三枚肉の特徴や名前の由来は?代表的な料理とレシピもご紹介
作成日: 2021/10/21
三枚肉とは、豚のどの部位かご存知でしょうか。脂身が多く、加熱するとジューシーでとろける食感になります。
この記事では、三枚肉について解説します。三枚肉の特徴や名前の由来に加え、代表的な料理をレシピと合わせてご紹介しますので、ぜひ作ってみてください。
三枚肉とは
三枚肉とは、豚バラ肉のことです。肋骨の周囲についている肉です。赤身と脂身が交互に重なり、三層になっていることから、三枚肉と呼ばれています。豚バラブロックやスペアリブなども三枚肉です。豚バラブロックは角煮に使われるので、なじみがありますよね。スペアリブは、骨付きのバラ肉のことです。
沖縄では、皮付き豚バラ肉(腹肉)のことを三枚肉と呼びます。皮、赤身、脂身といった異なる3つの層があるため、三枚肉という説もあります。ちなみに、軟骨や骨のついた豚バラ肉(助肉)は、ソーキと呼ばれます。
韓国での三枚肉の呼び方は、サムギョプサルです。サムギョプサルという呼び方は、三枚肉を焼いて食べる料理名としても使われます。
三枚肉を使った代表的な料理とレシピを紹介
三枚肉を使った代表的な料理とレシピを見てみましょう。炊飯器で手軽に作れるレシピや圧力鍋を使って短時間で仕上げられるものもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
【角煮】
豚の角煮は、ご飯との相性が抜群の人気料理です。甘辛い味付けに、トロッととろけるような脂身がたまらないですよね。今回は、基本のレシピから短時間で作れるようにアレンジしたレシピもご紹介します。
基本の豚の角煮
時間をかけてじっくり煮込んで作る角煮のレシピです。下ゆでによって、柔らかく仕上がります。休日など時間があるときに本格的な作り方を試してみるのはいかがでしょうか。
炊飯器で豚の角煮
炊飯器で作る豚の角煮です。材料を用意して炊飯器の内釜に入れたら、通常炊飯するだけで作れます。しょうがとねぎの青い部分を入れ忘れないようにしましょう。
柔らか豚の角煮
圧力鍋でも豚の角煮を作れます。圧力鍋を使えば、短時間で柔らかく仕上がります。圧力鍋によって使用上の注意点が異なるので、取扱説明書を確認してから作るようにしてくださいね。
至高の角煮丼
甘辛く仕上げた角煮をご飯にのせ、丼にしてみるのはいかがでしょうか。豚バラブロック肉を小さく切ることで、煮込み時間を短縮。とろみをつけた煮汁が豚肉によく絡み、ご飯が進みます。
【ラフテー】
ラフテーとは沖縄の郷土料理です。三枚肉のブロックを泡盛やしょうゆ、黒糖の入った煮汁で煮込んで作ります。ラフテーを口に入れるとほろっと崩れ、甘辛い味わいと脂身の甘みを楽しめます。お酒のおつまみとしてもおすすめです。
ラフテー
時間をかけて煮込み、沖縄の郷土料理を味わってみましょう。アクを丁寧に取り除くことで、豚肉の臭みが和らぎます。本格的な味を再現したい方は、泡盛や黒糖で作ってみてはいかがでしょうか。
炊飯器ラフテー
ラフテーを手軽に作れるようにアレンジしたレシピです。鍋で30分ほどゆでた後は、炊飯器にお任せ。卵も一緒に食べたい方は、保存袋に半熟ゆで卵と煮汁を入れ、味を染み込ませましょう。
圧力鍋で作る!ラフテー
皮付きの三枚肉を圧力鍋で煮込んで作るラフテーのレシピです。圧力鍋を使えば、短時間でプルプルに仕上がります。しっかりめの味付けが豚肉に染み込み、ご飯と一緒に食べたくなること間違いなしです。
【スペアリブ】
骨付きの三枚肉であるスペアリブを使ったレシピもご紹介します。スペアリブは、骨に沿って切ったものが出回っています。厚みがあるので、火の入れ方が重要です。レシピを確認して、調理のポイントを押さえましょう。
スペアリブの焼き方
スペアリブをこんがり焼いて、シンプルに塩こしょうで味付けします。焼く前にスペアリブを常温に戻しておくのがポイントです。フライパンで焼く方法とオーブンで焼く方法の2種類をご紹介しています。お好きな方法でスペアリブを焼いてみましょう。
スペアリブのこってり煮
スペアリブを炊飯器で煮込んでボリューム満点のおかずを作ってみるのはいかがでしょうか。こってりとした洋風の味わいで、パンに合わせるのもおすすめです。
スペアリブの柔らか甘辛煮
圧力鍋で作るスペアリブの甘辛煮です。圧力鍋を使って賢く時間短縮しつつ、美味しい一品を作ってみましょう。甘辛い味付けがご飯によく合います。
【沖縄そば(ソーキソバ)】
三枚肉を使ったそばは、沖縄の郷土料理です。沖縄では、皮付きの豚バラ肉のことを三枚肉と呼び、軟骨や骨のついた豚バラ肉はソーキと呼ばれます。今回は、2種類のレシピをご紹介しますので、ご家庭で沖縄の郷土料理を楽しんでみましょう。
沖縄そば
豚バラのブロック肉で作る沖縄そばのレシピです。豚肉をじっくり煮込むことで、柔らかくなるだけでなく、味がよく染み込みます。肉の旨味が溶け出したゆで汁をスープに使うのがポイントです。
ホロホロソーキそば
豚軟骨を使ったソーキそばのです。豚軟骨を圧力鍋で煮込むと、短時間でほろほろになります。豚軟骨の血合いは臭みの原因になるので、取り除いてから調理しましょう。
【サムギョプサル】
サムギョプサルは、韓国語で三枚肉という意味ですが、料理名としても使われます。香ばしく焼いた三枚肉を薬味と一緒に葉物野菜に包むのが定番の食べ方です。今回は、サムギョプサルのアレンジレシピをご紹介します。
簡単サムギョプサル
サムギョプサルを手に入りやすい食材でアレンジしたレシピです。豚肉の表面がカリッとなるまで焼くのがポイントです。豚肉から溶け出した脂でキムチとにんにくを炒めることで、豚の旨味を余すことなく味わえます。
サムギョプサル丼
サムギョプサルを丼にアレンジしてみましょう。豚バラの薄切り肉を使うので、調理時間を短縮できます。ごまの香りがきいた甘辛いたれをかけていただきましょう。
【薄切り肉を使ったレシピ】
最後に、薄切り肉を使ったレシピを見てみましょう。手軽なレシピをご紹介しますので、ぜひ作ってみてください。
豚バラとレタスの香味冷しゃぶサラダ
豚バラのしゃぶしゃぶ肉を使った冷しゃぶサラダです。酸味のきいた香味ドレッシングで、さっぱりいただけます。ミニトマトを添えると、彩りが良くなります。
豚バラキャベツのフライパン蒸し
フライパンに材料を重ね、蒸すだけで簡単に作れる一品です。少ない材料で手軽に作れるのに、豚バラの旨味がキャベツに染み込んで、味わい深く仕上がります。
豚バラえのき巻き
えのきを豚バラの薄切り肉で巻き、甘辛いたれを煮絡めます。歯ごたえのあるえのきとジューシーな豚バラは相性抜群です。
三枚肉でこってりジューシーな料理を作ってみよう
この記事では、三枚肉について解説しました。三枚肉とは豚バラ肉のことでしたね。赤身と脂身が交互に重なり、三層になっていることから、三枚肉と呼ばれています。
今回は、三枚肉を使った代表的なレシピをご紹介しましたので、ぜひご家庭で作ってみてください。