味噌汁の隠し味には何を入れる?絶品アレンジレシピもご紹介
作成日: 2022/08/30
味噌汁は、日本の食卓に欠かせない料理です。魚介のだしの風味と味噌のコクを効かせた味噌汁は、ひと口食べるとほっと安らぐ味わいが楽しめます。毎日の食事になじみのある味噌汁ですが、いつもと違う味が試したくなることがありませんか。
この記事では、味噌汁の味をちょっと変えたいときに試してみたい隠し味と、おすすめアレンジレシピをご紹介します。
美味しい味噌汁作りのポイント
はじめに、基本的な味噌汁作りのポイントについてご紹介します。味噌を溶かすときには、おたまに味噌を入れてだし汁を加えて溶かしながら、鍋に入れるようにしましょう。鍋にそのまま味噌を加えると、しっかり溶け切らないことがあるので注意が必要です。
また、味噌は沸騰させると香りが飛んでしまうので、味噌を溶かしたら沸騰する前に火を止めるようにします。温め直すときにも同じようにしましょう。味噌の味も大切ですが、使うだしによって風味が変わるので、だしの取り方や種類の選び方も重要なポイントです。
【だし別】味噌汁レシピ
ここからは、味噌汁の味の基本となるだしの違いと、おすすめレシピをご紹介します。味噌汁に使うだしには、いろいろな種類があります。だしの種類を使い分けることで、味噌汁の味の幅が広がるといえるでしょう。
また、プロが作るような味噌汁を目指すなら、しっかりとだしを取ることがおすすめです。しかし、手軽に使えて便利な顆粒だしもどんどん進化しているので、使いやすい方を選ぶとよいでしょう。
かつおと昆布のだし
かつおと昆布のだしで作った味噌汁は、料亭で出てくるような上品な味に仕上がることが特徴です。昆布の旨みをベースに、かつおの華やかな香りが味噌の風味を引き立てます。以下に、かつおと昆布のだしを使った基本の味噌汁をご紹介しているので、参考にしてください。
いりこのだし
「いりこだし」のいりこは、カタクチイワシを乾燥させたもので、煮干しとも呼ばれます。いりこだしの味噌汁は、旨みたっぷりで深い味わいが楽しめることが特徴です。いりこだしを使った味噌汁を、以下でご紹介しているので、ぜひ作ってみてください。
和風顆粒だし
和風顆粒だしとは、手軽にだしを作れる便利な調味料です。和風顆粒だしを使うと、食材からだしを取る手間がなく簡単に味噌汁が作れます。かつおだしや昆布だし、いりこだしなど、さまざまな風味があるので、お好きな味を試してみるとよいでしょう。和風顆粒だしを使った味噌汁のおすすめレシピを、以下にご紹介しています。
味噌汁におすすめの隠し味
味噌汁の味に変化をつけたいときには、隠し味を試してみましょう。いつもの味噌汁に調味料などを足すことで、簡単に風味をプラスすることができます。使う味噌やだし、具材の種類によって味噌汁の味が違うので、お好みで味を見ながら隠し味を足すとよいでしょう。
調味料
まず、隠し味におすすめの調味料についてご紹介します。
醤油
大豆を原料とする醤油は、味噌と相性がよく、旨みたっぷりの味噌汁に仕上がります。醤油は塩分が高く、加える量によってはしょっぱくなってしまうため、注意して入れるようにしましょう。とろみのあるめかぶと相性のよい醤油を使った味噌汁レシピを、以下にご紹介しているので、ぜひ作ってみてください。
みりん
煮物などに使われるみりんは、甘み付けや味をまろやかに整える効果があります。味噌汁に入れると、ふんわりとした甘みをつけられます。
みりんに含まれるアルコール分が気になるという方もいらっしゃるかもしれません。そんな場合には、味噌を入れる前にみりんを入れてひと煮立ちさせることでアルコール分を飛ばすか、含まれるアルコール分が1%未満のみりん風調味料を使うとよいでしょう。
「めかぶの味噌汁」でもご紹介しているように、醤油と合わせて使うのもおすすめです。
料理酒(日本酒)
みりんと同じように和食に使われることの多い日本酒は、料理に旨みをプラスしたり、食材の臭みを和らげたりという働きがあります。
アルコール分が気になるという方は、日本酒を加えて煮立たせてから味噌を溶かすとよいでしょう。さまざまな食材と相性がよく、魚や肉などの臭みが気になるという場合に使うのもおすすめです。
乳製品・豆乳
ここからは、隠し味として使う乳製品や豆乳をご紹介します。
牛乳
いつもと違う味噌汁を試したいというときには、牛乳がおすすめです。牛乳を加えることでまろやかな味わいが楽しめます。たっぷり加えて和風チャウダー風にするのもよいでしょう。
具材が煮えてから牛乳を加えるようにして、煮立たせないように注意することがポイントです。牛乳を隠し味に使った鮭と白菜のミルク味噌汁のレシピを、以下にご紹介しています。
バター
バターも味噌と相性のよい食材のひとつです。味噌バターといえば、ラーメンやちゃんちゃん焼きなどにも使われています。
仕上げに入れると風味がアップして、味噌汁がより美味しく仕上がるでしょう。じゃがいもとキャベツのバター味噌汁のレシピを、以下にご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
豆乳
多くの種類の味噌と同じように大豆を原料とする豆乳も、相性のよい食材といえるでしょう。豆乳を加えることで、味噌汁の味わいをまろやかにするだけでなく旨みもプラスしてくれます。豆乳を隠し味にした味噌汁レシピをご紹介しています。以下のリンクを参考にしてください。
油
ここからは、味噌汁の隠し味におすすめの油についてご紹介します。
ごま油
和えものに使うなど和食と相性のよいごまは、味噌汁ともよく合います。ごま油を仕上げに垂らすことで、香ばしい香りが引き立ち、より豊かな風味が楽しめるでしょう。
食材をごま油で炒めてから味噌汁にすることで、食べ応えもアップするのでおすすめです。ごま油で香ばしさをプラスした味噌汁レシピを、以下にご紹介しています。
オリーブオイル
ふだんパスタや洋食に使うことの多いオリーブオイルですが、味噌汁の隠し味としてもおすすめです。オリーブオイルを仕上げに垂らすと、味噌汁に爽やかな風味とコクがプラスされます。
オリーブオイルと相性のよいトマトを使った味噌汁レシピをご紹介しているので、以下のリンクを参考にしてください。
香味食材
ここからは、味噌汁の隠し味として香味食材をご紹介します。
すりごま
すりごまを加えることで、味噌汁に香ばしさをプラスします。出来上がった味噌汁にお好みの量を振りかけましょう。ごまの風味を生かした、えのきと油揚げの味噌汁を以下のリンクでご紹介しています。
練りごま
風味のよい練りごまを味噌汁に加えると、まろやかで風味豊かに仕上がります。また、ごまの油分により、コクがプラスされることも特徴です。味噌汁の仕上げに、少しずつおたまで溶くように加えるとよいでしょう。混ざりにくいため様子を見ながら混ぜるようにします。
練りごまは風味が強いので、冷製味噌汁にしても充分風味が楽しめるでしょう。きゅうりの冷製味噌汁を以下にご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
香辛料
ここからは、味噌汁の隠し味におすすめの香辛料についてご紹介します。
ラー油
ラー油を加えると、味噌汁にごま油の風味だけでなく辛さをプラスできます。以下にご紹介しているのは、ラー油でアレンジしたもやしの味噌汁です。美味しいので、ぜひ作ってみてください。
柚子胡椒
ピリッとした辛さと爽やかな風味が特徴の柚子胡椒も、味噌汁の隠し味によく合います。仕上げに加えると、ほのかに柚子の風味が残ることが特徴です。入れすぎると辛いので、加える量には注意した方がよいでしょう。
以下に、柚子胡椒を加えた味噌汁レシピをご紹介しているので、参考にしてみてください。
七味唐辛子
豚汁に加えることもありますが、普通の味噌汁の仕上げにひと振りすることで、風味豊かに仕上がります。以下に、ピリッとした辛さと風味をプラスした、スナップエンドウとちくわの味噌汁のレシピをご紹介しています。
こしょう
意外な組み合わせかもしれませんが、こしょうも味噌汁の隠し味としておすすめです。こしょうを振るだけで簡単にアクセントをつけられるので、仕上げにひと振りしてみましょう。こしょうの風味と相性のよい、キャベツとベーコンの味噌汁をご紹介していますので、参考にしてください。
いつもの味噌汁がワンランクアップ!隠し味で味噌汁をアレンジしよう
いつもの味噌汁と違う味が試したいときには、隠し味にチャレンジしてみましょう。味噌汁の隠し味には、醤油やみりんなどの調味料だけでなく、牛乳やごま油、香辛料などさまざまな種類があります。
ここでご紹介した、いろいろな隠し味を試して、自分好みの味噌汁の味を見つけてみてはいかがでしょうか。