バルサミコ酢は代用できる?ドレッシングの作り方も!
作成日: 2021/02/28
一般的に親しまれている米酢や黒酢とはちょっと違い、高級なイメージのあるバルサミコ酢。興味はあるものの使い方が分からず、まだ使ったことがないという人も多いのではないでしょうか。
この記事では、バルサミコ酢の特徴や代用方法、ドレッシングの作り方について解説していきます。おすすめレシピもご紹介するので参考にしてみてください。
バルサミコ酢について
バルサミコ酢とは
バルサミコ酢はイタリア生まれの西洋酢。
ぶどうの果汁を煮詰めて濃縮し、長い期間自然発酵させて造るのが伝統的な製法です。熟成させる段階で種類が異なる木で作られた樽に移し替えていくので、独特の風味が生まれます。
ちなみに、ヨーロッパで正式なバルサミコ酢として世の中に送り出せるものには基準があります。
それはイタリアのモデナ地区とレッジョ・エミリア地区において伝統的な製法で造られたバルサミコ酢だけです。また、市販されているバルサミコ酢のなかには、着色料や酸化防止のために添加物が含まれているものも少なくありません。
バルサミコ酢はぶどう果汁から造られているだけあり、黒っぽい赤色でどことなくワインの風味を感じます。お酢なので酸味はありますが、コクのあるまろやかな酸味になっているのが特徴です。
フルーティーで甘みも感じられるため肉料理やサラダ、デザートなど、さまざまな使い方があります。
日本では色が付いている赤バルサミコ酢が有名ですが、本場では白ぶどうを使った白バルサミコ酢も日常的に使われています。白バルサミコ酢はマイルドで甘みが強いのが特徴です。
ワインビネガーとの違い
ぶどう果汁から造られる酢といえばワインビネガーもあり、違いが気になりますよね。
ぶどう果汁を発酵させる点はバルサミコ酢と一緒ですが、ワインビネガーにはワイン酵母や酢酸菌が加えられています。
ワインビネガーにも赤と白があり、赤は渋みを感じる風味が、白は強い酸味が特徴です。
以下の記事では、バルサミコ酢やワインビネガーなどの詳しい特徴をご紹介しています。
バルサミコ酢の代用方法
独特で複雑な風味が魅力のバルサミコ酢の代用となるもはあるのでしょうか。
そもそも、わたしたちの舌は甘みや酸味、うまみなどを認識し、それぞれのバランスで全体の味を感じています。そのため、甘みや酸味などのバランスが本物に近づけば、似た味を感じることができるのです。
一見難しそうなバルサミコ酢も、身近な材料で似た風味を生み出すことができます。
例えば、「お好み焼きソース+黒酢」です。バルサミコ酢のコクやまろやかな酸味に甘みがプラスされている特徴を考えると、何となく想像できるのではないでしょうか。
ほかにも、「ウスターソース+酢」や、「赤ワイン+砂糖+酢」という方法もあります。
以下のレシピには詳しい分量が記載されているので参考にしてみてください。
バルサミコ酢の代用
バルサミコ酢を使ったDELISH KITCHENのドレッシング・ソースのレシピ
ここからは、バルサミコ酢を使ったレシピをご紹介します。
まずはドレッシングやソースのレシピです。
バルサミコ酢ドレッシング
いつものドレッシングが、本格イタリアンで食べられるようなドレッシングに変身します。
サラダはもちろん、カルパッチョなどに使うのもおすすめです。
バルサミコ酢ソース
バルサミコ酢のコクに、はちみつやバターの濃厚さが加わったバルサミコ酢ソース。
コクのあるしっかりした味付けで、ステーキなどの肉料理にぴったりです。
バルサミコ酢を使ったDELISH KITCHENの主菜レシピ
バルサミコ酢はお肉との相性が抜群!ステーキやハンバーグ、豚肉にもよく合います。もちろんお魚にも使えますよ!
ローストビーフのバルサミコソース
赤ワインやバターを加えて一層コク深い味わいにする、ローストビーフのバルサミコソースです。
ローストビーフのうまみとコク深いバルサミコソースのハーモニーをお楽しみください。
牛肉ステーキバルサミコソース
ちょっと特別な日は、牛肉ステーキバルサミコソースで食卓を豪華にしましょう。
ベビーリーフやレモンで彩りを添えれば、おうちでもレストラン気分が味わえます。
ハンバーグのバルサミコソースがけ
ハンバーグはいつも同じソースになってしまうという人は、バルサミコソースをかけるのはいかがですか。
しょうゆをプラスしてほのかに和テイストのバルサミコソースに仕上がります。
豚肉のバルサミコ酢ソテー
ポークソテーをバルサミコ酢でおしゃれにいただきましょう。
はちみつの甘さとにんにくの風味で箸が止まらなくなります。
豚バラのバルサミコ酢煮
豚バラに香味野菜や白ワインを加えて煮込んだ本格的な、バルサミコ酢煮です。
じっくり煮込んで柔らかくなった豚バラはおかずにもワインのお供にもぴったり!
豚肉とれんこんのバルサミコソテー
れんこんのシャキシャキ感がたまらない、豚肉とれんこんのバルサミコソテー。
豚肉に薄力粉をまぶすことで、バルサミコ酢がしっかり絡み、ごはんともよく合います。
サバのムニエルバルサミコソース
脂の乗ったサバに、酸味と甘みのバランスが絶妙なバルサミコソースを添えていただきます。
ミニトマトやパセリをプラスすれば、パッと華やかになりますよ。
バルサミコ酢を使ったDELISH KITCHENの副菜レシピ
ここからは、バルサミコ酢を使った副菜のレシピをご紹介します。
トマトのブルスケッタ
イタリアでは前菜やおつまみとして定番のブルスケッタです。
トマトとバジルという王道の組み合わせに、バルサミコ酢を加えておしゃれなパーティーメニューの出来上がりです。
きのこのバルサミコソテー
シンプルな味付けでここまでおいしく仕上がるのは、バルサミコ酢だからこそです。
まろやかな酸味とコクで、いつもと違ったきのこを堪能してください。
大根と紫キャベツの生ハムサラダ
鮮やかな紫キャベツが印象的な、大根と紫キャベツの生ハムサラダです。
バルサミコ酢を使ったドレッシングが、生ハムの塩味や野菜とよくマッチします。
オイルサーディンとパクチーのサラダ
パクチー好きな人におすすめの、オイルサーディンとパクチーのサラダです。
くるみの香ばしさも加わって、おつまみにも向いていますよ。
小松菜と根菜のホットサラダ
バルサミコ酢に、はちみつとしょうゆを組み合わせたドレッシングを使いホットサラダにしてみました。
コクのあるドレッシングで野菜をたっぷり食べられます。
バルサミコ酢を使ったDELISH KITCHENのデザートレシピ
バルサミコ酢をデザートにも使ってみましょう。
バルサミコのいちごカナッペ
見た目がとってもキュートなバルサミコのいちごカナッペです。
バルサミコ酢は、甘いいちごとほのかな酸味のあるクリームチーズに合います。パーティーメニューにもおすすめです。
いちじくのバルサミコマリネ
いちじくをおしゃれにマリネしました。
意外な組み合わせですが、バルサミコ酢のまろやかな酸味がいちじくの甘さを引き立ててくれます。
バルサミコ酢で料理をおいしくおしゃれに!
ぶどう果汁から造られるバルサミコ酢はコクとまろやかな酸味が特徴です。主菜や副菜にはもちろん、甘みも感じられるためデザートにも使えます。
いきなり本格的なバルサミコ酢を購入するのは…という人は、まずは代用レシピを試してみるという方法もありますよ。
いつもの料理もバルサミコ酢を使うだけで違った風味を楽しめます。また、今回ご紹介したレシピもぜひお試しください。