きのこは洗う?洗わない?洗い方とレシピもご紹介
作成日: 2021/10/22
スーパーで一年中安く買えて、さまざまな料理に大活躍するきのこ。きのこを使うときに「洗った方がいいの?」と悩んでしまう人も多いのではないでしょうか?人によっても意見が分かれますよね。
そこでこの記事では、きのこを洗うべきなのかどうか、汚れがついていたときの処理方法などを詳しく解説します。また保存方法やおすすめレシピなどもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
きのこは洗わないのが基本
きのこは洗わないのが基本です。しかし場合によっては、洗った方がいいこともあります。ここからは、「洗わなくていい理由」「洗った方がいい理由」を解説します。
洗わなくても良い理由
市販のきのこは、基本的に洗わなくても良いとされています。その理由は、水っぽくなってしまうことがあり、きのこの風味や味わいが逃げてしまうからです。また、きのこによって栄養は異なりますが、水で洗うと水溶性のビタミンB群などが落ちてしまいます。
洗った方が良い場合
きのこの種類や食べ方によっては洗った方がいいこともあります。なめこは基本的に洗わなくても大丈夫ですが、汚れがついていたとしても、ぬめりがあるのでふき取れません。
株をとったなめこは石づきが残っている場合もあるので、気になる場合は軽く水洗いするといいでしょう。
なめこの下ごしらえについては、以下のレシピで詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。
きのこの下処理
ここからは「しいたけ」「しめじ」「えのき」「エリンギ」の下処理方法についてご紹介します。
基本的には洗わなくても問題ありません。しかし菌床栽培に使われてるおがくずや、天然のきのこでゴミや汚れが気になるときもあるでしょう。
その場合は、ペーパータオルなどでサッと払うようにするか、濡らしたフキンや湿らせたペーパータオルで軽く拭き取るといいでしょう。
しいたけ
しいたけは薄切りやそぎ切り、コロコロ切りなど、さまざまな切り方があります。料理に合わせて使い分けましょう。石づきを取り除けば、軸もおいしく食べることができます。軸も使ってしいたけのおいしさをまるごと楽しみましょう。
しめじ
使う頻度の多いしめじの下ごしらえ方法をご紹介します。まずは、しめじを手で2つに分け、根元(石づき)を少し切り落とします。その後、用途に合わせていくつかのかたまりに分けたり、1本ずつほぐしたりしましょう。
えのき
えのきは、どこが食べられる部分なのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。菌床とおがくずがついている部分を切り落とせば、すべて食べられます。根元に近い部分は手でほぐし、お好みの長さにカットしましょう。
エリンギ
さまざまな料理に使えるエリンギは、切り方によって食感が変わります。食感を楽しみたいときは「薄切り」、味が染み込みやすくしたいときは「手でさく」、エリンギの歯ごたえを感じたいときは「コロコロ切り」など、使う料理や好みに合わせて切り分けましょう。
きのこの保存方法
きのこのおいしさを長持ちさせるには、正しい保存方法を知ることが大切です。各種きのこの保存方法をご紹介するので、参考にしてみてくださいね。
しいたけ
しいたけは軸が上になるように2~3個ずつキッチンペーパーで包みましょう。軸を上にすることで、かさの内側にある胞子が落ちて風味が損なわれるのを防ぎます。保存袋かポリ袋に入れて冷蔵庫や野菜室で保存しましょう。
しめじ
しめじは湿気がたまらないようにキッチンペーパーで包み、ポリ袋か保存袋に入れましょう。石づきがついたまま保存することがポイントです。袋の口を少し開けた状態で、野菜室で保存しましょう。保存期間の目安は2〜3日です。
えのき
えのきは水分がついていると傷みの原因になります。石づきがついたままキッチンペーパーで包み、保存袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。保存期間の目安は2週間です。
エリンギ
エリンギはキッチンペーパーで2〜3本ずつ包み、ポリ袋や保存袋に入れて冷蔵庫で保存します。しっかり密閉して保存すれば湿気を防ぐことができ、におい移りも防止できます。
まいたけ
石づきがついたままキッチンペーパーで包み、保存袋やポリ袋に入れて冷蔵庫で保存します。野菜室での保存がおすすめ。2週間ほど保存が可能です。
なめこ
なめこの保存方法は、株付きと袋入りの2パターンがあります。株付きなめこは、根元を切り落としてほぐします。保存袋に入れて空気を抜きながら口を閉じ、冷蔵庫やチルド室で保存しましょう。
開封した袋入りのなめこは、タッパーなどの保存容器に入れ、空気が入らないようにぴったりとラップをし、フタをします。冷蔵庫やチルド室で保存しましょう。未開封のものはパックのまま保存します。
マッシュルーム
マッシュルームはキッチンペーパーややわらかい布などでやさしく汚れをふきとり、キッチンペーパーで包みます。ポリ袋や保存袋に入れ、野菜室で保存しましょう。
きのこは冷凍保存もできる?
きのこは、冷凍保存も可能です。冷凍をすることで、冷蔵するよりも長期間保存できます。たくさん買って一度に使いきれない場合は、冷凍保存してしまいましょう。
きのこの冷凍保存の方法については、こちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
しいたけやえのきは冷凍できる?きのこの保存方法を種類別に解説
きのこを使ったDELISH KITCHENのレシピ
最後に、DELISH KITCHENの気軽に作れるきのこレシピをご紹介します。
【ご飯・麺】
まず、きのこを使ったご飯・麵のレシピをご紹介します。
食欲そそる♪たっぷりきのこの炊き込みご飯
きのこをたっぷり使った味わい深い炊き込みご飯のご紹介です。具材と調味料を炊飯器に入れてスイッチを押すだけなので、簡単にできますよ。えのきやまいたけなど、他のきのこに変えてもOKです。
失敗なしで絶品!ベーコンとエリンギのバター醤油パスタ
バター×醤油の間違いないおいしさのパスタです。エリンギの食感とバターのコク、ベーコンの風味がたまらない一品です。15分程度で作れるので、ササっと作りたいランチにぴったり。
シチューより簡単♪鶏肉とマッシュルームのクリームごはん
シチューのようにルウを使わずにできる、鶏肉とマッシュルームのクリーム煮です。鶏もも肉のジューシーさとマッシュルームの風味が出ておいしいですよ。マッシュルームをしめじに変えると味わいが変わるのでアレンジも可能です。
体あったまる♪豚肉としめじのつけ汁うどん
豚肉のうま味としめじの風味が出汁に溶けだした、風味豊かなつけ汁うどんです。片栗粉でとろみをつけた出汁は冷めにくく、体が温まります。きのこはほかの種類のものを入れてもおいしくいただけます。
【おかず】
さまざまな食材、調味料に合うきのこは、どんな料理にも使えます。ここからは、きのこを使ったおかずのレシピを5つご紹介します。
レンジでやみつき!かんたん無限きのこ
おろしにんにくとごま油の風味で、お箸が止まらない一品に。火を使わないので、洗い物も少なく簡単です。ツナときのこのうま味が合わさって、ご飯がもりもり食べられますよ。
レンジで作る!えのきのなめたけ
なめたけはおうちで簡単に手作りすることができます。自家製だからこそ、自分の好きなようにアレンジでき、経済的であることもうれしいポイントです。ごはんや豆腐にのせるなど、さまざまな料理に使えます。
さっぱり副菜♪小松菜となめこのおひたし
小松菜となめこを、めんつゆを和えるだけの簡単レシピです。10分ほどでできるので、あと一品に欲しいときにおすすめ。小松菜のシャキシャキ感となめこのツルっとした食感がたまりません。
旨味たっぷり!塩きのこと豚バラ肉炒め
塩きのこは、塩を振ることで余分な水分が出てうま味が凝縮し、コリコリとした食感に。数種類のきのこをミックスすると味に深みが出て、おいしくなります。きのこをレンジで加熱している間に豚肉を切っておくと、手際よく作れますよ。
簡単フライパン蒸し♪鮭とまいたけのごまマヨホイル蒸し
ごまマヨだれで、こっくりとしたホイル蒸しを作りましょう。みそを加えることがポイントです。ホイルを開けた瞬間、まいたけの香りがふわっと広がる風味豊かな一品ですよ。
【汁物】
きのこをたっぷり使った汁物は、きのこから出るうま味でおいしさアップ。食べ応えがあるので、満足感も得られますよ。
優しい味わい♪しいたけと豆腐のとろみスープ
しいたけのうま味が溶け出た、優しい味わいのスープです。豆腐やたまご、かにかまぼこも入れているので、具だくさんで食べごたえも抜群。とろみをつけたスープは、冷めにくく体が温まります。
具だくさん♪きのこのすまし汁
しいたけ、しめじ、えのきの3種類のきのこを使った、具だくさんのすまし汁です。きのこをうま味がダイレクトに感じられますよ。まいたけやエリンギなど、お好みのきのこでアレンジするのもおすすめです。
旨味がぎゅっと♪きのこチャウダー
魚介ときのこのうま味がぎゅっとつまった、見た目にもお腹にも大満足なスープです。優しい味わいで、心も体も温まりますよ。あさり缶は缶汁ごと使うのがおいしさの秘訣です。
きのこは洗わずに使いましょう
きのこを水洗いすると、ビタミンB群やうま味が流れ出てしまうので、洗わずに使いましょう。汚れが気になるときは、濡らしたペーパーでふき取るのがおすすめです。ご紹介したレシピを参考に、いろいろなきのこ料理を作ってみてくださいね。