味噌汁におすすめの具材を一挙紹介!簡単レシピも
作成日: 2020/11/17
ご飯のベストコンビともいえる味噌汁は、毎日の食卓に欠かせない存在ですよね。しかし、いつも同じような具材になり、マンネリを感じることもあるかもしれません。
この記事では、味噌汁に合う具材とその特徴、おすすめのレシピを食材の分類ごとに紹介します。洋風アレンジや意外な食材なども紹介するので、味噌汁のバリエーションを一気に増やせること間違いなしですよ!
野菜の具材
玉ねぎ
玉ねぎは味噌汁に優しい甘みをつけてくれる具材です。切る厚みや加熱時間により柔らかくもシャキシャキにも、好みの食感にできますよ♪
玉ねぎの甘みと油揚げのコクがよく合う味噌汁です。薄切りの玉ねぎは早く火が通るので、朝の忙しい時間でもすぐできます。
柔らかい玉ねぎとシャキシャキのスナップエンドウの、食感が豊かな味噌汁です。スナップエンドウは最後に加えて歯ごたえを活かしましょう。
大根
大根は出汁をたっぷり吸ったみずみずしさや食べ応えが特徴です。味にクセが少なく、いろいろな具材と合わせられますよ。
定番具材のわかめと大根を合わせました。油揚げをプラスするとコクがぐっと増しますよ。大根は薄切りにすると早く火が通ります。
白味噌の味噌汁に大根とねぎ、柚子の皮を合わせた上品な一品です。おもてなしの汁物としてもおすすめですよ♪
なす
出汁をよく吸い、加熱するとトロっとするなすもおすすめの具材です。皮の食感が気になるなら、薄切りにするか、皮を剥くとよいでしょう。
ごま油の香りが食欲をそそる、なすとねぎの味噌汁です。なすは先に炒めてから煮ると、よりトロっと美味しい食感になります。
トロトロの焼きなすと爽やかなみょうがの味噌汁です。なすは焼きなすにすると出汁とよく馴染み、ワンランク上の美味しさになります。
キャベツ
キャベツはほんのりとした甘みとシャキシャキ感が美味しい具材です。噛み応えがあるのでボリューム感も出ますね!洋風アレンジにもよく合います。
キャベツとかぼちゃの優しい甘みに、コクのあるバターがマッチした味噌汁です。ほっとする味わいが寒い季節に嬉しいですね。
キャベツと豚肉を具材にし、ごま油の香りを効かせました。食べ応え抜群の主役級味噌汁です。
じゃがいも
ホクホク感がたまらないじゃがいもは、人気の高い定番具材といえますね。味噌汁にほんのりと甘みやとろみを加えてくれます。
じゃがいものホクホク感と玉ねぎの甘みが美味しい、優しい味の味噌汁です。どちらも常備しておける食材なので手軽に作れますね!
千切りの生姜を加えた、いつもと一味違うじゃがいもの味噌汁です。生姜の風味が素朴な味噌汁を大人の味にしてくれます。
白菜
白菜は、優しい甘みと出汁を吸ったみずみずしさが特徴の具材です。クセが少なくあっさりしているので、色々な具材に合わせられますよ。
しんなり柔らかい白菜とホクホクのさつまいもが美味しい味噌汁です。白菜の緑とさつまいもの紫で彩りも綺麗ですね♪
ほうれん草
柔らかく、出汁とよく馴染むほうれん草も人気の具材です。下茹でしてから加えるとえぐみが抑えられます。鮮やかな緑も食卓の彩りになりますね。
常備できる冷凍ほうれん草と乾燥わかめを活用したスピード味噌汁です。朝や帰宅後の忙しい時間にもさっとできて嬉しいですね!
さつまいも
さつまいもは甘みとホックリした食感が魅力です。食べ応えが出るうえ、優しい甘みが味噌の塩気やコクとよく合います。
豚肉とさつまいもを使った、おかずにもなる味噌汁です。さつまいもは小さめの乱切りにすると早く火が通り、食べやすくもなります。
にんじん
にんじんはほんのりとした甘みや鮮やかな色味が魅力です。にんじん独特の香りが苦手な人も、味噌と合わせると食べやすくなりますよ!
細切りのにんじんと大根、油揚げの味噌汁です。細切りにすると短時間で火が通りますね。油揚げのコクとにんじんの甘みがよく合います。
小松菜
小松菜はクセの少ない味とシャキシャキ食感が特徴です。加熱しすぎるとくたっとしてしまうので、食感を活かすには煮すぎないことがポイントです。綺麗な緑色は味噌汁に彩りを添えてくれますね。
小松菜やにんじんなどで具沢山の味噌汁に、豆乳を加えてまろやかに仕上げました。小松菜を加えたあとは、さっと加熱してシャキシャキ食感を活かしています。
れんこん
シャキシャキ感とホクホク感、両方を楽しめるれんこんもおすすめです。噛み応えがあるので、味噌汁にボリューム感を出したいときに便利ですよ。
れんこんとしめじのシンプルな味噌汁です。あらかじめ油で炒めると、れんこんとしめじの淡白な味わいにコクが加わり美味しくなります♪
オクラ
オクラは鮮やかな緑色とネバネバ感が特徴です。とろみが味噌汁に移りのど越しがよくなるので、食欲のないときも食べやすいですよ。
オクラと豆腐の味噌汁に、みょうがで爽やかな風味を加えました。オクラと豆腐は味噌を溶き入れた後に加え、みょうがは最後に乗せるのがポイントです。
かぼちゃ
かぼちゃはホクホク食感と甘み、鮮やかな色が特徴です。優しい甘みは味噌のコクと相性抜群!少し煮溶けたかぼちゃで出汁にとろみがつくのも美味しいですね。
加熱すると甘くなるかぼちゃと玉ねぎを合わせた味噌汁です。ほっとさせてくれる優しい味で、寒い時期の汁物におすすめですよ。
里芋
ねっとりホクホクの食感が特徴の里芋は、味噌汁にボリューム感を出してくれます。淡白な味なので、いろいろな具材と合わせられますよ。
寒い時期にぴったりの、里芋とにんじんの味噌汁です。里芋は塩で揉んでぬめりを落とすとより美味しく、汁も綺麗に仕上がります。
長芋
長芋は、加熱時間によりサクサク感とホクホク感の両方を楽しめる具材です。すりおろして加えると、すり流し汁としても楽しめます。
たたき長芋となめこを加えてとろみを出した、のど越しのよい味噌汁です。長芋の叩き方や加熱時間を工夫して、好みの食感を追求するのもおすすめ♪
もやし
シャキシャキ感が特徴のもやしは、さっと加熱して食感を活かすのがポイントです。一年じゅう安価で手に入れやすい点も魅力ですね。
もやし、キャベツ、豚肉を加えて味噌ラーメン風にアレンジしたボリュームたっぷりの味噌汁です。にんにくを効かせてご飯がすすむ味に仕上げました。
かぶ
かぶはほのかな甘みと柔らかさ、出汁を吸ったみずみずしさが特徴です。緑鮮やかでシャキシャキ感が美味しい葉や茎もぜひ使いましょう。
かぶの甘みとベーコンの旨み、ミルクのまろやかさが相性抜群の洋風味噌汁です。具材は油で炒めてから煮込むとコクが出て美味しくなりますよ♪
水菜
水菜は味噌汁に入れると程よいシャキシャキ感を楽しめます。火の通りが早いので、スピーディーに味噌汁を作りたいときに便利です。
食感のよい水菜と出汁の染みた油揚げが美味しい味噌汁です。水菜を器に入れてから味噌汁を注ぐと、シャキシャキ食感と綺麗な色をより楽しめます。
トマト
旨みと酸味のあるトマトは、意外にも味噌汁と相性のよい具材です。トマトを入れると味噌汁がさっぱりとし、食欲のないときにも美味しく食べられます。
サラダのベストコンビを味噌汁に活用したレシピです。最後に加えるオリーブオイルが、サニーレタスとトマトを違和感なく味噌汁にマッチさせます。
みょうが
爽やかな風味のみょうがは、味噌汁を上品な味わいにする具材です。さっと加熱しても、トッピングとして使っても美味しいですよ。
わかめと豆腐の食感に、みょうがのシャキシャキ感がアクセントになっています。こってり味のおかずのお供におすすめしたい、爽やかな味わいです。
ごぼう
噛み応えのあるごぼうを使うと、味噌汁にボリューム感が出ます。ごぼう独特の風味も全体にコクを出してくれますよ。
豆乳を加えてまろやかにした、ごぼうたっぷりの味噌汁です。クリーミーな味わいで体がしっかり温まります。
レタス
レタスは程よいシャキシャキ感としんなり感、出汁との馴染みのよさを楽しめる具材です。きれいな緑で彩りもよくなりますよ!
柔らかなレタスとふんわり卵が美味しい味噌汁です。どちらもすぐ火が通るのでスピーディーに作れますね。
春菊
風味が豊かな春菊は、コクのある味噌と美味しさを引き立て合う具材です。鮮やかな緑色や茎の歯ごたえも大きな魅力ですね♪
春菊のほろ苦さとよく合う、甘めの白味噌がベースの味噌汁です。白味噌に春菊の緑と卵の黄色が映えて、彩りもとても綺麗ですね。
ズッキーニ
加熱するとトロっと柔らかくなるズッキーニもおすすめの具材です。クセのない味なので味噌とも違和感なくマッチします。
出汁の染みた油揚げと甘みのある玉ねぎにズッキーニを合わせました。生食もできるズッキーニは、2~3分加熱するだけで美味しく食べられます。
ピーマン
ほろ苦いピーマンも、味噌のコクとマッチする具材です。あらかじめ炒めてから煮ると、ピーマンの苦みが出汁に出にくくなりますよ♪
ピーマンの緑と油揚げの色のコントラストが綺麗な味噌汁です。先にごま油でピーマンを焼きつけると、コクや旨みが加わります。
冬瓜
冬瓜は、出汁をたっぷり吸ったジューシーさと、煮込んだときの柔らかさが魅力です。淡白なので、旨みのある具材と合わせるとより美味しくなります。
油揚げの旨みを吸わせた柔らかな冬瓜がたまらない味噌汁です。出汁を加熱する前に冬瓜を加えてから煮るのがポイントですよ。
海藻類の具材
わかめ
わかめは味噌汁の具材として馴染み深いですよね。歯ごたえのよい塩蔵わかめや手軽な乾燥わかめなど、好みやシーンに合わせられる使い勝手のよさも魅力です。
あさりとわかめを合わせた、磯の香り豊かな味噌汁です。あさりとわかめを加えたら、弱火で5分ほど煮るのが旨みを引き出すコツですよ♪
春の味覚、たけのことわかめを合わせた、シンプルながら贅沢な味噌汁です。水煮のたけのこと乾燥わかめを活用すると手軽ですね。
あおさ
磯の香り豊かなあおさの味噌汁は贅沢な気分にしてくれます。あおさの旬は冬から早春ですが、乾燥あおさを活用すれば一年じゅう楽しめますよ。
口当たりのよい絹豆腐と香り豊かなあおさの味噌汁です。あおさは最後に加えてさっと加熱すると風味よく仕上がります。
めかぶ
めかぶはわかめの根本部分で、とろみと歯ごたえが特徴の食材です。味噌汁に加えると全体の口当たりをよくしてくれます。深い緑色も綺麗ですね。
絹豆腐とめかぶを合わせた、食欲のないときにも食べやすい味噌汁です。めかぶは火を止める直前に加え、加熱しすぎないようにしましょう。
きのこの具材
なめこ
なめこは旨みとトロっとした舌触りを楽しめる具材です。軽く洗ってから使いますが、洗いすぎるとぬめりや旨みが落ちてしまうので注意しましょう。
なめことえのき、ねぎでシンプルに仕上げた味噌汁です。全体に程よいとろみがついているので、食欲のない朝にも食べやすいですよ!
コクと食べ応えのある厚揚げをなめこと合わせた赤味噌の味噌汁です。すっきりした味わいの赤だしが、厚揚げのコクやなめこの旨みを引き立てます。
えのき
えのきは、他の具材と合わせやすい淡白な味やザクザクとした歯ごたえが魅力です。一年じゅう安価で手に入れやすいのも嬉しいですね!
淡白ななすとえのきをごま油で炒め、コクと香ばしさを加えた味噌汁です。油揚げや豆腐など、好みの具材をプラスしても美味しいですよ。
しめじ
しめじは、味噌汁に入れるとプリプリとした食感になる人気の具材です。香りも優しいので、きのこが苦手な人でも食べやすいですね。
しめじと絹豆腐を使ったシンプルな味噌汁です。しめじの香りが広がって風味豊かですよ。木綿豆腐にアレンジして食べ応えを出すのもおすすめです。
エリンギ
エリンギは、コリコリとした独特の歯ごたえが特徴の具材です。淡白な味で香りも優しいので、いろいろな具材に合わせやすいですね。
エリンギのコリコリ感やねぎの歯触りが心地よい食感の味噌汁です。先にねぎとエリンギをごま油で焼くと風味がよくなります。
舞茸
舞茸は、独特の豊かな香りと旨みが特徴の具材です。味噌汁に入れると香りと旨みが溶け出し、全体の風味をアップしてくれます。
あらかじめ具材をごま油で焼き、ねぎの甘みや舞茸の旨みを引き立てた味噌汁です。仕上げに七味唐辛子を振ると味がピリッと締まりますよ。
しいたけ
しいたけは、干したものから出汁が取れるほど旨みの多い具材です。味噌汁に入れると出汁を吸ってジューシーになり、独特の豊かな香りも楽しめます。
豚肉、しいたけ、にんじん、ニラが入った具沢山の味噌汁です。しいたけをたっぷり摂れるのが嬉しいですね!夜食にもおすすめです。
魚介の具材
しじみ
しじみを具材にすると味噌汁全体にエキスがたっぷり出て、癒される味になりますよね。赤味噌にも白味噌にも、合わせ味噌にも合う汎用性も魅力です。
しじみをたっぷり使ったシンプルな味噌汁です。沸騰後も5分ほど煮ると旨みをしっかり引き出せますよ。刻みねぎを散らすと色味や食感のアクセントになります。
しじみと相性抜群の赤味噌を使った味噌汁です。ツルンとした口当たりの豆腐も加えました。朝の体を目覚めさせるスターターにもぴったりです。
あさり
あさりはふっくらした身と旨みたっぷりの出汁、両方を楽しめるところが人気ですよね。魚介の具材の代表格で、味噌汁にごちそう感を出してくれます。
プリプリのあさりと口当たりのよい絹豆腐が美味しい、濃厚な旨みの味噌汁です。あさりは煮過ぎると固くなるので、口があくまで弱火で加熱しましょう。
磯の香り豊かなあさりと独特の香りの春菊を合わせ、大人の味に仕上げた味噌汁です。おもてなしの汁物にもおすすめですよ。
カニ
カニは甘みや旨みが豊かで、味噌汁がごちそうになる具材です。比較的安価なカニでも充分美味しい出汁が出ますよ。ねぎや生姜などもよく合います。
殻付き蟹を使った贅沢な味噌汁です。カニから出汁がしっかり出るので出汁のもとは要りません。脚の付け根を切り離すとより旨みを引き出せます。
鮭
鮭は味噌汁に旨みと食べ応えを出す具材です。合わせ味噌や白味噌はもちろん、乳製品などでクリーミーにアレンジした味噌汁にもよく合います。
牛乳を加えた味噌汁に、鮭と優しい甘みの白菜を合わせました。寒い時期に食べると心がほっとする、まろやかな味わいです。
サバ缶
サバ缶は骨まで食べられる柔らかさとボリューム感が魅力です。旨みが多く食べ応えがあるので、味噌汁をご飯がすすむおかずに変身させますよ。
サバ缶とにんじん、白菜を使った具沢山の味噌汁です。ゴロゴロとしたサバの身が存在感抜群!七味唐辛子などを振るのもおすすめです。
その他の具材
豆腐
豆腐はもっとも代表的といってよい具材でしょう。いろいろな具材と合わせやすいことや、柔らかで口当たりのよい食感が魅力です。
木綿豆腐とささがきごぼうを具材にした味噌汁です。豆腐は手で崩しながら加えると食感に変化が出ます。最後に山椒を振ると上品な風味が加わりますよ。
柔らかな木綿豆腐とシャキシャキの豆苗が美味しい味噌汁です。食感を活かすため、豆苗は最後に加えて沸騰しない程度に温めましょう。
厚揚げ
厚揚げは味噌汁にコクとボリューム感を出してくれる具材です。豆腐よりも少し食べ応えが欲しいときに活躍しますね!
甘みのある玉ねぎに厚揚げのコクが合う味噌汁です。厚揚げは1cm程度の幅に切ると、薄切りの玉ねぎと食感がよく馴染みますよ。
納豆
「納豆汁」という郷土料理もあるほど、味噌汁と納豆は意外に合うコンビです。味噌汁にとろみがついて食べやすくなり、納豆独特の匂いも優しくなりますよ。
根菜やしいたけなどを入れた具沢山の味噌汁に、叩いた納豆を加えました。叩き納豆は先に出汁に溶いてから加えると、味噌汁とよく馴染みます。
卵
安価で日持ちする卵も人気の具材です。かきたまや落とし卵などバリエーションも豊か♪卵を加えると味噌汁のボリューム感がアップしますよね。
ふんわり食感のかきたまとわかめの味噌汁です。卵をふんわりさせるには、出汁が沸騰したところに加え、固まるまで触らないのがポイントですよ。
具材を工夫してバリエーション豊かな味噌汁を作ろう!
味噌汁のおすすめ具材を分類ごとに紹介しました。食感など、それぞれの特徴を活かした調理方法を工夫するのが美味しく作るコツです。淡白な具材には旨みのある具材を合わせるなど、具材同士の相性も考えてみましょう。
合わせ味噌を赤味噌にするなど、ベースの味噌を変えるのも楽しいですね。味噌汁のバリエーションを増やして、ぜひ毎日の食事を充実させてください。