DELISH KITCHEN

新じゃがいもとは?特徴や旬の時期・レシピもご紹介

作成日: 2022/03/09

じゃがいもの中でも時期によって出回る新じゃがいも。料理に使ったことがある方も多いかもしれませんが、一般的なじゃがいもとはどのように違うのでしょうか。

この記事では、新じゃがいもについて特徴や旬の時期、保存方法、おすすめレシピなどをご紹介します。

目次

  1. 新じゃがいもについて
    1. 新じゃがいもとは
    2. 新じゃがいもの旬
  2. 新じゃがいもの栄養
  3. 新じゃがいもの食べ方
  4. 新じゃがいもの選び方
  5. 新じゃがいもの保存方法
    1. 常温保存
    2. 冷蔵保存
    3. 冷凍保存
  6. 【おかず】DELISH KITCHENの新じゃがいもを使ったレシピ
    1. 《煮物》
    2. 新じゃがいもの煮っころがし
    3. 新じゃがのそぼろ甘辛炒め煮
    4. 手羽元と新じゃがのてりってり煮
    5. 牛肉と新じゃがの甘辛煮
    6. 新じゃがと鮭のクリーム煮
    7. 《焼き物》
    8. 明太ハッセルバックポテト
    9. 新じゃがと新玉ねぎのオムレツ
    10. 新じゃがとベーコンのオーロラグラタン
    11. 新じゃがいもと桜えびのガレット
    12. ふきのとうと新じゃがのキッシュ
    13. 《炒め物》
    14. 新じゃがジャーマン
    15. 新じゃがベーコンのバターしょうゆ炒め
    16. 新じゃがいもと豚肉の中華みそ炒め
    17. 《揚げ物》
    18. 新じゃがの海苔塩和え
    19. 揚げ新じゃがのおろしぽん酢かけ
    20. ポテトクリームコロッケ
    21. 《蒸し物》
    22. ツナじゃがバター
    23. じゃがいもとあさりのオイル蒸し
    24. 《サラダ》
    25. 新じゃがの皮ごとポテトサラダ
    26. クリーミータラモサラダ
    27. 新じゃがとアボカドのわさびマヨ和え
    28. 新じゃがのチーズ明太マヨ
  7. 【主食】DELISH KITCHENの新じゃがいもを使ったレシピ
    1. じゃがいものキーマカレー
    2. ポテトチーズトースト
  8. 【汁物】DELISH KITCHENの新じゃがいもを使ったレシピ
    1. 新じゃがいものバターコンソメスープ
    2. 新じゃがのミルクスープ
    3. 新玉と新じゃがのお味噌汁
    4. 菜の花と新じゃがいもの味噌汁
  9. 新じゃがいもは収穫後すぐに出荷されるじゃがいも

新じゃがいもについて

新じゃがいもとはどんな食材なのでしょうか。

新じゃがいもとは

新じゃがいもはじゃがいもの品種ではなく、収穫されてすぐに出荷されるじゃがいものことを指します。一般的なじゃがいもは収穫後に貯蔵して熟成させるのに対し、新じゃがいもは貯蔵と熟成の期間を省いて収穫後すぐに出荷されます。ほかのじゃがいもに比べて小ぶりでみずみずしく、皮が薄いのが特徴です。

新じゃがいもの旬

じゃがいものおもな産地は、北海道や鹿児島県、長崎県です。北海道では春に植えて夏に収穫され、鹿児島県や長崎県では冬に植えたものが春に、夏の終りに植えたものが冬に収穫されます。つまり、栽培地によって収穫時期が異なるため、年間を通しておいしいじゃがいもが販売されています。

その中で、春から初夏ごろにかけて市場に出回るものを「新じゃがいも」と呼ぶことが多くなっています。3月ごろから九州地方を中心に店頭に並びはじめ、だんだんと北上していき北海道産は6月ごろが旬となります。

新じゃがいもの栄養

新じゃがいもにはビタミン類が豊富に含まれ、フランスでは「大地のりんご」ともいわれています。特にビタミンCの含有量はみかんに匹敵し、おおよそ200gを食べると1日のビタミンCの必要量に達するほどです。

加えて、じゃがいものビタミンCはでんぷん質に守られているため、熱を加えても破壊されにくいという特徴があることから、より効率的に摂取することができます。ほかにも、ビタミンB1やビタミンB6、ナイアシンなどのビタミン類も含まれています。

新じゃがいもの食べ方

一般的なじゃがいもと同じように調理することができますが、新じゃがいもの特徴を活かした調理方法がおすすめです。

新じゃがいもは皮が薄く皮付きのまま食べられるため、皮ごとフライにしたり、小ぶりなのでじゃがバターや揚げ煮などの丸ごと調理する食べ方が向いています。水分が多くしっとりしていて、加熱調理中に形がくずれにくいので炒め物にもおすすめです。

また、じゃがいもは生で食べることもできます。ただし生食する場合は、食中毒の観点から芽や皮は必ず取り除き、新鮮なじゃがいもを使う必要があります。

新じゃがいもの選び方

新じゃがいもは芽が出ておらず、表面にシワがないもの、色が均一で皮が緑色に変化していないものが新鮮な証拠です。見た目よりも持ったときに重量感があり、丸くふっくらとした形で大きすぎないものを選びましょう。

新じゃがいもの保存方法

新じゃがいもに適した保存方法をご紹介します。

常温保存

常温で保存する場合は、新聞紙に包んで保存袋に入れ、風通しのよい冷暗所で保存します。家の中で日が当たらず、最も涼しい場所が適しています。日が当たってしまうと皮が緑色になったり、芽が出やすくなったりするので注意が必要です。

新じゃがいもは水分量が多いので、常温で保存する際は1週間以内に使いきるようにしましょう。

冷蔵保存

冷蔵で保存するときは、キッチンペーパーで包んで保存袋に入れ、野菜室での保存がおすすめです。その場合は、1か月以内に使いきるようにしましょう。カットしたものはなるべく早めに食べきるようにします。

冷凍保存

冷凍で保存する場合は、ゆでてマッシュポテトにするなど、下処理をしてから保存するのがおすすめです。新じゃがいもは水分量が多いことから解凍するときに食感が変わりやすく、丸ごと冷凍するのには向いていません。

【おかず】DELISH KITCHENの新じゃがいもを使ったレシピ

新じゃがいもを使ったおかずのレシピをご紹介します。

《煮物》

煮っころがしや甘辛煮など、皮の食感も楽しめる煮物はおすすめです。

新じゃがいもの煮っころがし

皮ごと調理することでおいしさが引き立つ煮っころがしは、新じゃがいもならではの楽しみ方です。たれにとろみが出て新じゃがいもにからむまで、じっくりと煮つめるのがポイントです。

新じゃがのそぼろ甘辛炒め煮

豚ひき肉の旨味が新じゃがいもに染み込んで、おかずにぴったりの一品です。新じゃがいもは先にレンジで加熱するので調理時間の短縮に。いんげんの鮮やかな緑色が映えるのでお弁当にもおすすめです。

手羽元と新じゃがのてりってり煮

鶏の手羽元と新じゃがいもを甘辛く煮た、ボリューム満点のおかずレシピです。にんにくとバターを加えることで風味とコクがアップしますよ。手羽元の旨味が新じゃがいもに染み込んだ一品です。

牛肉と新じゃがの甘辛煮

肉じゃがに似た味わいの甘辛煮です。加熱はレンジを活用することで手軽に作れるうえに、味付けはめんつゆと砂糖だけなのでとてもシンプルです。牛肉の旨味が染みた新じゃがいもは絶品です。

新じゃがと鮭のクリーム煮

鮭の旨味が溶け出したクリームソースと、ホクホク食感の新じゃがいもは相性抜群です。オリーブオイルやコンソメを使うことで洋風に仕上がります。彩りもきれいなので食卓が華やかになりますよ。

《焼き物》

新じゃがいもを焼くことで香ばしさも加わり、より風味よく仕上がります。

明太ハッセルバックポテト

新じゃがいもに細かく切り込みを入れてトースターで焼き、明太クリームチーズをのせていただきます。香ばしくホクホクの新じゃがいもと、ほどよい塩気の明太子、クリームチーズがよく合います。

新じゃがと新玉ねぎのオムレツ

新じゃがいもと新玉ねぎを使った、旬の野菜の甘味を存分に楽しめるオムレツです。牛ひき肉も入っているので旨味があり食べごたえも抜群です。ご飯にはもちろん、パンにもよく合いますよ。

新じゃがとベーコンのオーロラグラタン

ケチャップとマヨネーズで作るオーロラソースは牛乳を加えることでまろやかになり、新じゃがいもやベーコンによく合う絶品ソースに仕上がります。チーズをのせて焼きあげればホクホクのグラタンが完成です。

新じゃがいもと桜えびのガレット

オリーブオイルをひいたフライパンで表面は香ばしく、中はもっちりした食感に焼きあげたガレットです。桜えびの風味やチーズのコクが、新じゃがいものおいしさをより引き立てて絶品です。

ふきのとうと新じゃがのキッシュ

ふきのとうのほろ苦さと風味がたまらない、春の訪れを感じるキッシュです。新じゃがいもを加えることでボリュームのある仕上がりに。冷凍のパイシートを使うと手軽にサクサクのキッシュが作れます。

《炒め物》

調理中にくずれにくい新じゃがいもは、炒め物にもおすすめです。

新じゃがジャーマン

皮付きで食べられる新じゃがいもはジャーマンポテトにぴったりです。ソーセージの旨味と玉ねぎの甘味が合わさって、おつまみにもおすすめです。シンプルな味付けにすることで食材の風味が引き立ちます。

新じゃがベーコンのバターしょうゆ炒め

バターで炒めるのでコクがあり、ベーコンの旨味とコーンの甘味が新じゃがいもとよく合います。ご飯にはもちろん、パンにもぴったりですよ。彩りもよいので、お弁当のおかずにもおすすめです。

新じゃがいもと豚肉の中華みそ炒め

テンメンジャンとおろししょうがの味付けで本格中華のような仕上がりに。棒状に切った新じゃがいもと豚肉が調味料とよくからみ、ごま油の風味もきいています。しっかりした味付けなのでご飯にぴったりです。

《揚げ物》

たんぱくな味わいの新じゃがいもは、揚げ物との相性も抜群です。

新じゃがの海苔塩和え

ホクホクに揚げ焼きにした新じゃがいもに、青のり、塩、コンソメをまぶしていただきます。青のりの磯の風味が口いっぱいに広がりますよ。塩だけでなくコンソメも加えることで風味豊かに仕上がります。

揚げ新じゃがのおろしぽん酢かけ

揚げ焼きにした新じゃがいもに大根おろし、ポン酢しょうゆを合わせました。少ない材料で手軽に作れますよ。さっぱりとした味わいで、皮付きの新じゃがいもの食感が楽しめる一品です。

ポテトクリームコロッケ

ゆでて潰した新じゃがいもとハム、コーンを濃厚なホワイトソースと合わせます。丸めて衣をつけて揚げれば、外はサクサク、中はホクホクのコロッケの完成です。新じゃがいもは粗く潰して食感を楽しみましょう。

《蒸し物》

レンジを使って手軽にできる、蒸し料理をご紹介します。

ツナじゃがバター

新じゃがいものおいしさを存分に味わえるじゃがバターがレンジで作れます。バターだけでなくツナマヨものせることで食べごたえがアップしますよ。まろやかなツナマヨが新じゃがいもによく合います。

じゃがいもとあさりのオイル蒸し

ホクホク食感の新じゃがいもにあさりの旨味が染み込んで風味豊かな味わいに。白ワインやオリーブオイルを加えることでコクのある一品に仕上がります。アスパラの色合いもきれいで食卓を華やかにしてくれます。

《サラダ》

新じゃがいもはマヨネーズなどの濃厚な味付けとよく合います。

新じゃがの皮ごとポテトサラダ

新じゃがいもを使うことで皮をむかなくてもおいしいポテトサラダが作れます。粗めに潰して新じゃがいもの食感を楽しみましょう。マヨネーズに粒マスタードやおろしにんにくのアクセントがきいています。

クリーミータラモサラダ

新じゃがいもとたらこを使って作るタラモサラダです。牛乳やクリームチーズをプラスしてよりコクのある濃厚な味わいに。サンドイッチの具材にしたりクラッカーを添えたりとアレンジが楽しめます。

新じゃがとアボカドのわさびマヨ和え

新じゃがいもは皮付きのまま一口大に切り、レンジで加熱するだけなのでとても手軽に作れます。アボガトとミニトマトの彩りがきれいで、わさびマヨネーズのピリ辛な味付けともよく合います。

新じゃがのチーズ明太マヨ

新じゃがいもに粉チーズのコクと明太子の塩気、まろやかなマヨネーズがよく合います。千切りにした新じゃがいもは、さっとゆでて食感を残すのがポイントです。シャキシャキした味わいが楽しめますよ。

【主食】DELISH KITCHENの新じゃがいもを使ったレシピ

新じゃがいもを使った主食のレシピをご紹介します。

じゃがいものキーマカレー

新じゃがいもは小さめに切ることで加熱時間が短縮され、キーマカレーにもマッチします。手軽な材料を使ってレンジで作れるのでとても簡単ですよ。合いびき肉の旨味がしっかりと感じられる一品です。

ポテトチーズトースト

じゃがいもを加えることでボリュームがアップして、食べごたえのあるチーズトーストに。マヨネーズとヨーグルトを合わせたソースのさわやかな酸味がアクセントになっています。

【汁物】DELISH KITCHENの新じゃがいもを使ったレシピ

新じゃがいもを使った汁物のレシピをご紹介します。

新じゃがいものバターコンソメスープ

新じゃがいも、キャベツ、にんじんと野菜をたっぷり味わえる一品です。シンプルな味付けながらも、ソーセージの旨味と野菜の甘味が楽しめますよ。最後に加えるバターがコクと風味をアップさせます。

新じゃがのミルクスープ

皮までおいしい新じゃがいもを丸ごと楽しめるレシピです。玉ねぎは透き通るまでじっくり炒めることで甘味が引き立ちます。牛乳やバター、コンソメの風味がきいたミルクスープは朝食にもおすすめです。

新玉と新じゃがのお味噌汁

甘味たっぷりの新玉ねぎと新じゃがいもはみそ汁にぴったりです。シンプルな具材ながらも、野菜の甘味と油揚げの旨味が楽しめる一品です。最後に細ねぎを散らすことで彩りよく仕上がりますよ。

菜の花と新じゃがいもの味噌汁

菜の花のほろ苦い味わいと、新じゃがいもの甘味が溶け出した風味豊かなみそ汁です。菜の花は火を通しすぎずに食感を残すのがポイントです。春にしか味わえない季節感たっぷりの一品です。

新じゃがいもは収穫後すぐに出荷されるじゃがいも

通常のじゃがいもは収穫した後に貯槽して熟成させますが、収穫後すぐに出荷されたものを新じゃがいもといいます。一定の期間だけ出回り、春から初夏の時期が旬となっています。小ぶりでみずみずしく、皮が薄いことから皮ごと食べられるのが特徴です。

一般的なじゃがいもと同じように調理できますが、新じゃがいもならではの食べ方がおすすめですよ。ご紹介したレシピも、ぜひ参考にしてください。

【参照】
大阪府中央卸売市場 じゃがいも
(http://www.shijou.city.osaka.jp/sikyoportal/?page_id=750)(2022/03/09)

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