前菜とは?おすすめレシピ26選をご紹介!
作成日: 2021/09/07
レストランのメニューなどで見かける前菜とは、どのような料理のことなのでしょうか。
レストランによってはオードブルやアンティパスト、アペタイザーといったジャンルがありますが、これらと前菜は何が違うのかも気になります。
この記事では、前菜の定義についてや、おすすめレシピをご紹介するので参考にしてみてください。
前菜とは
前菜はメイン料理の前に提供される、小品料理のことです。
塩味や酸味が強めの料理が多く、食欲をアップさせる目的で出されます。
日本では主に和食料理店でお酒と一緒に提供され、「先付」や「向付」と呼ぶこともあります。居酒屋のお通しも前菜と同じ意味です。
また、さまざまな国で前菜に位置付けられている料理があり、呼び方は各国で異なります。
例えば、イタリアでは主食の前という意味の「アンティパスト」と呼び、古代ローマ時代から存在していたのだとか。
スムーズに提供できる料理で、ほどよく空腹を満たすために出されます。
フランスでは、フルコースの場合は作品の外を意味する「オードブル」といい、アラカルトの場合は食欲を増進させるものという意味の「アペタイザー」といいます。
食欲を向上させるほか、メイン料理を引き立てるために提供されるのがオードブルやアペタイザーです。
ちなみに、軽食の盛り合わせのこともオードブルと呼ぶことがあります。日本では「オードブル=軽食の盛り合わせ」というイメージが強いかもしれません。
それぞれの意味をみてみると、前菜、オードブル、アンティパスト、アペタイザーは同じような意味であることが分かります。
なお、こちらのページでは、アペタイザーについて詳しく解説しています。
【イタリア風】DELISH KITCHENの前菜レシピ
ここからは、各国風の前菜レシピをご紹介します。
まずはイタリア風の前菜レシピです。
ミニトマトの一口カプレーゼ
イタリアンといえばカプレーゼです。
大玉のトマトで作るのが一般的ですが、ミニトマトで作る一口カプレーゼはいかがですか。コロンとしたミニトマトから顔をのぞかせるモッツアレラチーズとバジルが、なんともかわいらしいですね。
鯛のカルパッチョ
イタリアを代表する料理のひとつ、カルパッチョは前菜としてもおなじみです。
たんぱくな鯛に酸味のきいたレモンドレッシングをかけて、食欲をアップさせましょう。
サーモンのカルパッチョ
ソースの酸味はもちろん、サーモンやパプリカのカラフルな色使いも食欲をそそります。
お皿に並べたサーモンに、みじん切りにしたパプリカや玉ねぎを散らすだけで、本格的な見栄えになるのも嬉しいポイントです。
かぶのイタリアンソテー
かぶやオリーブオイル、塩こしょう、酢というシンプルな材料で作るイタリアンソテーです。
ササっと作れるので、お客様を招いた日の前菜にすれば、できたてを提供できます。
きのことじゃがいものフリッタータ
きのことじゃがいもでイタリアの具だくさんな卵料理、フリッタータを作りました。
ベーコンの旨味や玉ねぎの食感も加わり、楽しく食べられます。卵液にマヨネーズをプラスすると、ふんわり仕上がります。
トマトと生ハムのブルスケッタ
いろいろな具材を乗せられるバリエーション豊かなブルスケッタ。
トマトと生ハム、バジルを使えば彩りもよくなります。生ハムの塩味とトマトの酸味は一度食べたら止まらない組み合わせです。
【フランス風】DELISH KITCHENの前菜レシピ
次はフランス風の前菜をご紹介します。
カリフラワーのフレンチサラダ
カリフラワーとベビーリーフを組み合わせた、おしゃれな一品です。
甘酸っぱいフレンチドレッシングが食欲を増進させて、メイン料理を引き立ててくれます。
オレンジとにんじんのラペ
ラペとはフランスの家庭料理で、にんじんを使ったサラダのことです。
ふわっと漂うオレンジの甘い香りがたまりません。調味料には白ワインビネガーやはちみつを使い、味に深みを出しましょう。
きのこのマスタードマリネ
前菜としてはもちろん、日常的にお酒のお供としてもおすすめしたいマスタードマリネ。
にんにくをたっぷり使い、粒マスタードと唐辛子でパンチをきかせました。箸が止まらなくなる一品です。
鯖缶リエット
フランスの肉料理、リエットをサバ缶とクリームチーズというちょっと意外な組み合わせで作りました。
ギュッと旨味がつまったサバ缶とクリームチーズで濃厚な味わいになります。ボウルで混ぜるだけで簡単に作れますよ。
玉ねぎのムース
見た目はシンプルながら、手間をかけて作る玉ねぎのムースは絶品です。
ペースト状にした玉ねぎに生クリームを加えて、とろける食感のムースができあがります。
鶏ひき肉とレバーのパテ
フランスの定番料理のひとつ、パテも人気のある前菜です。
鶏ひき肉とレバーで濃厚な味わいとリッチな食感のパテになります。ナツメグやローリエの香りが食欲を引き出してくれますよ。
【スペイン風】DELISH KITCHENの前菜レシピ
スペイン風の前菜もご紹介します。
生ハムトマトのバラピンチョス
生ハムがバラの花びらのような美しいピンチョスです。
一見難しそうに見えますが、実は生ハムをくるくる巻いて刺すだけで、きれいな花びらの形になります。赤や緑の彩りは、クリスマスパーティーの前菜としてもよいですね。
チーズとアボカドのピンチョス
アボカドをピンチョスとツナディップの2種類に変身させました。
それぞれの素材の味が活きるピンチョスと、なめらかな舌触りが後を引くツナディップ、1度に2種類の味が楽しめる前菜です。
ズッキーニとベーコンのピンチョス
シャキシャキのズッキーニと、ジューシーなベーコンが絶妙にマッチするピンチョスは、ズッキーニにひと手間加えて目でも楽しみましょう。
ベーコンの旨味があるので、調味料は塩こしょうのみで十分です。
マッシュルームとエビのアヒージョ
アヒージョもスペインで人気の料理です。
にんにくの風味が染み込んだオリーブオイルが、アツアツの具材によくからみます。鷹の爪のピリッとした刺激がアクセントになりますよ。
ガスパチョ
スペインやポルトガルで愛されている冷製スープ、ガスパチョも前菜におすすめです。
温かいスープは煮込む時間が必要ですが、冷たいガスパチョは材料をミキサーで攪拌するだけで作れます。鮮やかな色合いが食欲をそそります。
【和風】DELISH KITCHENの前菜レシピ
和風の前菜も魅力的な料理が揃っています。
大根で生春巻き風
大根を生春巻きの皮に見立てて、繊細な「和」を感じる前菜にしてみました。
きゅうりの歯ごたえと、まろやかなクリームチーズが粋な組み合わせです。オリーブオイルで「洋」のテイストを取り入れた、ポン酢しょうゆでお召し上がりください。
みぞれ焼きなす
火を使わずに作れて見た目も上品な焼きなすは、トロっととろける食感を満喫できます。
大根おろしに大葉やみょうがを乗せることで、風味がアップし地味になりがちな、なすの指し色にもなります。
マグロのカルパッチョ
イタリアンなカルパッチョをまぐろでアレンジした前菜は、テーブルを彩る豊かな色彩も魅力です。
まぐろと相性のよいしょうゆにレモンをプラスし、後味さっぱりいただけます。
ホタテのジュレがけ
パッと見ると洋風のイメージですが、ジュレには和風のポン酢しょうゆを使っています。
マリネしたホタテだけでも立派な前菜になるものの、ジュレを添えるとワンランク上の仕上がりになりますよ。
和風チキンミートローフ
型がなくてもラップで作れるうえに、レンジで調理が完結する和風のチキンミートローフ。
全体に散りばめられたにんじんがキュートな模様を描きます。ポン酢しょうゆをかけた大根おろしがよく合います。
【中華風】DELISH KITCHENの前菜レシピ
最後に、おすすめの中華風前菜をご紹介します。
中華クラゲとトマトの黒酢あえ
黒酢の酸味とごま油の香りで食欲をかき立てる前菜です。
中華クラゲのコリコリ食感と、ミニトマトのプチっと食感も楽しいですよ。簡単に作れて副菜やおつまみにもできるので、覚えておくと便利です。
中華風タコマリネ
具材と調味料を和えるだけのタコマリネです。
タコと枝豆のコントラストが華やかな印象にしてくれます。ほんのり感じるしょうがの風味にラー油のピリッとした刺激で食が進みます。
豆腐の甘辛ピーナッツソースかけ
あっさりいただくことの多い豆腐に、ピーナッツバターを取り入れたコク深いソースをかけました。
ソースだけでなく、刻んだピーナッツを使っているのも特徴です。
鯛のカルパッチョオイスターソース
カルパッチョは中華風にもアレンジできます。
オイスターソースやごま油で作る、しっかり味のドレッシングをかけてご賞味ください。白いごはんやお酒のお供にもおすすめです。
こだわりの前菜で食欲を刺激しよう!
前菜は食欲を刺激するための料理で、オードブル、アンティパスト、アペタイザーなども同じような役割ということが分かりました。
前菜はレストランだけのメニューではありません。お家でも簡単においしくおしゃれに作れるため、今回ご紹介したレシピにも挑戦してみてください。
おもてなしやホームパーティーのメニューとして取り入れるのもおすすめです。