ゆずの使い道にはどんなものがある?活用方法やレシピをご紹介
作成日: 2021/05/25
ゆずの持つ爽やかな香りや酸味は、料理にアクセントを加えてくれます。
また、ゆずには冬至の日に入る、ゆず湯に使われるイメージもあるかもしれません。
ゆずは果汁だけでなく皮までむだなく活用できる柑橘類で、料理からお菓子、飲み物まで幅広く使われています。
そこで、今回はゆずの使い道をジャム、料理、お菓子、調味料などに分けてご紹介します。
ゆずの器の作り方や、ゆずの皮の飾り切りについても解説していきますので、ゆずの活用法の参考にしてくださいね。
【ゆずの使い道】ジャム
完熟した黄色いゆずを大量消費するなら、まとめてジャムにしてみましょう。
ゆずジャムはパンに塗ったりヨーグルトに入れてもよいですが、お湯で溶いたり炭酸水で割って飲む楽しみ方もおすすめですよ。
ゆずジャム
ジャムを煮こむときに下ゆでしたゆずの皮を加えることで、よりゆずの風味が強いジャムに仕上がります。
ゆずの皮と果汁の量に合わせて砂糖の分量を調整しましょう。ゆずを大量消費したいときにもぴったりです。
レンジで柚子ジャム
少量のゆずで簡単にジャムを作るなら、皮、果汁、調味料を混ぜ合わせてからレンジで加熱するレシピがおすすめです。
砂糖のほかにはちみつも使うので、加熱時間が短くてもコクのある甘味のゆずジャムに仕上がります。
【ゆずの使い道】調味料
ゆずを使った調味料の代表といえば、冬場の鍋料理にも相性抜群な柚子胡椒です。
また、ポン酢しょうゆやゆず味噌などにもゆずが使われています。
ポン酢しょうゆ
しょうゆやかつお節などを合わせてレンジで加熱し、だしの旨味を引き出した合わせ調味料に、ゆず果汁と皮を入れ一晩以上寝かせて作ります。
鍋でだしを取らなくても、旨味のつまったポン酢しょうゆに仕上がります。和え物や炒め物、鍋のつけだれなどに大活躍します。
保存する場合は、煮沸消毒した清潔な保存瓶に入れ、冷蔵庫で保存します。
ただし、風味が落ちるのでなるべく早めに使いきりましょう。
ゆず味噌
ゆず味噌をふろふき大根や豆腐に添えたり、肉や魚を漬けこむのに使うと、ゆずの香りでいつもの料理の味がワンランクアップします。
皮の苦味を抑えるために、ゆでてから水にさらすのがポイントです。皮の切り方を千切りにすると食感も楽しめます。
柚子胡椒
柚子胡椒は、夏に旬を迎える青柚子と青唐辛子を細かく切り、すり鉢などで塩と一緒にすり合わせたあとに熟成させて作ります。
柚子胡椒といえば薬味のイメージが強いかもしれませんが、さまざまな料理に活用できます。
こちらの記事では、柚子胡椒を使ったおかずやパスタなどのレシピをまとめているので、合わせてご覧ください。
【ゆずの使い道】料理
ゆずの皮や果汁を普段の料理にプラスすると、ゆずの香りで食欲が進む一品になります。
ここでは、ゆずを使って簡単に作ることができるおかずのレシピをご紹介します。
大根とゆずの浅漬け
食べやすい大きさに切った大根に、ゆずの皮と果汁の両方を使った漬け汁を合わせることで、風味と食感を楽しめます。
シンプルだけど簡単に作れる、箸休めにぴったりの一品です。
厚揚げのゆずあんかけ
トースターでカリっと焼いた厚揚げに、爽やかなゆず風味のあんかけをかけました。
こちらもゆずの皮と果汁の両方を使います。さっと簡単に作れておつまみにもぴったりです。
ゆで豚の柚子風味
すりおろしたゆずの皮や果汁の入った甘辛だれに漬けこんだゆで豚です。
ゆで豚は熱々の状態でたれに漬けこむことで、肉に味がよくなじみます。食べると爽やかなゆずの香りが口いっぱいに広がります。
ゆずの鶏塩うどん
すりおろしたゆずの皮と調味料を鶏肉によくもみこんでから調理するので、鶏肉にゆずの香りがよくしみこみます。
鶏の旨味がきいただしとゆずの爽やかな風味がマッチして、あっさりした味わいのうどんです。
シャキシャキ野菜のゆず塩鍋
薄切りの豚肉に火が通りやすい千切りの野菜を合わせた鍋です。
鍋つゆにはゆずの皮を入れ、仕上げにゆず果汁をさっとかけていただきましょう。ゆずの爽やかな酸味と香りが食欲をそそり、野菜もたくさん食べられます。豚肉でシャキシャキ野菜を巻いて食べるのもおすすめです。
【ゆずの使い道】お菓子・飲み物
ゆずは果物なので、お菓子やドリンクに使ってもおいしいです。
ここでは、ゆず特有の爽やかさを活かしたデザートや飲み物のレシピをご紹介します。
《お菓子》
ゆずシャーベット
ゆずの果汁だけでなく、すりおろした皮も加えるので、ゆずの風味が存分に楽しめる爽やかなシャーベットです。
脂っこい食事のあとのデザートにすれば、甘酸っぱい味で口の中がさっぱりしますよ。
ゆずピール
苦味と甘味がくせになるゆずピール。
ゆずの皮は下ゆでしたり、砂糖を加えて煮たあとに乾燥させます。オーブンでも乾燥させることができますよ。そのままお茶うけにしても、お菓子作りに使ってもおいしいです。
ゆずとチーズのパウンドケーキ
ゆずの酸味とチーズの香りがマッチしたパウンドケーキです。
生地の中にはすりおろしたゆずの皮を入れ、焼きあがったケーキの表面にはゆず果汁入りのシロップを塗ります。甘さが控えめなので朝食にもぴったりです。
《飲み物》
ゆずはちみつのホットドリンク
絞りたてのゆず果汁を使った甘酸っぱいドリンクです。
仕上げに千切りにしたゆずの皮をのせることで、ゆずの香りがアップします。 はちみつの分量はお好みで調節してください。
柚子ネード
ゆず果汁にしょうがを合わせた、爽やかな風味のホットドリンクです。
ほんのりきいたしょうがの風味とゆずの香りが楽しめます。
【ゆずの使い道】器
ゆずの果肉をくりぬいて、皮を器に見立てて使うのはゆずならではの使い道です。
おせちの紅白なますや酢の物などを入れると、見た目が華やかになるだけでなく、ゆずの香りがプラスされて風味が豊かに仕上がります。
ゆず釜の作り方
ゆずの果肉をスプーンでくり抜き、断面を整えて作ります。
断面に切りこみを入れるアレンジもおすすめです。ひと手間加えることで、より華やかな仕上がりになります。
【ゆずの使い道】飾り
和食では煮物、吸い物、蒸し物などの香り付けにゆずの皮がよく使われます。
ゆずの皮の黄色い部分だけをうすく削った「へぎゆず」、松の葉に見立てて細く切りこみを入れる「松葉ゆず」など、ゆずの皮の飾り切りにはいくつか種類があります。
ゆずを料理に添えると、香りだけでなく見た目にも上品で華やかになりますね。
お雑煮
お正月料理の定番であるお雑煮にも、ゆずの皮をのせると見た目が華やかになります。
ゆずの皮の飾り切りが難しいときは、細く千切りにするだけでもいいでしょう。皮の白い部分は苦味が強いので、黄色い部分だけを薄く削りとって使うのがポイントです。
ゆずの保存方法
一度で使いきることが難しいゆずの保存方法をご紹介します。
できる限り香りを逃さず保存するには、切った状態だけでなく丸ごと保存する場合でも、ぴったりとラップにくるむのがポイントです。
ただし、香りは抜けやすいので、ゆずはできるだけ早く使いきるのがおすすめです。
詳しい保存方法は、こちらで確認してみましょう。
ゆずの風味を活かしてさまざまな料理に活用しよう
ゆずには、その爽やかな香りや酸味を活かして、さまざまな使い道があります。
この記事では、料理やお菓子だけでなく、皮を丸ごと使った器や、仕上げの香り付けに使用する飾りなどについても解説していきました。
ゆずは皮と果汁、どちらも使うことができます。今回ご紹介したレシピを参考に、ゆずを活用してみましょう。