カレーに合う具材とは?おすすめの具とレシピをご紹介
作成日: 2021/11/01
カレーは、子供から大人まで幅広い世代に人気の料理ですね。定番の具材といえば、じゃがいもや玉ねぎなどの野菜ですが、アレンジを自在に楽しめるのもカレーのよいところです。使う食材によって味わいが変わるので、いろいろ試してみるのもおすすめですよ。
カレーに合うおすすめ具材
カレーにおすすめの食材を、それぞれ種類別にご紹介します。
野菜
定番野菜
カレーには欠かせない定番の野菜をご紹介します。
・じゃがいも
じゃがいもは、カレーに欠かせない定番野菜のうちのひとつです。カレーの味が染み込んだじゃがいもは、格別ですね。煮込み過ぎると、煮崩れして溶けてしまうので注意しましょう。
・にんじん
カレーに彩りを添えてくれるにんじんも、カレーの定番野菜です。カレーに入れることで、より甘味が増しておいしく食べられます。
・玉ねぎ
カレーに欠かせない食材のひとつである玉ねぎ。しっかり炒めることで、カレーに甘味とコクが加わります。とろとろ食感に煮えた玉ねぎは、カレーの中でも人気の野菜です。
・季節の野菜
定番野菜だけではなく旬の野菜も取り入れながら、味付けや具材のアレンジをしてみるのもよいでしょう。季節ごとのカレーに合う食材をご紹介します。
・春…ほうれん草、キャベツ、ブロッコリー
・夏…なす、ピーマン、パプリカ、トマト、ズッキーニ、オクラ、ゴーヤ
・秋…なす、トマト、かぼちゃ、さつまいも、ごぼう
・冬…大根、ほうれん草、白菜、れんこん、キャベツ、ブロッコリー
野菜を使ったカレーは彩りもよく、使用する野菜によって、カレーの味や風味も異なるため季節のカレーとして楽しめます。
また、野菜はカレーと一緒に煮込んで食べるだけではなく、トッピングとして使うこともできます。鮮やかな野菜の色味で、見た目も美しく仕上がります。
肉
・鶏肉
むね肉、もも肉、ひき肉、手羽元など、鶏肉はさっぱりとした味わいで、どんなカレーにも合わせやすい具材です。使うときは、あらかじめ下味をつけておくことで、よりおいしく仕上ります。
鶏肉は、インドカレーやタイカレーなどとの相性もよいですよ。
・豚肉
肩肉、ロース肉、ヒレ肉、バラ肉、こま切れ肉、ひき肉など、豚肉はどんな部位を使っても旨味のある、おいしいカレーに仕上げることができます。
ポークカレーには、にんにくやしょうがなどをアクセントに加えたり、ヨーグルトやソースなどの隠し味を加えるのもおすすめです。
・牛肉
切り落とし肉、バラ肉、肩肉、薄切り肉、ひき肉、すね肉、すじ肉など、牛肉を入れたビーフカレーは濃厚なコクと旨味を味わうことができます。
部位によっては煮込み時間がかかることもあるため、手の込んだカレーを作りたいときにもぴったりです。牛肉を使うときは、肉や野菜がごろごろ入ったボリュームのあるカレーに仕上げるのがおすすめです。
魚介
・イカ
イカは、シーフードカレーを作るときの定番食材です。わたも一緒に使うことができ、イカを丸ごとカレーで楽しむことができます。
・えび
えびをカレーに具材として使うことで、ぷりっとした食感が楽しめます。使用するときは背わたを取り除き、水で洗って臭みが出ないように下処理しましょう。
・ホタテ
ホタテの入ったカレーは、贅沢な気分になれますね。旨味が溶け込んだカレーは絶品です。ホタテの味を堪能するためにも、一緒に使う野菜などの具材は、味の強くないものを使用するとよいでしょう。
きのこ
・しめじ
しめじは、いろいろなカレーに合わせやすいきのこのひとつです。カレーに旨味が加わり、しめじ独特の食感も楽しめます。
・マッシュルーム
マッシュルームは濃厚な風味があり、カレーとの相性もよいきのこです。大きめに切って食感を楽しんだり、薄くスライスして使用するのもおすすめです。
・エリンギ
エリンギはコリコリとした食感で、カレーに入っているとやみつきになります。カレーのアクセントにおすすめの食材です。
その他
カレーの変わり種食材として、肉や魚の代わりやかさましに使うとおすすめの食材もあります。普段とは、違う味わいのカレーを楽しみたいときにおすすめです。
・缶詰(鯖缶、ツナ缶など)
・練り物(ちくわ、魚肉ソーセージなど)
・乾物(切り干し大根、豆類、高野豆腐など)
・冷凍食品(ミートボールなど)
・こんにゃく
缶詰を使うカレーは、煮込み時間も少なくなるため時間短縮にも繋がります。
練り物や乾物、冷凍食品などの食材は手軽に使えて、かつ旨味もつまった食材が多く、カレーの食材としてもおすすめです。節約や時間短縮にも役立つ食材です。
こんにゃくは冷凍すると水分が抜けて食感が変わり、まるで肉のような食感が楽しめますよ。
カレーの具材を扱うポイント
カレーの具材の扱うときに気をつけたいポイントをご紹介します。
具材の切り方
カレーに使う具材は、なるべく全て同じ大きさに切りそろえるようにしましょう。火の通り具合に、バラつきが出るのを防げます。大きさはお好みで調整しましょう。
カレーは煮崩れをおこしやすいため、にんじんやじゃがいもなどの野菜は面取りをしてから調理するのがおすすめです。面取りをすることで、煮崩れしにくくなりますよ。
カレーの具材に使う野菜の基本的な切り方は、こちらでご紹介しています。
また、面取りの詳しい方法はこちらを参考にしてください。
具材をよく炒める・炒める順番
カレーを作るときは、たまねぎやにんじんなどの野菜を、よく炒めることがポイントです。しっかりと炒めることで、野菜の表面の糖分がカラメル化(アミノカルボニル反応)して、カレーに味の深みが加わります。
じゃがいもなどの煮崩れをおこしやすい野菜は、炒めることで表面が固まるため、煮崩れを防ぐことができます。
また、具材を炒めるときは、火が通りにくいものから先に炒めるようにしましょう。基本的な材料を例にすると、肉を炒めたあとににんじん、玉ねぎの順で、最後に崩れやすいじゃがいもを加えるようにします。
葉物野菜(青菜)・ブロッコリーなどは別ゆでする
ほうれん草や小松菜のような葉物野菜をカレーに使うときは、一緒に煮込んでしまうとカレーに色映りしてしまい、見栄えが悪くなってしまいます。
葉物野菜やブロッコリーなどは別にゆでて、盛り付けのときに合わせると見た目や彩りもきれいに仕上がります。
じゃがいもの選び方
カレーを作るときは、じゃがいもの選び方に注意しましょう。じゃがいもが溶けてドロドロのカレーになってしまった、という経験がある人もいるのではないでしょうか。じゃがいもは、品種ごとに適した料理や調理法があります。
カレーのような煮込み料理には、煮崩れしにくい「メークイン」を選ぶとよいでしょう。煮込んでもカレーに溶けにくいため、おいしく仕上がりますよ。
じゃがいもの品種の違いについては、こちらの記事をご覧ください。
【野菜】DELISH KITCHENのカレーのレシピ
野菜を使ったカレーのレシピをご紹介します。
ゴロゴロ野菜カレー
たっぷりの野菜を使って作るカレーです。ゴロゴロと入った野菜は食べごたえがあり、野菜から溶けだす甘味とにんにくのコクが味わえます。冷蔵庫に余っている野菜など、お好みの具材でアレンジすることもできますよ。
たっぷり夏野菜のカレーライス
彩り豊かな夏野菜のカレーです。トマト缶を使って作るためトマトの酸味も加わり、普段とは少し違う味わいに仕上がります。じっくり煮込むことで野菜の旨味を感じられる、ご飯の進むカレーに仕上がります。
かぼちゃと根菜のカレー
かぼちゃの甘味が溶けだした、根菜の食感も楽しめるカレーです。かぼちゃはルウを溶かしたあとに最後に加えて軽く煮込むことで、煮崩れを防いで食感もしっかりと味わえる仕上がりになります。
さつまいもと鶏肉のドライカレー
カレー粉を使って作る、さつまいもをたっぷり食べられるドライカレーです。全ての具材をサイコロ状に小さく切ることで、火の通りも早くなり時間短縮にも繋がります。さつまいもの甘味がスパイシーなカレーによく合い、ご飯が進みます。
【肉】DELISH KITCHENのカレーのレシピ
いろいろな種類の肉を使ったカレーのレシピをご紹介します。
基本のチキンカレー
市販のルウを使わなくても、カレー粉を使ってお家で本格的なチキンカレーを楽しめます。カレー粉だけではなく、クミンも加えることで香りがよくなり食欲もそそられます。ヨーグルトの量を増やすことで辛さも調整することができますよ。
基本のポークカレー
定番のポークカレーは、子供から大人まで人気のカレーですね。隠し味に、ウスターソースとケチャップを加えるのがポイントです。じゃがいも、にんじん、玉ねぎの定番野菜と一緒に作る、間違いないおいしさのカレーです。
基本のビーフカレー
牛肉を使うことで、濃厚で深みのあるカレーに仕上がります。作るときのポイントは、玉ねぎをしっかり炒めて甘味を出すことです。赤ワインも加えることで、苦味や酸味も加わり本格的な欧風カレーに仕上がります。
【魚介】DELISH KITCHENのカレーのレシピ
魚介がメインのカレーのレシピをご紹介します。
シーフードカレー
えび、イカ、ホタテをふんだんに使用して作るシーフードカレーです。お好みの野菜やきのこを加えて、アレンジしてもよいでしょう。魚介をシーフードミックスに変えれば、手軽に楽しむこともできますよ。魚介の旨味がしっかり感じられる、贅沢なカレーです。
ベビーホタテカレー
小さくて食べやすいベビーホタテをたっぷりと使ったカレーです。使う具材をシンプルにすることで、ホタテの旨味をしっかり味わうことができます。ベビーホタテを使うので煮込み時間も短く済み、時間短縮にも繋がります。
濃厚イカカレー
丸ごと使ったイカの旨味がぎっしりつまった一皿です。イカのわたも入れることで、コク深い味わいに仕上がります。たっぷりの野菜と、イカの弾力ある食感も楽しめて、食べごたえのあるカレーです。
【きのこ】DELISH KITCHENのカレーのレシピ
きのこをたっぷり使ったカレーのレシピをご紹介します。
しめじたっぷりビーフカレー
しめじをふんだんに使用して、いつもとは少し違った風味を楽しみましょう。作るときのポイントは、しめじをしっかり炒めて旨味を引き出すことです。隠し味にしょうゆを入れることで、コクが加わり味も引き締まります。
きのことトマトの和風カレー
めんつゆをカレーに加えるだけで、簡単に和風のカレーに仕上がります。豚ひき肉やねぎなどの比較的火が通りやすい具材を使うことで、時間短縮にも繋がります。しめじ以外に、お好みのきのこを合わせるのもおすすめです。
【その他】DELISH KITCHENのカレーのレシピ
さまざまな食材を使ったアレンジカレーのレシピをご紹介します。
ミートボールで簡単カレー
市販のミートボールを使って作る、変わり種カレーのレシピです。ブロッコリーは別ゆでして添えることで、きれいな緑色を保つことができ色味の少ないカレーも一気に鮮やかになりますよ。カレーに彩りを加えたいときに、おすすめのトッピングです。
冷凍こんにゃくのキーマカレー
冷凍したこんにゃくと牛ひき肉を合わせて作るキーマカレーです。こんにゃくは冷凍することで、肉のような食感になります。こんにゃくでかさ増しすることで、節約にも一役買ってくれるレシピです。
魚肉ソーセージカレー
時間がないときにおすすめの具材が、魚肉ソーセージです。そのまま食べられる食材なので、煮込み時間も少なく短時間で調理できます。魚肉ソーセージは野菜と一緒に煮込むことで、旨味も加わりおいしく食べられますよ。
ひき肉と切り干し大根のドライカレー
切り干し大根の使い道に困ったら、カレーにアレンジしてみてはいかがでしょうか。切り干し大根の旨味や甘味が、存分に味わえるドライカレーです。調味料も少なく済むため、手軽に作れます。
高野豆腐のトマトドライカレー
肉の代わりに高野豆腐を使用することで、肉を使わなくても満足感のある一皿になります。コーンの甘味やトマト缶の酸味も加わって、まろやかな味わいが楽しめるカレーです。
いろいろな食材を使ってカレーを楽しもう!
カレーは定番の具材以外にも、さまざまな食材と相性がよく、アレンジも楽しめる料理です。定番の具材のカレーもおいしいですが、普段使わないような食材を入れることで、いつもとは違う味わいになり、新しい発見があるかもしれません。
今回ご紹介したレシピを参考に、ぜひいろいろな食材でカレーを作ってみましょう。