DELISH KITCHEN

赤ピーマンとは?パプリカとの違いや栄養・レシピをご紹介

作成日: 2021/10/19

普段から料理によく使われる野菜のピーマンですが、スーパーなどで「赤ピーマン」を見かけたことがある方も多いでしょう。
真っ赤な見た目をしていますが、緑色のピーマンやパプリカとは何が違うのでしょうか。

この記事では、赤ピーマンの特徴や栄養をはじめ、おいしい食べ方やレシピなどをご紹介します。

目次

  1. 赤ピーマンについて
    1. 赤ピーマンとは
    2. 赤ピーマンとパプリカの違い
  2. 赤ピーマンの栄養
  3. 赤ピーマンの選び方
  4. 赤ピーマンのおいしい食べ方とDELISH KITCHENのレシピ
    1. 【サラダ・マリネ】
    2. ピーマンのツナサラダ
    3. ピーマンとかぼちゃのホットサラダ
    4. ハムとピーマンのマリネ
    5. サーモンとパプリカのカラフルマリネ
    6. 【副菜】
    7. 無限ピーマン
    8. ピーマンめんつゆおかか
    9. さつま揚げとピーマンのきんぴら
    10. 【主菜】
    11. 鶏ささみのカレー炒め
    12. 鶏むね肉とズッキーニのカレーマヨ炒め
    13. おからのチンジャオロースー
    14. 牛ステーキ串
  5. 赤ピーマンで食卓に彩りを添えよう!

赤ピーマンについて

赤ピーマンには、どのような特徴があるのでしょうか。
緑色のピーマンやパプリカとの違い、栄養についても合わせてみてみましょう。

赤ピーマンとは

赤ピーマンは、ナス科トウガラシ属の野菜です。
緑色のピーマンが完熟すると、赤ピーマンになります。

緑色のピーマンの旬は6〜9月ですが、完熟してから収穫する赤ピーマンは、それより少し旬の時期が遅れます。
ただ、ピーマンはビニールハウスで栽培されることも多く、1年中出回っています。
そのため緑ピーマンだけでなく、赤ピーマンも同様に1年を通して味わうことができます。

緑ピーマンが完熟すると、黄色になる場合もあります。
そのあと黄色から赤色に変色するものもあれば、完熟まで黄色いままのことも。
黄色いものは、黄ピーマンとして出回ります。

黄ピーマンも赤ピーマンのような特徴を持っています。
赤ピーマンや黄ピーマンは、緑ピーマンよりも柔らかく甘さがあるのが特徴です。
ピーマンの苦味が苦手な場合は、赤ピーマンや黄ピーマンのほうが食べやすいでしょう。

できるだけ苦味の少ないものを手に入れたいたという方には、赤ピーマンがおすすめです。黄ピーマンは、緑色から赤色になる途中のものも含まれるためです。

赤ピーマンとパプリカの違い

赤ピーマンとパプリカは、中南米の熱帯地方が原産のナス科トウガラシ属の野菜で、植物学的にはトウガラシの仲間です。
つまり、赤ピーマンもパプリカも分類上は同じものといえますが、異なる点もあります。

パプリカの旬は6〜9月で、赤ピーマンはさらに遅い時期に出回るようになるため、旬の時期が違っています。

見た目や食感も異なり、パプリカは赤ピーマンよりも大きく肉厚という特徴があります。また、パプリカのほうがシャキシャキとした食感で、苦味が弱くなります。

それぞれ風味も異なるので、好みや料理に合わせて使い分けるようにしましょう。

赤ピーマンの栄養

生の赤ピーマン、可食部100gあたりの栄養は以下の通りです。

・カロリー…28kcal
・炭水化物…7.2g
・たんぱく質…1g
・食物繊維…1.6g
・脂質…0.2g

赤ピーマンに含まれるビタミンについてみていきましょう。
生の緑ピーマン、100gあたりに含まれるビタミンと比較してみます。

・ビタミンA(レチノール活性当量)…88μgRAE(緑ピーマンの2.7倍)
・ビタミンC …170mg(緑ピーマンの2.2倍)
・ビタミンE…4.3mg(緑ピーマンの5.4倍)

赤ピーマンには、より多くのビタミンが含まれていることが分かります。
なお、ピーマンの中1個の重さは、約30gです。

それぞれの栄養について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

【出典:日本食品標準成分表 2020年版(八訂)】

赤ピーマンの選び方

赤ピーマンは、赤色が濃く、ハリやツヤのあるものを選びましょう。
茶色ぽくなっていたり、皮がしわになっていたりする場合は避けるのがおすすめです。

また、ヘタの切り口が茶色くなっているものは新鮮でない可能性があるため、ヘタの部分も確認するとよいでしょう。

赤ピーマンのおいしい食べ方とDELISH KITCHENのレシピ

赤ピーマンは、緑ピーマンと同様の使い方で料理に取り入れることができます。
鮮やかな色合いで、サラダ、漬物、炒め物、焼き物、揚げ物など、さまざまな料理に彩りを添えてくれます。
いつも使っているピーマンを赤ピーマンに変えるだけで料理が華やかになるため、お弁当のおかずなどにもおすすめですよ。

緑ピーマンよりも柔らかく甘味があるため、ピーマンの苦味が苦手でも比較的食べやすいピーマンです。
ここからは、そんな赤ピーマンを使ったレシピや、赤ピーマンでも作れるピーマンレシピをご紹介します。緑ピーマンを赤ピーマンに変えても調理でるので、ぜひ試してみてください。

【サラダ・マリネ】

赤ピーマンの色合いを活かして、カラフルなサラダやマリネを作りましょう。
緑ピーマンと同じ使い方ができるため、手軽に取り入れることができます。

ピーマンのツナサラダ

緑色のピーマンと赤パプリカ、黄パプリカを使った、彩りのきれいなサラダです。
具材を赤ピーマンに変えても作れますよ。ツナ缶は汁を切って加えることで、水っぽくなるのを防ぎます。

ピーマンとかぼちゃのホットサラダ

ピーマンとかぼちゃ、赤パプリカを使ったホットサラダです。
粒マスタードがアクセントの甘酸っぱいドレッシングでいただきます。赤ピーマンを使ってもおいしいですよ。

ハムとピーマンのマリネ

少ない材料で手軽に作れるマリネのレシピです。
短時間で仕上がるので、お弁当のおかずにもおすすめです。ほかのおかずの色合いとかぶらないように、赤ピーマンを使用するのもよいでしょう。

サーモンとパプリカのカラフルマリネ

サーモンとパプリカの色が鮮やかな、さっぱりした味わいのマリネです。
脂ののったサーモンとシャキシャキの野菜がよく合います。赤パプリカは赤ピーマンでも代用可能です。

【副菜】

副菜は、ピーマンを大量消費するのに向いています。ピーマンは加熱すると、甘味が出てくるので食べやすくなりますよ。
緑ピーマンを赤ピーマンに変更したり、緑ピーマンと組み合わせて色鮮やかに仕上げるのもよいでしょう。

無限ピーマン

食べ始めたら止まらなくなる無限ピーマンのレシピです。
ピーマンを大量消費したいときにもぴったりな一品です。緑ピーマンだけでなく赤ピーマンをプラスするとカラフルになりますよ。

ピーマンめんつゆおかか

ピーマンとめんつゆ、かつお節だけで作れる一品です。
ピーマンを切ったあとはレンジで手軽に作れます。赤ピーマンを使うと緑ピーマンよりも甘味を感じる味わいになりますよ。

さつま揚げとピーマンのきんぴら

さつま揚げとピーマンで作るきんぴらです。
甘辛い味付けがご飯によく合いますよ。赤ピーマンでもおいしく作れるので、ぜひ試してみてください。

【主菜】

色合いが偏りがちな主菜に赤ピーマンを加えると、彩りがよくなります。
赤ピーマンは柔らかく、火を通しすぎるとしなしなになってしまうため、加熱時間を短めにするのがおすすめです。

鶏ささみのカレー炒め

鶏ささみや赤ピーマンを使ったスパイシーなカレー炒めです。
赤ピーマンの鮮やかな赤色がアクセントになります。カレー粉で味付ければ、ご飯が進むこと間違いなしです。

鶏むね肉とズッキーニのカレーマヨ炒め

カレー粉を使ったスパイシーな炒め物です。
赤ピーマンとズッキーニのカラフルな見た目が食欲をそそります。マヨネーズを加えることで、まろやかな味わいになりますよ。

おからのチンジャオロースー

おからが入って食べごたえ抜群のチンジャオロースーです。
おからが食材の旨味を吸収するので、おいしさを余すことなく味わえますよ。緑ピーマンと赤ピーマンを組み合わせるとカラフルな見た目になります。

牛ステーキ串

ボリュームのある牛ステーキ串です。
牛肉に塩麹を使ったバーベキューソースをもみ込みましょう。緑ピーマンや赤ピーマンも一緒に串に刺すことで、食感や味わいの幅が広がります。

赤ピーマンで食卓に彩りを添えよう!

赤ピーマンは、ナス科トウガラシ属の野菜で、緑ピーマンが完熟したものです。
緑ピーマンよりも柔らかく、甘味があるのが特徴です。ピーマンの苦味が苦手な場合でも比較的食べやすいでしょう。

料理に使うときは緑ピーマンと同様に調理することができ、鮮やかな色合いが彩りを添えてくれます。
いつものピーマンを赤ピーマンに変えたり、緑ピーマンと組み合わせてよりカラフルに仕上げるのもおすすめですよ。

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