冷凍できる野菜はどんな種類がある?冷凍保存のコツと方法もご紹介
作成日: 2022/06/17
スーパーで購入したり家庭菜園で収穫した野菜を、食べきれずに腐らせてしまったということがありませんか?そんなときには野菜を冷凍保存して、長期間保存できるようにするのがおすすめです。
この記事では、冷凍保存できる野菜の種類や、冷凍方法と上手に保存するコツもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
野菜の冷凍保存のコツ
野菜を冷凍保存するときには、次の4点に気をつけて冷凍するといいでしょう。
1. 食材についた水分はしっかり拭き取る
2. 冷却効率を上げるため、平たくする
3. 下ゆでの後は粗熱をとる
4. 次に使うときに使いやすいよう、小分けにして保存する
適した冷凍保存の方法は、野菜の種類によって異なります。その野菜に合わせた方法で冷凍保存するのがおすすめです。
【食材別】冷凍保存方法
ここからは、野菜の冷凍保存方法を食材別に分けて解説します。
白菜
白菜の冷凍保存方法
ここでは生のままと茹でてから冷凍保存する方法をご紹介します。生のまま冷凍した白菜は、そのまま味噌汁や炒めものに使えて便利です。また茹でるとカサが減るので大量の白菜を冷凍したいときにおすすめです。
ほうれん草
ほうれん草の冷凍方法
やわらかい食感が魅力のほうれん草は、生のまま冷凍すると、そのまま料理に使えるので便利です。アクが気になる場合は、茹でこぼしてから使うといいでしょう。茹でてから冷凍したものは、おひたしなどに使えます。
小松菜
小松菜の冷凍方法
生のまま冷凍した小松菜はスープや炒めものに使うのにおすすめです。茹でてから冷凍するなら、火の通りにくい茎から茹でるようにしましょう。水気をしっかり切ってから冷凍するのが上手に保存するポイントです。
レタス
レタスの冷凍保存方法
丸ごとひと玉を使い切れないレタスは、冷凍保存するといいでしょう。冷凍することにより食感が変わるのでサラダなどには向きませんが、小さくちぎって冷凍したものをスープなどに使うとたくさん食べられます。
ニラ
ニラの冷凍保存方法
傷みやすいニラは、新鮮なうちに冷凍保存するのがおすすめです。使いやすい長さにカットして生のまま冷凍することで、そのまま餃子やスープに使えます。保存期間は1〜2週間を目安にしましょう。
水菜
水菜の冷凍保存方法
鍋やサラダに使ったあとの水菜が余ってしまうことありませんか?冷凍したものをおひたしや鍋に使うのもおすすめです。茹でてから小分けにして冷凍すると、使いたい分を解凍して使えるので便利です。
キャベツ
千切りキャベツの保存方法
キャベツは冷凍保存も可能です。生のまま冷凍したものはスープや鍋に使うといいでしょう。塩もみしてから冷凍したものは、水分が出にくくなるのでおひたしなどに使うのがおすすめです。
ねぎ
ねぎの冷凍保存方法
ねぎはカットの大きさを変えたり、部位ごとに分けたりして保存することで、料理に合わせて使えます。大きめにカットしたものは鍋や炒めものに、みじん切りにしたものは薬味にしたりタレに混ぜて使うといいでしょう。
玉ねぎ
玉ねぎみじん切りの冷凍保存方法
常温で保存すると、芽が出たり腐りやすい玉ねぎは、冷凍保存するといいでしょう。みじん切りにしてから冷凍することで、料理の下準備の手間が省けます。またカレーに使う飴色玉ねぎを作るのにもおすすめです。
薄切り玉ねぎの冷凍保存方法
料理に半分だけ使って余ってしまった玉ねぎは、薄切りにして冷凍するのがおすすめです。ラップで小分けにして保存することで、必要な分だけ料理に使えます。そのままスープに入れたり炒めものにするといいでしょう。
なす
なすの冷凍保存方法
2種類の冷凍保存方法をご紹介します。素揚げしてから冷凍保存したなすは、トロッとした食感で味噌汁などに使うのにおすすめです。生のまま冷凍したものは、キュッとしまった食感で浅漬けなどに向いています。
ブロッコリー
ブロッコリーの冷凍保存
料理に使い切れずに余ってしまったブロッコリーは、新鮮なうちに冷凍保存しましょう。大きさをそろえて切ったら、軽く茹でて冷凍保存します。少し硬めに茹でてから冷凍するのが、上手に保存するポイントです。
にんじん
にんじんの冷凍保存方法
にんじんも冷凍保存できます。料理に使いやすい大きさにカットして冷凍するのがおすすめです。生のまま冷凍したものはきんぴらごぼうなどに、茹でてから冷凍したものは豚汁やポタージュなどにお使いください。
ピーマン
ピーマンの冷凍保存方法
ピーマンは生のまま冷凍保存しましょう。解凍されたピーマンから水分が出やすいので、炒めものなどに使う場合には、冷凍のままか半解凍で料理に使い、サッと手早く仕上げるのがおすすめです。
トマト
トマトの冷凍保存方法
トマトは冷凍すると食感が柔らかくなるため、スープや炒めものに使うのがおすすめです。丸のまま冷凍したものは、水につけると皮がむけやすいので、トマトペーストなどを作るのにぴったりです。
きゅうり
きゅうりの冷凍保存方法
きゅうりは水分が多いため、解凍すると食感が変わってしまいます。生のまま冷凍したものは和えものや炒めものに使うといいでしょう。きゅうりの食感を残したいなら、塩もみしてから冷凍するのがおすすめです。
ズッキーニ
ズッキーニの冷凍方法
ズッキーニを丸のまま冷凍する場合は、ラップに包んでから冷凍します。完全に解凍すると水分が抜けてしまうので、半解凍の状態でカットして料理に使うといいでしょう。カットしてから冷凍する方法もあります。
ゴーヤー
ゴーヤーの冷凍保存方法
ゴーヤーは料理に使いやすい大きさにカットしてから冷凍しましょう。水にさらしてから冷凍することで、苦味が抑えられ食べやすくなります。凍ったまま炒めものやおひたしに使うのがおすすめです。
もやし
もやしの冷凍保存方法
鮮度の落ちやすいもやしも冷凍保存できます。洗って水気をしっかり切ってから冷凍するのがポイントです。解凍すると水分が出やすいので、冷凍したままスープや炒めものに使うといいでしょう。
オクラ
オクラの冷凍保存方法
オクラを冷凍する場合には、塩で板ずりしてから冷凍保存するようにしましょう。丸のまま冷凍したものは煮物などに、切ってから冷凍したものはスープなどに使うのがおすすめです。
スナップエンドウ
スナップエンドウの冷凍保存方法
スナップエンドウも冷凍保存できます。生のまま冷凍すると食感が変わりやすいので、軽く茹でてから冷凍するのがおすすめです。炒めものや煮物、ポタージュ、スープなどに使うといいでしょう。
アスパラ
アスパラの冷凍保存方法
冷蔵庫で保存していると傷みやすいアスパラですが、冷凍保存することで美味しさが長持ちします。生のままと茹でてから冷凍したものを、使いたい料理に合わせて調理するといいでしょう。
ごぼう
ごぼうの冷凍保存方法
カットしたごぼうの断面は、空気に触れると変色してしまいます。変色を防ぐため、軽く茹でてから冷凍するといいでしょう。生のまま冷凍する場合には、なるべく厚めにカットして空気を抜いて保存します。
にんにく
にんにくの冷凍保存方法
余ってしまったにんにくは冷凍すると長く保存できます。スライスしてから冷凍したものは、そのまま炒めものに使うのに便利です。ひとかけづつ保存するなら、乾燥や臭いうつりを防ぐため、ラップで包みましょう。
しょうが
しょうがの冷凍保存方法
少し使ったあと余らせてしまいがちな生姜は、冷凍保存がおすすめです。皮つきのまま使いやすい大きさに切ってラップに包み冷凍しましょう。みじん切りにしてから冷凍したものは、すぐに料理に使えて便利です。
大葉
大葉の冷凍保存方法
大葉は洗ったあと、しっかり水分を切ってラップに包んで冷凍します。冷凍した大葉は水分が出てしまうので薬味には向いていません。ちぎって炒めものにしたり、刻んでつくねに混ぜたりして使うのがおすすめです。
使い切れない野菜は冷凍保存で長くもたせよう!
野菜の冷凍保存のコツは、野菜についた水分を取ることとなるべく短時間で冷凍させることです。冷凍保存できる野菜には、白菜やキャベツなどの葉物野菜や根菜類だけでなく、にんにくや生姜、大葉などの香味野菜も含まれます。
使いきれなかった野菜は冷凍保存して、無駄なく使い切りましょう。