシピもご紹介します。
マガレイとは
カレイにはマガレイだけでなく、カラスガレイ、アカカレイ、クロガレイ、イシガレイ、マコガレイなど、日本だけでも40種類以上あります。その中でもマガレイは代表的な種類で、スーパーなどの店頭でも手に入りやすいです。漢字では「真鰈」と書かれることが一般的ですが「比目魚」や「偏魚」と書かれることがあります。
カレイという名前は「片割れ魚(カタワレイオ)」が由来と言われています。カレイは両目が体の表側についており、色が上下で異なるのが特徴です。表側が黒色で目があり、裏側は白くて何もないことから、黒い魚が2つに割けた片割れという意味で「片割れ魚(カタワレイオ)」と呼ばれるようになりました。
後に「片割れ魚(カタワレイオ)」という呼び方が変化し「カレイ」となったと言われています。
ちなみに、よく似た見た目をしているヒラメとカレイには、どのような違いがあるかご存じでしょうか。以下の記事では、カレイとヒラメの違いや見分け方を解説しているので、ぜひご覧ください。
マガレイの 産地と旬
マガレイは、主に北海道から東北に生息しています。他にも、日本海沿岸でもみられます。主な産地は、北海道や東北地方、北陸地方です。
9月に旬を迎え、2月頃まで美味しくいただけます。2月を過ぎると産卵の時期に入るので、身に締まりがなくなります。ただし、2月から4月は子持ちのマガレイが手に入りやすくなります。
マガレイの特徴
マガレイは表面に目がついていて色は黒く、裏面は白いです。標準的な体長は50cmで、平らな見た目をしています。基本的にはあっさりとした味わいで、クセがほとんどないのが特徴です。ただし、旬の時期を迎えると脂が乗り、旨味が強くなります。店頭では、生のマガレイだけでなく冷凍されたものや一夜干しもみられます。
マガレイは加熱して食べることが多く、火を通すことでほろほろと崩れるような食感に。おすすめの調理法は、焼き物、煮物、揚げ物、蒸し物などです。
カレイの選び方
皮にツヤがあり、ピンと張っているカレイを選びましょう。カレイに触れられる場合は、ぬめりを確認してみてください。一般的に、ぬめりがあるカレイの方が新鮮と言われています。
カレイの下ごしらえ
カレイの下ごしらえの方法をチェックしましょう。煮付けなどにぴったりのさばき方や5枚下ろしにする方法をご紹介します。
カレイのさばき方(煮付けなど)
カレイのうろことぬめりは、包丁を立てて取り除きます。包丁の背をカレイに当てて、丁寧にうろことぬめりを落としましょう。次に、腹を上にしてヒレの下に包丁を入れ、頭を落とします。頭を落とせたら、断面に手を入れて内臓を取り出します。
その後、包丁で内側に残っている血合いを取り除き、水できれいになるまで洗います。ヒレから約2mm内側に包丁を入れ、えんがわに沿って浅く切れ込みを入れていきましょう。最後に、腹部に十文字に切り込みを入れます。
カレイのさばき方(唐揚げなど)
カレイを唐揚げなどにする場合は、5枚下ろしにしましょう、5枚下ろしにする場合は、こちらを参照してください。「姿おろし」と呼ばれる、頭を切り落とさずに下ろす方法をご紹介します。
カレイを使ったDELISH KITCHENのレシピ
カレイを使った人気レシピをご紹介します。ここでは、煮物や揚げ物、焼き物、蒸し物のレシピをみてみましょう。マガレイに限らずさまざまなカレイで作れるので、お好みの種類を使ってみてください。
煮物
定番の煮物のレシピをチェックしましょう。
カレイの煮付け
カレイを使った料理の中でも特に人気の煮付けのレシピです。弱火で煮ることでカレイがふっくらとします。落とし蓋をしたり煮ている途中に煮汁をかけたりすると、均等に味が染み込みます。
カレイのみぞれ煮
カレイをカラッと揚げ、おろしつゆで煮込む一品です。カレイだけでなく大根おろしにもしっかり味が染み込んで美味しくいただけるので、ごはんと一緒に召し上がってみてください。
カレイのみそ煮
しょうがとみその風味がきいた、ほっこり温まる煮物のレシピです。白みそや赤みそでも美味しく仕上がるので、お好みのみそを使ってみましょう。かいわれとミニトマトを添えると、彩りがよくなります。
揚げ物
カレイを使った揚げ物のレシピをご紹介します。
カレイのから揚げ
おかずだけでなく、おつまみにもぴったりの唐揚げのレシピです。片栗粉を衣に使うことで、カリカリ食感に。カレイは淡白な味わいの魚なので、揚げると食べ応えがアップします。
カレイの中華あんかけ
揚げたカレイを野菜あんかけでいただく一品です。食感を楽しめるように、出来立てを召し上がってみてください。にんじんやピーマンの切り方をそろえると、きれいな見た目に仕上がります。
カレイとれんこんのカレー揚げ
カレーの香りが食欲をそそるカレイとれんこんの揚げ物のレシピです。揚げ焼きにするので、油の量を抑えられるのが嬉しいポイントです。カレー粉を使うとカレイの臭みが和らぐので、下処理が簡単にできます。
焼き物
カレイを使った焼き物のレシピをみてみましょう。
カレイのムニエル
シンプルな味付けで、カレイそのものの美味しさを味わえるムニエルのレシピです。オリーブオイルと有塩バターでコクをプラス。ハーブソルトを使うと、簡単に風味豊かに仕上がります。
カレイのバターじょうゆ焼き
バターしょうゆ味でご飯と相性抜群のカレイの焼き物です。カレイの皮目から焼くと、縮みにくくなるのできれいな形に仕上がりやすいです。甘辛いタレをしっかり絡めていただきましょう。
蒸し物
カレイを使った蒸し物のレシピをご紹介します。
カレイのホイル焼き
カレイがふっくらしっとりとした食感に仕上がるホイル焼きのレシピです。材料をアルミホイルに包んで調理するので、洗い物を減らせます。レモンの輪切りとポン酢しょうゆでさっぱりいただきましょう。
子持ちカレイのピリ辛レンジ中華蒸し
レンジ調理で手軽に作れる中華風の蒸し物のレシピです。しょうがやにんにくの風味や豆板醤のピリッとした辛味がきいていて、後を引く美味しさです。短時間で出来上がるので、忙しいときにもおすすめです。
マガレイを料理に取り入れてみよう
マガレイは、カレイの中でも代表的な種類で手に入りやすいです。9〜2月が旬なので、この時期マガレイは特に美味しいです。2月を過ぎると産卵の時期に入るので、子持ちのマガレイが手に入りやすくなります。マガレイは淡白な味わいでさまざまな味つけて楽しめるので、料理に取り入れてみましょう。