DELISH KITCHEN

種類が豊富なさつまいも!さまざまな品種の特徴をご紹介

作成日: 2021/09/30

秋になるとコンビニスイーツやカフェメニューでも取り入れられるさつまいもは、焼き芋や大学芋、スイートポテトなど楽しみ方がたくさんあります。
さつまいもはいろいろな食べ方ができるだけでなく、種類も豊富なので品種ごとに異なる味わいを楽しむのもおすすめです。

そこでこの記事では、種類別におすすめのさつまいも12品種をまとめました。
それぞれの特徴や、さつまいもを使ったレシピもご紹介するので参考にしてみてください。

目次

  1. 【ねっとり】さつまいもの種類
    1. 安納芋
    2. 蜜いも
  2. 【しっとり】さつまいもの種類
    1. シルクスイート
    2. 紅はるか
  3. 【ほくほく】さつまいもの種類
    1. 金時
    2. 紅あずま
  4. 【紫芋】さつまいもの種類
    1. 種子島紫
    2. パープルスイートロード
    3. なかむらさき
  5. 【白い芋】さつまいもの種類
    1. シロユタカ
    2. 黄金千貫
    3. カイアポ芋・シモン芋
  6. さつまいもを使ったDELISH KITCHENのレシピ
    1. 《焼き芋》
    2. 焼き芋
    3. レンジで焼き芋
    4. オーブン焼き芋
    5. グリルで焼き芋
    6. 炊飯器で焼き芋
    7. 《大学芋》
    8. 基本の大学芋
    9. 《スイートポテト》
    10. スイートポテト
    11. 《安納芋を使ったレシピ》
    12. 安納芋チップス
    13. 焼き安納芋とキャラメルナッツアイス
    14. さつまいもフラッペ団子
    15. 《紫芋を使ったレシピ》
    16. 紫芋のスイートポテト
    17. はちみつバターの紫芋チップス
    18. 紫芋モンブラン
  7. 気になるのはどの種類のさつまいも?

【ねっとり】さつまいもの種類

まずは、ねっとり系のさつまいもの品種からご紹介します。
ねっとりとしたクリーミーな食感で濃厚な味わいを楽しめるため、素材の特徴が活きる焼き芋など、シンプルに食べるのがおすすめです。

安納芋

安納芋は種子島で誕生したさつまいもで、主な産地は鹿児島県です。
旬の時期は10月~1月くらいになります。

加熱するとねっとりとした食感になり、皮の外側まで蜜が染み出るほど甘さもアップするのが特徴です。
安納芋は、焼き芋やふかし芋などが合います。

こちらの記事では、安納芋について詳しくご紹介しています。

蜜いも

安納芋をもとに改良された蜜いもは、熊本県山鹿地区で「灯篭蜜芋(とろみついも)」という地域のブランド芋として生産されています。

10月下旬~12月が旬の時期で、甘味が強くねっとりしていながら食感も残るのが特徴です。
蜜いもは、焼き芋にして食べるのが合っています。

【しっとり】さつまいもの種類

次は、しっとり系のさつまいもをご紹介します。
しっとり系のさつまいもは、なめらかで舌触りがよく上品な甘さです。
焼き芋やふかし芋でそのまま食べるのはもちろん、やさしい甘味と食感を活かして、パンやスイーツにしてもおいしいですよ。

シルクスイート

茨城県や福島県が主な産地となっているシルクスイートは、11月~2月頃に旬を迎えます。

まさにシルクのようななめらかな舌触りと、濃厚で上品な甘さが特徴です。
焼き芋や干し芋、スイートポテトで食べるのが合っています。

シルクスイートについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

紅はるか

紅はるかは主に鹿児島県や大分県、茨城県などで栽培されているさつまいもです。
大分県では「甘太くん」、茨城県では「紅天使」というブランド名で販売されています。
11月~1月くらいが旬の時期で、きめ細かい質感でしっとりとしています。

もともと甘味が強く、蒸すとより甘さが増しますが、後味はすっきりです。
ふかし芋のほか、スイートポテトやタルトなどのスイーツに向いています。

【ほくほく】さつまいもの種類

続いては、ほくほく系のさつまいもをご紹介します。
ほくほく系のさつまいもは水分が少なめで、どこか懐かしい味わいが特徴です。
焼き芋のほか、天ぷらにするとほくほくの食感を活かせます。

金時

名前に「金時」が付くさつまいもはいくつかありますが、なかでも有名なのが「鳴門金時」です。
生の状態では白い果肉も、加熱をすると黄金色に変わります。
ほくほくの食感とやさしい甘味が特徴です。

徳島県の特産で、9月~10月頃に旬を迎えます。
低温でじっくり加熱して焼き芋にしたり、天ぷらや大学芋にしたりするのがおすすめです。

紅あずま

紅あずまは茨城県や千葉県が主な産地で、果肉は繊維質が少なく、あっさりとした昔ながらのさつまいもの味わいが魅力です。

12月~2月くらいが旬の時期となり、焼き芋や天ぷら、スイーツなど幅広い食べ方ができます。

【紫芋】さつまいもの種類

さつまいものなかには、鮮やかな色合いが特徴の紫芋もあります。
紫芋の主な品種は、以下の3つです。

種子島紫

名前の通り、種子島が産地の種子島紫。
皮は白っぽく、果肉は加熱をすると鮮やかな紫色になります。

旬の時期は10月下旬~1月で、ややねっとりとした食感とほのかな甘味があります。
焼き芋やふかし芋のほか、きれいな色を活かしてスイーツに使うのもぴったりです。

パープルスイートロード

パープルスイートロードは生の中身が紫色で加熱をすると、より深い色合いになります。
主に千葉県で栽培されており、10月~1月に旬を迎えます。

一般的に甘くないといわれている紫芋のなかでは甘味が強く、加熱したパープルスイートの食感はほくほくです。
ペースト状にしてスイートポテトやモンブランにすると、目でも楽しめるスイーツになります。

なかむらさき

なかむらさきは生産量が少なく、鹿児島県や沖縄県で栽培されています。
あっさりとした味わいで、食感はねっとりとほくほくの中間くらいです。
10月~1月くらいが旬の時期となります。

あっさりしていてわずかにクセがあるため、ほかの食材と一緒に食べるより、焼き芋やふかし芋で食べるのが向いています。

【白い芋】さつまいもの種類

さつまいもには、じゃがいもを細長くしたような白い品種もあります。

シロユタカ

シロユタカは南九州が主な産地で、11月~12月にかけて旬を迎えます。
皮も果肉も淡いクリーム色で、加熱するとほくほくした食感になります。

甘味はあまりなく、でんぷんや焼酎の原材料として使われており、一般的なお店で目にすることはほとんどありません。

黄金千貫

黄金千貫(こがねせんがん)もシロユタカと同様に、もともとはでんぷんや焼酎の原材料として生産されていたさつまいもです。
主に鹿児島県と宮崎県で生産されています。

ほくほくの食感で、ほんのりとした甘味もあることから流通するようになりました。
サラサラの粉感もあるため、焼き芋よりもふかし芋で食べるのが向いています。
11月~12月に旬を迎えます。

カイアポ芋・シモン芋

カイアポ芋、またはシモン芋はブラジルが原産のさつまいもで、葉や茎を食べたり、シモン茶というお茶の原料に使われたりします。
11月~2月くらいが旬で、日本では宮崎県や香川県で生産されています。

甘味は少ないものの、舌触りはなめらかで、ほくほく感もあるのが特徴です。
甘味が少ないため、フライや炒め物にして食べるのに向いています。

さつまいもを使ったDELISH KITCHENのレシピ

最後に、さつまいもを使ったおすすめレシピをご紹介します。

《焼き芋》

焼き芋はさまざまな作り方があるので、ひとつずつご紹介します。

また、こちらの記事ではさつまいもを甘くするコツを解説しているので、参考にしてみてください。

焼き芋

よく洗ったさつまいもをトースターでじっくり加熱するだけの簡単調理で、おいしい焼き芋が作れます。
途中で上下を返して、全体をまんべんなく加熱しましょう。

レンジで焼き芋

こちらはレンジで作る焼き芋レシピです。
濡らしたキッチンペーパーで包み、水分を逃がさないように加熱するのがポイント。途中でレンジのW数を変えるひと手間で、よりおいしく仕上がります。

オーブン焼き芋

オーブンで焼き芋を作る工程もとても簡単です。
さつまいもをきれいに洗ったら水気を取り除き、アルミホイルに包んで加熱します。大きさによって火の通り具合が違うため、ある程度加熱をしたら1本ずつ竹串を刺して確認しましょう。

グリルで焼き芋

魚焼きグリルを使う機会がほとんどないという人も多いのではないでしょうか。
魚焼きグリルは、焼き芋を作るのにもぴったりです。きれいに洗ったさつまいもをアルミホイルで包み、魚焼きグリルで加熱をすれば完成です。

炊飯器で焼き芋

炊飯器でケーキが作れることは有名ですが、炊飯器は焼き芋まで作れてしまいます。
さつまいもと水を炊飯器に入れて、通常通り炊飯のボタンを押すだけでできますよ。火加減や様子を確認する手間がかからず、ふかし芋のようなしっとりとした焼き芋になります。

《大学芋》

ほくほく系のさつまいもで作りたい、大学芋のレシピです。

基本の大学芋

調味料の分量とコツさえ覚えておけば、いつでも気軽に大学芋が作れます。
さつまいもはカリッと揚げて、外はカリっと中はほくほくという大学芋ならではの食感を楽しみましょう。甘じょっぱい蜜がさつまいもの甘味とマッチします。

《スイートポテト》

しっとり系のさつまいもがよく合う、スイートポテトのレシピです。

スイートポテト

バターと濃厚なさつまいもの風味で、多くのさつまいもファンを魅了するスイートポテトを、お家で作ってみませんか。
加熱したさつまいもに材料を加えてオーブンで焼き上げれば完成です。

《安納芋を使ったレシピ》

ねっとり食感と甘味が特徴の、安納芋を使ったレシピをご紹介します。

安納芋チップス

安納芋をパリッとおいしいチップスにしてみました。
スライサーを使えば薄切りにするのも簡単です。サラダ油を使用する量は少しでいいので、後片付けも楽ですよ。ほんのり塩味をプラスすることで、安納芋の甘味が引き立ちます。

焼き安納芋とキャラメルナッツアイス

アツアツの安納芋に、冷たいアイスとミックスナッツを使ったソースをかける、なんとも贅沢なスイーツです。
溶け出すアイスと、ザクザク食感のキャラメルナッツソースを安納芋と一緒に食べるのは絶妙な組み合わせです。

さつまいもフラッペ団子

お家でカフェ気分を満喫できるドリンクは、安納芋の甘いフラッペにチーズクリームと白玉をトッピングして作りました。
甘いフラッペとほのかな酸味のチーズクリームを一度口にするとクセになってしまいます。

《紫芋を使ったレシピ》

紫芋ならではの、きれいな紫色を活かしたスイーツのレシピです。

紫芋のスイートポテト

甘さが控えめな紫芋のスイートポテトは、普段甘いものを食べない人でも食べやすいスイーツです。
色合いも美しいので、おもてなしにもおすすめですよ。好みの甘さに調整できるのも嬉しいポイントです。

はちみつバターの紫芋チップス

紫芋でもチップスが作れます。
紫芋を揚げたら、ボウルではちみつやバターと混ぜて甘いチップスに変身させましょう。ササっと作れるので、紫芋が手に入ったときや、お友達が遊びに来た日のちょっとしたおやつにもよさそうです。

紫芋モンブラン

本格的なモンブランは難しそうと諦めている人も挑戦しやすい、ビスケットのモンブランです。
上品な色の紫芋クリームで、本格的な仕上がりになります。紫芋クリームの中にはくるみ入りのチーズクリームが隠れています。

気になるのはどの種類のさつまいも?

さつまいもには、ねっとり、しっとり、ほくほくという種類以外に、紫色や白色のものがあり、食感や味わいなどの特徴が異なります。
今回ご紹介したさつまいものなかに、気になる種類はあったでしょうか。

近くのお店で見かけたことはなくても、インターネットショップなどを利用すれば、珍しいさつまいもも手に入る可能性があります。
焼き芋だけでなく、それぞれの特徴に合った食べ方でさつまいもを楽しみましょう。

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