ハーブソルトとはどんなもの?特徴やレシピをご紹介
作成日: 2021/10/01
数種類のハーブや塩が一緒になった「ハーブソルト」を料理に使ったことはあるでしょうか。
ハーブソルトは香りがよく、料理にそのまま振りかけたり食材に下味をつけたりと、さまざまな使い方ができるのが魅力です。いつもの料理に加えるだけで風味が一段とアップしますよ。
この記事では、ハーブソルトについて特徴や使い方、ハーブソルトを活用したレシピをご紹介します。
ハーブソルトについて
まずはハーブソルトについてみていきましょう。
ハーブソルトとは
ハーブソルトは、乾燥ハーブと塩を合わせた調味塩のことです。
ハーブは1種類ではなく、いろいろな種類をミックスしていることが多くなっており、一般的によく使われているハーブは、ローズマリー、ローリエ、タイムなどです。
ローズマリーはすっきりとした香りが特徴で、肉料理などによく使われているハーブです。甘味の中に少し苦味が感じられる風味で、煮込み料理のほか肉や魚の臭み消しとしても使われます。
タイムは柑橘類を思わせる爽やかな香りで、スープやサラダなどさまざまな料理と相性のよいハーブです。
商品によっては、ハーブのほかにもスパイスが使われていたり岩塩を使っていたりと、それぞれ特徴が異なりさまざまな味わいが楽しめます。
ハーブソルトの使い方
ハーブソルトは、普段使う塩の代用として肉や魚にかけて使ったり、サラダやマリネなどに直接かけたりと、幅広い使い方ができるのが魅力のひとつです。
また、塩と複数のハーブを合わせたハーブソルトは、それひとつで複雑な香りや風味、コクを料理にプラスしてくれます。
単品のハーブを複数準備しなくて済むので、料理にハーブを取り入れてみたいけれど、どれを使えばよいのか分からないというときにもおすすめです。
ハーブソルトを使ったDELISH KITCHENのレシピ
ハーブソルトを使用した、おすすめのレシピをご紹介します。
【野菜・きのこ】
マッシュルームマリネ
マッシュルームをオリーブオイル、ハーブソルト、酢、グリーンオリーブ、粉チーズなど混ぜ合わせるだけで作れます。
粉チーズを加えることでコクがアップしますよ。新鮮なマッシュルームは加熱しなくても食べられるのでマリネにぴったりです。
なすとズッキーニのマリネ
なすとズッキーニをレンジで加熱して作る、暑いときにもおすすめのさっぱりとした味わいのマリネです。
マリネ液にハーブソルトを加えることで、風味と香りがプラスされます。輪切りにしたなすとズッキーニを交互に重ねて盛り付ければ、ちょっとしたおもてなしにもおすすめの、見栄えのよい一品になります。
ハーブポテトヨーグルトソース
ヨーグルトソースを添えた、フライドポテトです。
じゃがいもに薄力粉、ハーブソルトをまぶして、サラダ油でこんがりと揚げましょう。ヨーグルトとマヨネーズ、おろしにんにく、塩こしょうを混ぜ合わせて作るヨーグルトソースは、ヨーグルトの酸味にマヨネーズとにんにくのコクがプラスされて後引くおいしさです。
アボカドとハムのハーブコロッケ
じゃがいもにアボカドやハム、ハーブソルトを合わせることで、ひと味違ったコロッケができあがります。
アボカドのまったりとした味わいは、いつものコロッケには飽きてしまったときにもおすすめです。お好みで中濃ソースをかけてお召し上がりください。
【肉】
基本のフライドチキン
手羽元と鶏もも肉の2種類の鶏肉を使った、定番のフライドチキンです。
鶏肉の下味に牛乳、おろしにんにく、ハーブソルトを揉み込んでおくことで、しっかりとした味わいに仕上がります。
衣は薄力粉と片栗粉を合わせることで、サクサクとした食感になりますよ。揚げる際にはじめは低めの温度で揚げて、最後に高温で揚げるとカリッと仕上がります。
ハーブサラダチキン
鶏むね肉で作る、爽やかな香りが特徴のハーブサラダチキンです。
作り方は簡単で、ハーブソルトやバジル、オリーブオイルなどと鶏むね肉を保存袋に入れて揉み込み、調味料がなじんできたところでレンジで加熱すればできあがりです。包丁も火も使わずに作れるので、洗い物も少なく済みますよ。
ハーブチキンと彩り野菜のレンジ蒸し
鶏むね肉で作ったハーブチキンと彩り豊かな野菜に、爽やかな風味のドレッシングをかけていただく一品です。
ハーブチキンは鶏むね肉にハーブソルトやバジルを揉み込んで、レンジで加熱すればできあがります。蒸し野菜はハーブチキンと一緒に加熱することで調理時間を短縮しましょう。
鶏むね肉のハーブマヨ焼き
ハーブソルト、マヨネーズ、パセリを混ぜ合わせたハーブマヨで鶏むね肉を炒めました。
パサつきやすい鶏むね肉も、焼く前に片栗粉をまぶしておくことでしっとりと仕上がります。マヨネーズのコクとハーブソルトの香りがよい、食べごたえのある一品です。
鶏むね肉のしっとりアヒージョ
鶏むね肉やミニトマトを使ったアヒージョです。
鶏むね肉にハーブソルトを揉み込んでおくことで味がよくなじみます。ゆっくりと加熱していくことで、パサつきをおさえジューシーに仕上がりますよ。オリーブオイルをバケットに浸しながら食べましょう。
ささみのハーブチーズカツ
揚げずにトースターで加熱するだけで簡単に作れるささみのカツです。
ハーブソルトをまぶしたささみにマヨネーズをぬり、ピザ用チーズとパン粉をのせ、オリーブオイルをかけて加熱するだけです。仕上げにパセリをトッピングして、彩りをプラスしましょう。
えのきのささみチーズロール
チーズがとろりととろけ出す、間違いないおいしさの一品です。
ハーブソルトを振ったささみに、えのきとピザ用チーズを巻いて焼きます。焼くときに肉の巻き終わりを下にして入れることで、開かずに焼くことができます。
手羽中のチーズグリル
鶏手羽中をこんがりと焼き上げた、食べごたえも抜群の一品です。
鶏手羽中に、粉チーズ、ハーブソルト、酒、オリーブオイルを揉み込み、オーブントースターで焼くだけで簡単に作れます。ジューシーな鶏手羽中はおつまみにもぴったりですよ。
豚ロースのミルフィーユパン粉焼き
豚ロース薄切り肉をミルフィーユ状に重ねることでボリュームアップさせた、食べごたえも十分のパン粉焼きです。
材料は豚ロース薄切り肉、ハーブソルト、パン粉、オリーブオイルだけで簡単に作れます。パン粉とオリーブオイルを合わせて重ねた豚肉の両面に塗り、オーブンで焼き上げればできあがりです。
骨付きカルビ肉のトマトだれ
骨付きの牛カルビ肉を香ばしく焼き上げた、見た目も豪華な一品です。
牛肉は焼く前にハーブソルトで下味をつけておきます。あらかじめ牛肉を常温に戻しておくのもポイントですよ。玉ねぎやトマトを使ったトマトだれは、レモン汁を加えることでさっぱりとした味わいに仕上がります。
牛タンの塩釜焼き
お家で作るのはハードルが高いイメージのある塩釜焼きですが、意外と簡単に作れます。
常温に戻しておいた牛タンにハーブソルトをすり込み、泡立てた卵白と粗塩、薄力粉を混ぜ合わせたもので牛タン全体を覆います。あとはオーブンでじっくりと焼き上げればできあがりです。
鶏の丸焼き
丸鶏を使ったパーティーなどにおすすめのインパクト抜群の料理です。
にんにくと玉ねぎをハーブソルト、オレガノ、バジル、こしょうとともに炒め、パン粉と合わせたものを丸鶏の中にたっぷりとつめることで、食べるときにハーブのよい香りが溢れ出します。
丁寧に焼き上げた鶏の丸焼きは、お祝いメニューなどにも喜ばれるでしょう。
【魚】
タラのトマトチーズホイル焼き
アルミホイルで食材を包んでトースターで焼き上げて作るホイル焼きは、手間も少なく簡単に仕上がります。
タラやマッシュルーム、トマトや玉ねぎから作るトマトソース、ピザ用チーズなどの具材の旨味がたっぷりです。加熱時間はトースターによって変わるため、様子を見ながら加熱しましょう。
タラじゃがのハーブパン粉揚げ
タラとじゃがいもをこんがりと揚げた料理です。
パン粉に粉チーズとハーブソルトを加えることで、ハーブの爽やかな香りとチーズの風味がきいています。じゃがいもは揚げる前にレンジで加熱しておきましょう。
タチウオのレモンバタームニエル
淡白な味わいのタチウオを、レモンのフレッシュな香りがきいたレモンバターソースでいただくムニエルです。
タチウオは酒とハーブソルトをふり、薄力粉をまぶしてバターで香ばしく焼き上げます。バターと一緒にローズマリーを香りが立つまで熱しておくことで、ハーブの風味が引き立ちます。
さまざまな食材と相性抜群!ハーブソルトを使ってみよう
ハーブソルトとは数種類のハーブと塩を合わせた調味塩のことです。
それひとつで豊かな香りがプラスされ、料理の風味をぐっと底上げしてくれます。普段使っている塩をハーブソルトに変えるだけでも、いつもとひと味違った味わいに仕上がるでしょう。
ハーブソルトは肉や魚介類、野菜などさまざまな食材と相性がよく使いやすい調味料です。複数のハーブを用意しなくてもよいので、手軽に料理に取り入れることができますよ。