DELISH KITCHEN

乾物とは?10種類の乾物の特徴やレシピなど一覧にしてご紹介

作成日: 2022/04/06

料理にもよく使用されている「乾物」ですが、どれほどの種類があるのかご存知ですか?乾物には野菜や海藻類、魚介類などさまざまな種類があり、使い方も多岐にわたります。

本記事では、一般的によく使用されている10種類の乾物の特徴やレシピについてご紹介します。

目次

  1. 乾物とは
  2. 乾物が常温で保存できる理由
  3. 乾物と干物の違い
  4. 乾物の特徴やレシピ
    1. 昆布
    2. ・昆布だし
    3. ・昆布巻き
    4. 鰹節
    5. ・かつおだし
    6. ・ほうれん草とちくわのおかか和え
    7. 干し椎茸
    8. 煮干し
    9. ホタテ貝柱
    10. 切干大根
    11. 山くらげ
    12. ひじき
    13. 高野豆腐
    14. わかめ
    15. 寒天
    16. ・寒天の使い方
    17. ・牛乳寒天
  5. 常備しておけばいざというときに役立つ乾物

乾物とは

乾物とは、野菜や海藻類、魚介類などの食材を乾燥させて長期保存できるようにした食品のことです。乾物は、食材の中にある水分をカラカラになるまで抜くため、常温で数か月といった長期保存を可能にしています。

乾物にはさまざまなものがありますが、魚介類や海藻など海産物が多いことから、英語で「Dried fish」と書きます。

乾物が常温で保存できる理由

食材に含まれている水分は、細菌やカビなど腐る原因になる微生物を増やしてしまいます。その点、乾物は腐る原因となる水分が抜けているので、微生物の繁殖が抑えられ、常温でも腐らずに保存が可能になっているのです。

乾物と干物の違い

乾物と似た食品に、干物がありますがそれぞれの違いをご存知でしょうか。素材から水分を抜き、保存性を高めるといった点では同じですが、乾物は野菜や海藻など植物性食品を乾燥させたもので、干物は魚介類を乾燥させたものという素材によって区別されているのが特徴です。

乾物の特徴やレシピ

ここからは、11種類の乾物の一覧を記載しています。それぞれ特徴やレシピを合わせてご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

昆布

海で採れる昆布を天日干しにしてほぼ半日乾燥させ、乾物にします。昆布はだしとして使われることが一般的ですが、柔らかく煮てそのまま楽しむこともできますよ。

・昆布だし

基本の昆布だしのレシピです。上品な風味の昆布出汁は、使いどころを選びません。昆布の種類によって旨味や風味の変化を楽しめます。

・昆布巻き

お正月の定番である昆布巻きのレシピです。やわらかい昆布には旨味がぎゅっと詰まっており、噛めば噛むほど深い味わいを楽しめます。

鰹節

鰹節とは形を整えた鰹の身をボイルし、燻製して素材の中の水分を26%以下にまで乾燥させたものを指します。そのままだと硬いので、薄く削って出汁や料理に使用するのが一般的です。

・かつおだし

基本のかつおだしのレシピです。煮物や味噌汁、おでんなどさまざまな料理にお使いいただけます。

・ほうれん草とちくわのおかか和え

電子レンジを使って手軽に作れる和え物のレシピです。鰹節を使用しているので、旨味のある味わいに仕上がります。

干し椎茸

干し椎茸は名前の通り椎茸を乾燥させたもので、乾燥させることで椎茸の旨味が凝縮され、濃い出汁を楽しめます。

干し椎茸の作り方やメリット、戻し方、レシピについては下記の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

煮干し

煮干しとは、主に「かたくちいわし」を煮て干したものを指します。西日本では「いりこ」とも呼ばれています。

煮干しの種類や出汁の取り方、レシピなどは下記の記事で詳しく解説しています。煮干しについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
https://delishkitchen.tv/articles/747#contents8

煮干しの栄養について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてみてください。

ホタテ貝柱

ホタテの貝柱の乾物は、そのままおつまみとして食べたり出汁や料理に使ったりして楽しめます。

貝柱とは、イタヤガイ科の二枚貝にある、危険に備えて貝殻を開閉する働きを持つ筋肉のことです。貝柱には旨味が詰まっています。

ホタテ貝柱の栄養やレシピなどは下記の記事で詳しく解説しています。気になる方は、ぜひご覧ください。

切干大根

切り干し大根とは、細かく切った大根を天日干しにしたものです。市販の切り干し大根は、青首大根で作られていることが一般的です。

切干大根の栄養や保存方法などは下記の記事で詳しく解説しています。切り干し大根を使ったさまざまなレシピもご紹介していますので、ぜひご覧ください。

山くらげ

山くらげとは、ステムレタスという茎レタスの仲間を干して乾燥させたもののことです。山くらげは一般的に漬物で食べられていますが、炒め物や和え物などさまざまな料理に使用できるのも特徴です。

山くらげの基本情報は下記の記事で詳しくご紹介しています。山くらげの戻し方やレシピもこちらでご紹介していますので、参考にしてみてください。

ひじき

ひじきとはヒバマタ目ホンダワラ科ホンダワラ属に属する褐藻の1種で、長さ1m以上にもなる大型の海藻です。採取したものを洗って乾燥させています。

ひじきを美味しく食べるコツやレシピなどは下記の記事で詳しく解説しています。

高野豆腐

高野豆腐とは、豆腐を屋外で凍らせたのち乾燥させたもののことです。高野豆腐は名前にもある通り、高野山で生まれたと言われています。

高野豆腐の歴史や栄養、戻し方、レシピなどは下記記事で詳しく解説しています。ぜひ、ご覧ください。

わかめ

わかめの乾物は、生わかめの保存性を高めるために作られたものです。素干しわかめや板わかめ、灰干しわかめなど、さまざまな種類があります。

わかめの種類や栄養素などは下記の記事で詳しく解説しています。わかめを使用したレシピもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

寒天

寒天とは、テングサなどの海藻を煮だして抽出し、凍結・乾燥させたもののことです。寒天を煮て溶かした液体は、常温でも固まり始めるといった特性を持っています。

・寒天の使い方

粉寒天、棒寒天の使い方について下記でご紹介しています。しっかりと煮溶かすことで、プリプリとした食感に固められます。

・牛乳寒天

シンプルな牛乳寒天のレシピです。牛乳の優しい甘さとつるんとした食感は、どこか懐かしい仕上がりになります。フルーツやソースをかけてアレンジも楽しめますよ。

寒天の原料であるテングサの基本情報と栄養、寒天の栄養などは下記の記事で詳しく解説しています。

常備しておけばいざというときに役立つ乾物

乾物にはさまざまな種類があり、使い方も多岐にわたります。保存が利く乾物の使い方をマスターしておくと、料理の際に役立つことは間違いありません。

この記事でご紹介したことを参考に、さまざまな乾物を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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