紫色の野菜や果物はどれだけある?特徴やレシピもご紹介
作成日: 2022/08/29
「紫色の野菜や果物は?」と聞かれると、なすやぶどうを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。なすやぶどうの他にも、紫色の野菜は多く存在しています。
そこで本記事では、紫色の野菜や果物について詳しく解説していきます。合わせて紫色の野菜や果物を使ったレシピもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
紫色の野菜や果物の効果
紫色の野菜や果物には、アントシアニンと呼ばれる成分が含まれているのが特徴です。アントシアニンとは、青紫色の天然色素のことで、ぶどうや赤しそにも含まれています。アントシアニンが含まれていることで、美しい赤色に見えるのです。アントシアニンはポリフェノールの一種でもあります。
紫キャベツ
紫色の野菜のひとつに、紫キャベツがあります。ここからは、紫キャベツについてご紹介します。
紫キャベツとは
紫キャベツとは、アブラナ科アブラナ属に分類されるキャベツの一種です。別名レッドキャベツ(赤キャベツ)とも呼ばれているとおり、美しい赤紫色をしています。
紫キャベツは一般的な緑色のキャベツより、ひと回り程小さいサイズなのが特徴です。サイズはやや小ぶりな紫キャベツですが、葉っぱは緑色のキャベツよりも厚みがあります。
以下の記事では、紫キャベツの栄養や保存方法について詳しくご紹介しています。紫キャベツの扱い方やレシピについて知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
紫キャベツを使ったDELISH KITCHENのレシピ
ここからは、紫キャベツを使ったDELISH KITCHENのレシピをご紹介していきます。
紫キャベツのマリネ
紫キャベツと大根の甘酢漬け
紫玉ねぎ
サラダによく使われている紫玉ねぎも、紫色の野菜のひとつです。ここからは、紫玉ねぎについて詳しく解説していきます。
紫玉ねぎとは
紫玉ねぎとは、アントシアニンが含まれている玉ねぎの一種です。赤玉ねぎとも呼ばれています。紫玉ねぎは、通常の玉ねぎと比べて辛みが少なく甘みが強いのが特徴です。玉ねぎ特有の臭みが少なく、水分量が多いので、サラダなど生食に向いています。
紫玉ねぎが多く出回るのは9月頃です。ただし、季節を問わず流通しているので、通年手が入りやすくなっています。
紫玉ねぎの1種であるアーリーレッドについては、下記の記事で詳しくご紹介しています。下記の記事では紫玉ねぎの保存方法やレシピについてもご紹介しているので、ぜひご覧ください。
紫玉ねぎを使ったDELISH KITCHENのレシピ
ここからは、紫玉ねぎを使用したDELISH KITCHENのレシピをご紹介していきます。
紫玉ねぎのコロコロピクルス
紫玉ねぎのコンソメスープ
紫芋
美しい紫色が特徴の紫芋は、お菓子によく使われています。ここからは、紫芋について詳しくご紹介します。
紫芋とは
紫芋はさつまいもの一種です。中が紫色をしているので、紫芋と呼ばれています。他のさつまいもに比べて甘みが少なく、あっさりとした味わいなのが特徴です。そのため、ふかし芋や焼き芋より、お菓子などに加工されて食べることに向いています。
紫芋が最も美味しいとされている時期は10月から1月頃です。沖縄県のイメージが強い紫芋ですが、主に鹿児島県と茨城県などで生産されています。
紫芋とひとくちにいっても、その種類はさまざまです、種類ごとの特徴や栄養などについては、下記の記事で詳しくご紹介しています。紫芋について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
紫芋を使ったDELISH KITCHENのレシピ
ここからは、紫芋を使ったDELISH KITCHENのレシピをご紹介します。紫芋が手に入ったら、ぜひ参考にしてください。
紫芋モンブラン
紫芋のスイートポテト
シャドークイーン
紫芋のように、中が深い紫色をしているのが特徴のシャドークイーンも、紫色の野菜の一種です。ここからはシャドークイーンについて詳しく解説していきます。
シャドークイーンとは
シャドークイーンはじゃがいもの一種です。皮の部分は黒っぽい紫色で、中は深みのある色鮮やかな紫色をしています。どうやって調理するのか迷う人もいるかもしれませんが、通常のじゃがいもと同じように調理することが可能です。主な産地は北海道で、6月頃に旬を迎えます。
シャドークイーンについては下記の記事で詳しくご紹介しています。あわせて保存方法についても詳しく解説しているので、シャドークイーンについて詳しく知りたい方はぜひ参考にしてください。
シャドークイーンを使ったDELISH KITCHENのレシピ
ここからはシャドークイーンを使用したDELISH KITCHENのおすすめレシピをご紹介します。
シャドークイーンチップス
なす
「紫色の野菜は?」と聞かれて、一番になすが思いつく人も多いのではないでしょうか。ここからは、なすについて詳しくご紹介します。
なすとは
なすとはナス科ナス属の野菜です。全国で栽培・出荷されている野菜なのでスーパーでも手軽に手に入ります。高知県・熊本県・群馬県の順で収穫量が多いです。旬は夏で、夏場近くになるとホームセンターなどで苗を購入することもできます。
なすは煮る・焼く・揚げる・漬けるなど、さまざまな調理法や味付けで幅広く楽しめます。
なすの栄養や調理方法などは下記の記事で詳しくご紹介しています。なすについて詳しく知りたい方は、下記の記事をぜひご覧ください。
なすを使ったDELISH KITCHENのレシピ
なすはあっさりした味わいなので、どんな料理にも合うのが魅力の野菜です。下記のページでは、なすのレシピを1000品以上ご紹介しています。献立に困ったら、ぜひ参考にしてください。
ぶどう
みずみずしい甘みが美味しいぶどうは、紫色の果物の代表です。ここからは、ぶどうについて詳しく解説していきます。
ぶどうとは
ぶどうとは、ブドウ科のつる性落葉低木になる果実のことを指します。種類は豊富で、大きく分けると黒系、赤系、黄緑系に分類できます。
ぶどうの旬は品種ごとに違いはあるものの、食べ頃の旬は大体が8月〜10月初旬頃です。6月頃から店頭に並び始めます。
多岐にわたるぶどうの品種については、下記の記事で詳しくご紹介しています。
ぶどうのカロリーや栄養素について気になる方は、下記の記事がおすすめです。
ぶどうと他の果物のカロリーや糖質を比較や、カロリーや糖質を抑える食べ方についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください
ぶどうを使ったDELISH KITCHENのレシピ
ここからは、ぶどうを使用したDELISH KITCHENのレシピをご紹介していきます。
ぶどうゼリー
サングリア風ぶどうジュース
プルーン
ここからは、プルーンについて詳しくご紹介していきます。
プルーンとは
プルーンとは、バラ科サクラ属のセイヨウスモモの総称を指します。ドライフルーツとしてよく販売されているプルーンですが、食べごろのプルーンは生でもしっとりと柔らかく、甘みと酸味のバランスが絶妙で美味しく食べられます。
プルーンの主な産地は、長野県や北海道です。8月中旬から9月くらいにかけてが旬で、美味しいプルーンを楽しめます。
プルーンに含まれている栄養素や美味しい食べ方、保存方法については下記の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
プルーンを使ったDELISH KITCHENのレシピ
ここからは、プルーンを使ったDELISH KITCHENのレシピをご紹介します。手に入りやすいドライのプルーンを使用したレシピなので、ぜひご家庭で作ってみてください。
いちじくとプルーンのおからパウンドケーキ
プルーンの生ハムチーズ
ブルーベリー
小粒で可愛らしい実が特徴のブルーベリーも、美しい紫色が特徴の果物です。ここからは、ブルーベリーについて、詳しく解説していきます。
ブルーベリーとは
ブルーベリーとは、ツツジ科スノキ属シアノコカス節に分類される、低木果樹の果実です。ブルーベリーは栽培地の環境によって大きく3種類に分けられます。寒冷地向きの「ハイブッシュ系」、暖地向きの「ラビットアイ系」、荒れ地で自生している「ローブッシュ系」があります。どれもよく似ていますが、ラビットアイ系は、果実がウサギの目のように赤いのが特徴です。
ブルーベリーは輸入品がほとんどです。年間を通じて輸入されているので、通年で手に入ります。日本で作られているブルーベリーは、夏に旬を迎えます。そのままはもちろん、お菓子やスムージーなどのジュース加えても美味しく食べられます。
下記の記事では、ブルーベリーの選び方や保存方法について詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。
ブルーベリーを使ったDELISH KITCHENのレシピ
ここからは、ブルーベリーを使ったDELISH KITCHENのレシピをご紹介していきます。ジャムについてはフレッシュのブルーベリーを使用したレシピですが、冷凍のブルーベリーでも問題なく作れますよ。
本格ブルーベリージャム
ブルーベリーマフィン
いちじく
ここからは、いちじくについて詳しく解説していきます。
いちじくとは
いちじくとは、クワ科イチジク属の落葉低木です。甘い香りと、上品な甘みが特徴です。
いちじくの旬は、1年に2回あります。6月から7月の初夏から夏にかけて実がなる「夏果」と、8月から10月頃にかけて秋に実がなる「秋果」があります。
いちじくの栄養や保存方法などについては、下記の記事で詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
いちじくを使ったDELISH KITCHENのレシピ
いちじくを使ったDELISH KITCHENのレシピをご紹介します。
いちじくジャム
カッテージチーズといちじくのサラダ
あけび
鮮やかな紫色の皮が特徴のあけびは、よく山になっているものを食べたという方も多いのではないでしょうか。ここからは、あけびについて詳しくご紹介します。
あけびとは
あけびとは、アケビ科アケビ属の植物です。よく山野で自生しています。あけびは皮が紫で、中には白い実が入っています。あけびは実だけでなく、皮やわたの部分まで食べられるので捨てるところがないのも特徴です。
9〜10月頃に旬を迎えます。食べごろになると皮が紫に色づきはじめ、ぱっくりと口が割れていきます。完全に開いてしまうと中の実が乾燥してしまうので、半分くらい開いた状態が食べごろです。
あけびの食べ方や栄養については、下記の記事で詳しくご紹介されています。ぜひご覧ください。
あけびを使ったDELISH KITCHENのレシピ
ここでは、あけびを使ったDELISH KITCHENのレシピをご紹介していきます。
あけびの肉詰め照り焼きソースがけ
その他の紫色の野菜と果物
ここまでご紹介した以外にも、紫色の野菜や果物はたくさんあります。それぞれ見ていきましょう。
紫カリフラワー
白いカリフラワーが一般的ですが、紫色をした紫カリフラワーも存在します。紫カリフラワーは秋から冬が旬で、花蕾が紫色をしたカリフラワーの総称です。紫カリフラワーは種類が多いのも特徴で、品種によって食感や風味も異なります。なかには茹でると色が落ちてしまうものもあるので、紫色を楽しみたい場合は注意しましょう。
紫アスパラ
通常、緑色をしているアスパラですが、全体が赤紫~紫色をしたアスパラガスも栽培されています。主な生産地は北海道や長野県で、5〜6月に旬を迎えます。
形や大きさはグリーンアスパラガスとほとんど違いはありません。緑のアスパラガスよりも柔らかく、甘みが強いのでピクルスやサラダ、ソテーにして食べるのがおすすめです。
レッドキドニー
レッドキドニーとは、紅い色をしたインゲン豆のことを指します。皮がしっかりしているので、煮崩れや炊き崩れが少なく、扱いやすいのが特徴です。チリコンカンやタコスなど、南米の料理でよく使われています。
エシャロット
エシャロットはヒガンバナ科ネギ属の多年草で、たまねぎの一種です。通常の玉ねぎよりも小さく、にんにくのような香りがします。
エシャロットについては、下記の記事で詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
グースベリー
グースベリーは、日本でマルスグリやオオスグリと呼ばれている小さな果樹です。小さいので、グズベリーとも呼ばれています。旬は、6月中旬〜7月頃です。酸味が強いため生食にはあまり向きません。主にジャムやソースなどに加工して食べられています。
アメリカンチェリー
アメリカンチェリーとは、アメリカで生産されたさくらんぼのことです。フレッシュな香りがあり、日本のさくらんぼより甘味が強く、酸味は少なめなのが特徴です。
さくらんぼとの違いやレシピについては、下記の記事で詳しくご紹介しています。
紫色の野菜・果物は意外とたくさんある!
紫色の野菜・果物の特徴やレシピをご紹介しました。ご紹介した通り、紫色の野菜や果物には、さまざまな種類があります。
どの野菜・果物も美しく鮮やかな紫色をしているので、簡単に彩りを添えられます。今回ご紹介したレシピを参考に、ぜひ食卓に紫色の美しい彩りを加えてみてください。
【参考】
津久井亜紀夫「食品中のアントシアニン色素について」(東京家政学院短期大学)(2022/08/29)