白ネギの保存方法や人気レシピ!青い部分の使い方は?
作成日: 2021/08/08
何かと出番が多い野菜のひとつである、ネギ。
何気なく使っているものの、白ネギや長ネギ、青ネギが具体的にどのようなネギなのかまでは分からない、という人もいるのではないでしょうか。また、丸ごと1本購入しても使い切るのが難しいということもあるかもしれません。
この記事では、白ネギや長ネギ、青ネギの違いや切り方をはじめ、大量消費できるおすすめレシピなどをご紹介します。
白ネギについて
白ネギとはどのようなネギのことを指すのでしょうか。
保存方法や栄養と一緒に確認しておきましょう。
白ネギとは
ネギは大きく分けると「葉ネギ」と「根深ネギ」の2種類があり、今回ご紹介する白ネギは根深ネギです。
葉ネギは青ネギや小ネギとも呼ばれており、全体的に青くスリムな形状をしています。
葉ネギは薬味や炒め物に使われることの多いネギです。
一方、根深ネギである白ネギは長ネギとも呼ばれ、主に白い部分をいただきます。
加熱すると甘味が出ることから、煮物や炒め物でよく使われています。
白ネギの保存方法
白ネギは乾燥に弱いため、新聞紙やラップでしっかり包み、水分の蒸発を防ぎます。
丸ごと1本を保存する場合は新聞紙に包み冷暗所で、切って保存する場合は、白い部分と青い部分に分けてからラップで包み野菜室で立てて保存しましょう。
詳しくは、こちらの動画をご覧ください。
・ねぎの保存方法
なお、白ネギは冷凍保存も可能です。
大きめに切ったり小口切りにしたり、使いやすい大きさにしてから冷凍しておけます。
大きめに切って冷凍する場合、青い部分はラップに包んでから冷凍用保存袋に入れて、白い部分は斜め切りなどにしてから重ならないよう冷凍用保存袋に入れましょう。
小口切りの場合は、小分けしてラップに包んでから冷凍用保存袋に入れて保存します。
こちらのページでは、より分かりやすい動画で解説しています。
・ねぎの冷凍保存方法
白ネギの栄養
白ネギに含まれる代表的な栄養は、白い部分が硫化アリル、青い部分はβ-カロテンやビタミンCです。
それ以外の、生の白ネギ1本(165g)あたりの栄養やカロリーは以下の通りです。
・カロリー…約58kcal
・たんぱく質…2.31g
・脂質…約0.17g
・糖質…約9.57g
・カルシウム…59.4mg
・マグネシウム…21.45mg
・カリウム…330mg
・ビタミンC…23.1mg
・βカロテン…135.3μg
・リン…44.55mg
・葉酸…118.8μg
【出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)】
白ネギの切り方
白ネギは料理に合わせて切り方を変えると、一層おいしくいただけます。
ここからは、白ネギの切り方のコツと、分かりやすい動画のページをそれぞれご紹介します。
《白髪ネギ》
白髪ネギは、麺類や豚の角煮などに使うと食感を楽しめるうえに、料理の見た目もアップします。
ねぎの千切り(白髪ねぎ)
白髪ネギは白ネギの芯を取り除き、開いてから千切りにするのがコツです。
辛味をやわらげて食感をアップさせるためにも、使う前に軽く水にさらしておきます。
《みじん切り》
みじん切りは薬味やスープをはじめ、チャーハンなど幅広く使えます。
ねぎの切り方(みじん切り)
少し手間がかかりそうなみじん切りも、端を残して縦に切れ目を入れてから横にして切ると、あっという間にできます。
長ねぎの斜めに切り込みを入れるみじん切り
斜めに切れ目を入れてから、一気に切るみじん切りの方法もあります。
《その他》
白ネギは白髪ネギやみじん切りのほかにも、使いやすい切り方があります。
ねぎの小口切り
白ネギの香りを楽しめる小口切りは、汁物に加えたり炒め物に使ったりするのにぴったりな切り方です。
白ネギを薄く切るだけと簡単で、厚さも調整しやすいですよ。
ねぎの切り方(斜め切り)
斜め切りは、ラーメンや味噌汁、お鍋などさまざまな料理に使えます。
シャキシャキの食感とやわらかくて甘味がある内側をバランスよく味わえる切り方です。
根元を切り落としたら斜めから包丁を入れ、角度を変えずに切りましょう。
長ねぎのぶつ切り
ぶつ切りは、炒め物やお鍋など白ネギの風味や食感をしっかり楽しめる料理に向いています。
形にこだわらずお好みの大きさに切るだけですが、火が均一に通るようにだいたい同じくらいの大きさで切るのがポイントです。
【大量消費】白ネギを使ったDELISH KITCHENのレシピ
スーパーなどでは数本まとめて白ネギが販売されていることもあり、使い切るのが大変なこともありますよね。
そこで、白ネギを大量消費できる、おいしいレシピをご紹介します。
無限ネギ
白ネギとツナ缶で作る無限ネギ。めんつゆと塩でしっかり味付けをしましょう。
ツナの旨味もプラスされ、お酒が進むおつまみになります。火を使わずに作れるのも嬉しいポイントです。
焼きねぎのお浸し
白ネギを大きめに切り、焼き色が付くまで焼いたら、めんつゆで味付けをするだけのお浸しです。
じっくり焼いて内側がトロトロになった白ネギを満喫できます。
ねぎの焼きマリネ
和食や中華のイメージが強い白ネギを、洋風のマリネにしていただいてみましょう。
白ネギのほかには、オリーブオイルや塩、レモンがあれば作れます。レモンの香りで後味はさっぱり。
ねぎのオイマヨ和え
ぶつ切りにしてごま油で焼いた白ネギを、オイスターソースとマヨネーズで和えました。
オイスターソースとマヨネーズのコクが、白ネギの甘味を引き立ててくれます。白ネギだけで立派なおかずになりますよ。
白髪ねぎのコチュジャンあえ
コチュジャンやめんつゆで和えたピリ辛の白髪ネギです。
そのままビールのお供にするもよし、サムギョプサルや丼に添えるのもよしの一品となっています。コチュジャンの刺激が、辛い物好きにはたまりません。
【おかず・おつまみ】白ネギを使ったDELISH KITCHENのレシピ
ここからは、白ネギを使ったおかず、おつまみのおすすめレシピをご紹介します。
《豚肉》
豚こまのネギ塩炒め
薄く斜め切りにした白ネギを使った、豚こま肉のネギ塩炒めです。
ごま油の香りが食欲をそそり、口に入れるとネギ塩の旨味が口いっぱいに広がります。箸が止まらなくなるおいしさです。
やみつきねぎ豚
やみつきねぎ豚は、みじん切りの白ネギで塩ダレを作ります。
塩ダレに酢かレモン汁を加えるので、後味はさっぱりです。調味料を混ぜてからしばらく置くことで、味がよくなじみます。
長ねぎの甘辛豚バラ巻き
長めに切った白ネギに豚バラ肉を巻いて、甘辛く味付けをしたジューシーなおかずです。
あまり野菜を食べてくれない子供でも、甘辛い豚バラ肉が巻いてあることで、自然とたくさん食べてくれるかもしれません。
豚肉とねぎのパリパリ春巻き
春巻きは包むのが大変と思っていませんか。こちらの春巻きは、白ネギと一緒に豚肉と大葉を巻いて揚げるだけで作れます。
春巻きのパリッとした食感と、白ネギのトロッとした食感をお楽しみください。
《鶏肉》
鶏もも肉のねぎ塩炒め
薄めに斜め切りをした白ネギと鶏もも肉を使った、ボリューム満点のねぎ塩炒めです。
にんにくもたっぷり使い、ガツンとした食べごたえがあります。食べ盛りの子供も満足できる味とボリュームです。
串なし焼き鳥
鶏肉とネギを串に刺す手間がかからない串なし焼き鳥は、材料をフライパンで炒めるだけです。
しょうゆやみりんを使い、甘辛に仕上げました。串がないので食べやすい焼き鳥です。
鶏肉と厚揚げのカレー照り焼き
白ネギ、鶏肉、厚揚げをカレー粉入りの照り焼き調味料で炒めます。
白ネギは鶏肉や厚揚げに負けないよう、存在感のある大きさに切りましょう。スパイシーなカレー風味の照り焼きは、おかずにもお酒のお供にもなりますよ。
《その他》
ふわふわ卵ねぎ炒め
白ネギと卵のみで作れる一品です。
白ネギのシャキシャキ感とふわふわ卵のコラボレーションをお楽しみください。ササっと作れるので、朝食のおかずや、あと一品作りたいときにもおすすめです。
牛肉のにんにくバター醤油炒め
牛肉を風味豊かなにんにくバターしょうゆで炒めました。
バターのコクと白ネギの風味のバランスが絶妙です。上部の青い部分も使えば、彩りが加わります。
牛肉としらたきのすき煮
牛肉や焼き豆腐と白ネギを煮込んだすき煮は、おかずにぴったりです。
ごはんによく合うすき焼き風の味付けで、一度食べたら止まらなくなってしまうかもしれません。
【汁物】白ネギを使ったDELISH KITCHENのレシピ
白ネギは味噌汁やスープにも使いやすい食材です。
焼きねぎと舞茸の味噌汁
味噌汁は具材を煮込んで作るのが基本ですよね。
しかし、白ネギと舞茸を一度ごま油で炒めてから味噌汁にすることで、焼いた白ネギの香ばしさや内側のトロッとした食感を味わえます。
ねぎのコンソメスープ
朝食やランチにもおすすめの、簡単でおいしいコンソメスープです。
作り方は、オリーブオイルで白ネギを炒めたら、水や調味料を加えて煮るだけ。おかず作りで白ネギが余ったときにも手軽に作れます。
白髪ねぎの中華スープ
白髪ねぎの中華スープは、具材に熱湯を注ぐだけで作れます。
味付けのりや鶏ガラスープ、白すりごまがあれば作れるうえに、白髪ネギを使うことで見た目も本格的な中華スープに変身です。
青い部分を使ったDELISH KITCHENのレシピ
最後に、余ってしまいがちな白ネギの青い部分を使ったレシピをご紹介します。
ねぎ味噌
青い部分を小口切りにして調味料を加えたら、レンジで加熱をするだけで万能なねぎ味噌が作れます。
ネギの風味にごま油の香りとみそのコクがマッチする絶品ねぎ味噌です。そのままホカホカごはんや豆腐にのせたり炒め物に加えたり、アレンジは自由自在です。
白ネギは料理に合わせた切り方をすればおいしさもアップ!
白ネギは根深ネギで、長ネギと呼ばれることもあることが分かりました。
白髪ネギやみじん切り、ぶつ切りなどさまざまな切り方があり、料理に合わせた切り方をすることで、おいしさもアップします。
また、白ネギはほかの食材と組み合わせるだけでなく、単品でも立派なおかずやおつまみに変身します。
今回ご紹介したレシピはどれも簡単に作れるので、ぜひ挑戦してみてください。