卵と玉子の違いってなに?卵を使ったレシピ17選をご紹介
作成日: 2021/10/22
卵かけご飯や目玉焼き、オムライスなどさまざまな料理に活用でき、毎日の生活に欠かせない「卵」。
文字にすると「卵」や「玉子」と書かれていることがあります。この2つの文字はどのように使い分けられているのでしょうか。
「卵」と「玉子」の違いについて
普段、何気なく変換して使っている「卵」と「玉子」ですが、みなさんはどのように使い分けていますか?ここでは、「卵」と「玉子」の違いからそれぞれの漢字の由来、どのように使い分けるかを解説します。
「卵」と「玉子」の違い
「卵」は生物学的な意味で使われます。鳥類や魚類、両生類、昆虫類など、孵化して育つ生き物のたまごを指します。
一方、「玉子」は食材的な意味で使われます。調理された卵を「玉子」と書かれることが一般的です。しかし「玉子」と表現する場合はニワトリの卵のみで、「魚の玉子」などという表現はしません。この場合は「魚の卵」という表現になります。
「卵」と「玉子」の漢字の由来
「卵」の漢字の由来は諸説あるようです。ここで、魚やカエルの卵が連なっているものを連想してみてください。成り立ちの一説として「卵」は、丸い卵の中に孵化する赤ちゃんが入っているようすが表現されているといわれています。
たまごは、昔は「殻の子(かひのこ)」と呼ばれていました。それが平安時代に「かいこ」や「かいご」などと呼ばれていたのですが、すでにあった言葉の「蚕(かいこ)」と似ているため、「玉の子」と室町時代に呼ばれるようになりました。これが「玉子」となった成り立ちといわれています。
「卵」と「玉子」の使い分け
意味や成り立ちがわかったところで、実際にどのように使い分ければいいのか解説します。
実は「卵」と「玉子」の使い分けに明確な定義はありません。実際によく使われている場面でいえば、生の状態を「卵」、調理(加熱)済みの状態を「玉子」と使い分けるのが一般的です。
しかし「ゆで卵」「温泉卵」「卵焼き」のように、例外もあることも覚えておきましょう。調理(加熱)済みの状態であっても「卵」の文字が使われることもあります。
「卵」を使った基本レシピからアレンジレシピまでご紹介
卵を使った基本のレシピからアレンジレシピ、時短できるレシピなどをご紹介します。どれも手軽に作れるものばかりですので、気になるレシピがあったらぜひ作ってみてください。
【ゆで卵】
卵料理の中でも簡単なゆで卵ですが、ゆで時間に迷われる方も多いでしょう。ここでは、鍋で作るゆで卵と難しい半熟卵がレンジでできるレシピをご紹介します。
ゆで卵の作り方
ゆで卵は一見簡単なレシピですが、ゆで時間に迷われる方も多いでしょう。このレシピでは黄身の固さ別にゆで時間の目安を示しているため、迷うことなくお好みのゆで卵を作れます。
レンジで作る半熟卵
わざわざ鍋を準備しなくても、レンジひとつで簡単に半熟卵作ることができます。レンジ調理の場合、卵の殻をむく手間も省け、ゆでるよりも短時間で済むのが嬉しいポイントです。
【温泉卵】
温泉卵をお家で簡単にできるレシピをご紹介します。温泉卵もレンジでできるので、洗い物が面倒な方はそちらのレシピを参考にして下さい。
温泉卵(温玉)
失敗しやすい温泉卵もこのレシピでは簡単に作ることができます。サラダや丼ものなど、さまざまな料理に温泉卵を付け足すことでより華やかになるため、ぜひいつもの料理にトッピングしてみてください。
レンジで温泉卵
ゆで時間が難しい温泉卵も、レンジがあれば短時間で手軽に作れます。そのままご飯の上にのせてもよし、さまざまな料理にトッピングしてもよしの優れものです。
【味付け卵】
ここでは変わり種の味付け卵をご紹介します。いつもの味に飽きてしまった方は、ぜひ参考にして下さい。
ピリ辛味玉
いつもの味玉に飽きたら、ぜひこのレシピを試してみてください。お酒のお供としてもおすすめですが、コチュジャンの甘辛い味付けが食欲をそそり、ご飯が止まらなくなります。
【目玉焼き】
朝食の定番、目玉焼きのレシピをご紹介します。そのまま食べても、何かの料理にのせてもよし。きれいに焼くためにもレシピを参考にしてみてください。
基本の目玉焼き
料理初心者でもチャレンジしやすいレシピです。今回紹介した目玉焼きレシピはなんと蓋・水なしで作れます。黄身の固さや味付けを変えるだけで違った味わいになるので、自分のお気に入りの目玉焼きを見つけてみてください。
【卵・玉子焼き】
王道のだし巻き卵・甘めの卵焼きのレシピから、見た目も華やかになる卵焼きのアレンジレシピをご紹介します。
基本のだし巻き卵
食べたときのジューシーな感じがやみつきになるだし巻き卵は、ご飯のおかずやお酒のおつまみにも相性抜群です。調理時間も短いため、忙しい朝などでもパパッと作れる点も嬉しいポイントですね。
卵3個で作る!甘めの卵焼き
甘すぎず飽きがこないように工夫したレシピで、甘党さんも納得のおいしさ!甘めの卵焼きは冷めてもおいしく食べられるので、お弁当のおかずにぴったりです。
明太子玉子焼き
明太子の塩気と甘い卵の相性が抜群で、ご飯のおかずでもお酒のあてにもなるレシピです。食材の色合いもよく、見た目も華やかなので食卓を彩ってくれるでしょう。
ほうれん草の卵巻き
ほうれん草を入れるアレンジで、いつもの卵焼きも華やかな印象になります。そして、マヨネーズを使うとフワフワな食感になり、ひと手間加わったような卵焼きに仕上がります。
【薄焼き卵】
薄焼き卵は破れやすいのできれいに作るのが難しい料理ですが、破れにくくするために「○○○を入れる」のがポイントです!ぜひレシピをのぞいてみて下さい。
薄焼き卵の作り方
ちらし寿司などで使う錦糸卵など、見た目をキレイに見せたいときに薄焼き卵を作る方も多いでしょう。調理の際に破れてしまうことが多い薄焼き卵ですが、水溶き片栗粉を加えるだけで破れにくくなるので、ぜひ試してみてください。
【その他】
ここでは卵を使ったさまざまな料理を4つご紹介します。お祝いにぴったりのレシピもあるのでぜひ参考にしてください。
たまご豆腐
卵料理に飽きたら、さらなるアレンジ料理としてたまご豆腐はいかがでしょうか。だしが効いた優しい味わいのため、暑い夏でもさらっと食べられる一品です。手作りならではのプルプルとした食感を楽しみながら味わってみてください。
錦卵
お祝いの日に、蒸し器でフワフワな錦卵を作ってみてはいかがでしょうか。色鮮やかな錦卵で食卓も明るくなり、お祝い日もより家族みんなで楽しむことができますよ。
基本のオムライス
オムライスの基本のレシピです。オムライスを作る中で一番難しいケチャップライスを卵で包む工程は、キッチンペーパーをうまく使うことできれいに仕上がります。
かに玉うどん
下準備が少ないので、短時間でパパっと作れるレシピです。そして、カニカマを加えるだけで一気に彩りが華やかになります。寒い日はとろみのある「かに玉うどん」で温まるのもいいですね。
さまざまな卵料理を楽しもう
「卵」と「玉子」の使い分けに明確な定義はありませんが、「玉子」を使う際は調理(加熱)済みのたまごに使われることが多いと知っておくだけでも、表現に困ることが少なくなるでしょう。
紹介した卵レシピも、手軽に作れるものばかりですのでぜひ毎日の料理に活かしてみてください。